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今日の気になる言葉123

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#夫婦

「果物を食べない理由。」

を1位から順に「値段が高い」「日持ちしない」「皮むきが手間」「他の食べ物がある」と挙げた先月の「ワールドビジネスサテライト」。消費量が年々下がっているらしいが、賞味期限を管理しナイフを握ればいいじゃないか。私は毎朝、妻のために果物を切る(写真)。

毎年、“好き”が更新される。

つまり夫を年毎に好きになると、怒る夫の性格をカウンセリングで克服した犬山紙子氏(先日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。釣りは一生幸せにするが結婚は一週間などと皮肉られるが、年輪を重ね気心が通じる訳だから好きの度合いは本来は深まって当然だ。

『分かれ!』って言うのはやめよう
と、もっと妻に言葉で返そうと呼びかけた安東弘樹アナ(先日の『MOTIVE!!』)。放送媒体に登場する男性MCは職業柄、得てして“妻の意識に鈍感で口下手”な男性像を作り上げる。それこそ、やめよう。私は敏感とは言えないが「好き」と言うのに抵抗はない。

「これ使ったの私だっけ?」
モノを出しっ放しにする夫にはこう言えとナチュラルライフ研究家の佐光紀子氏(先日の『Blue Ocean』)。「直接的に言うと怒る」と言うが、これは夫婦の意思疎通を無視している。炊飯器のスイッチを入れ忘れたら「あれ、ご飯ないねぇ」って、漫才のネタか。

「たちのいいストーカー。」
とトミヤマユキコ氏は夫のオカモト"MOBY”タクヤ氏を表した(先日の『GOLD RUSH』)。「どこでもついてきて気づくと女子会にもいる」のが理由だが、私も12歳下の妻の専門学校同期の飲み会に行き、妻とお客様との女子会に顔を出す。夫婦に定型はない。

大丈夫。とりあえず何とかする
とコウ・ケンテツ氏の奥様(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。それはコウ氏が料理研究家の仕事が皆無でアルバイトの履歴書を書いていたとき。「女房の尻の下に敷かれる」と言うが、これこそ旧態依然の男女関係が生んだ言葉で女房は強くていい。

「4低。」 とは「低姿勢・低依存・低リスク・低燃費」を指し中村泰子・ブームプランニング社長が挙げた理想の夫の条件(先日の『日本経済新聞』朝刊)。女性に威張らず、家事・子育てを妻に依存せず、堅実な仕事をし、趣味などで浪費をしない。私はリスクがある自営業で失格。

ラブラブな話をする人少ない。
と結婚2年目の横澤夏子氏(先週の『田中みな実 あったかタイム』)。「結婚はいいもんじゃないよ」と言われると田中氏。私が関わったFM番組で「暮らしで大切なことは?」と訊かれ「妻」と答えた世界No.1バリスタ・粕谷哲氏が忘れられない。私もそう言うはず。

「夕飯何食べたい?」
と夫に訊いて「何でもいい」と言われた妻が食卓に(カレーに付く)ナンだけを出したという話を紹介した本日の「Blue Ocean」。他にも、「何」を夫の嫌いな料理に決めておく、料理が浮かばないならヤル気が出る言葉をもらう、など各夫婦の関係が面白かった。

「妻夫(さいふ)の会。」
を結成したことがあるとコシノジュンコ氏と大黒摩季氏(先日の『コシノジュンコ MASACA』)。集まって飲んでいたと言うが特別な行動は語らなかった。しかし私も「男女」や「夫婦」と書くのは抵抗がある。自分の文章で「男や女」と書く場合は「女や男」と書く。

「俺の飯まだなんだけど。」

という生後3か月の子供が嘔吐する状況での夫から妻への発言を紹介した小坂佳子「発言小町」編集長(今週の『SkyrocketCompany』)。「夫が邪魔に思えた」という怒りの声も示されたが、離婚件数の増加は不倫などより人間性の欠如にあると分かった。

「世の中の夫婦はみな変態。」

「普通の状態と違うこと」の意味での変態だがそう思う。「よくそれで一緒にいるね」と思う夫婦関係はよく聞くし「美人なのになぜこの男と」という夫婦も、その逆の関係もよく見るから。だが、世の夫婦関係は全てその夫婦にしか分からない固有の適合で成り立つのだ。

「彼が大好きだったから。」

と白血病で同い年の78歳の旦那様を失くされた女性は微笑みながら言った(先日の『街録』)。一時は生きる目標を見失ったが、残された趣味の絵画を「遺作展」で発表したらと勧められ「彼に相談しつつ」今は準備に忙しい。こんな言葉を最期に言われたら夫婦冥利だ。

「仕方ないがね。」 3か月後に結婚式を控えながら突如、全身円形脱毛症になった男性が悩みながら婚約者に相談した際の彼女の言葉だ(今週の『街録』)。農業を営む男性は、結婚後も苗木の接ぎ木ができないなどの問題が起きる度に、この言葉を返された。まず全て受け入れるという強さ。