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今日の気になる言葉123

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#エッセイ

「未婚のエリア。」
に属した男性の傾向「電子マネーを使わない/ノートPCやエアコンを買わない/温水洗浄便座なし/健診を受けない/仕事を家に持ち帰る/家電量販店に行かない」 (先日の『AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン』)は既婚の私に全て該当。AIにも苦手はある。

自分がこの世にいていいかどうか
を確かめに55歳で測量に出た伊能忠敬(先日の『yes!~明日への便り』)。母を失い父に裏切られ11歳で放浪に出た彼は僧に数学を習い、才を買われ17歳で伊能家の養子となり地元の明主となる。それでなお還暦前からの17年で日本地図を作り上げた魂に敬服。

学費いつ払う、給料日いつだ
留学生向け日本語学校の役員は教室でそれしか言わない (先日の『夢をつかみにきたけれど ルポ・外国人労働者150万人時代』)。おざなりな授業と借金を返すバイトで疲れて学校をやめ過労で病死・変死する留学生が増えても、アジア人の金をむさぼる残酷な国、日本。

「みんなちがって、みんないい。」
で有名な金子みすゞの詩を掲げ、滅亡を防ぐため同じ種でも別々の個性が必要と説いた佐治晴夫・美宙天文台台長(『サルース』8月号)。他者を気にするなら新しい自分づくりに力を注げと語る。仏陀の言葉にある「自灯明・法灯明」は自分を拠り所に周囲と調和する事。

「4低。」
とは「低姿勢・低依存・低リスク・低燃費」を指し中村泰子・ブームプランニング社長が挙げた理想の夫の条件(先日の『日本経済新聞』朝刊)。女性に威張らず、家事・子育てを妻に依存せず、堅実な仕事をし、趣味などで浪費をしない。私はリスクがある自営業で失格。

人間は生き物であり自然の一部。
と“左手のピアニスト”舘野泉氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。楽器を生き物のように扱う姿に中村桂子氏は「身の周りのモノを生き物的に見ていく」と形容。私は同じバンドを続けて使うと他のバンドが可哀そうな気がして毎日、平等に巻く。

ラブラブな話をする人少ない。 と結婚2年目の横澤夏子氏(先週の『田中みな実 あったかタイム』)。「結婚はいいもんじゃないよ」と言われると田中氏。私が関わったFM番組で「暮らしで大切なことは?」と訊かれ「妻」と答えた世界No.1バリスタ・粕谷哲氏が忘れられない。私もそう言うはず。

本気で多様性なんか考えていない。
と養老孟司氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「一元化に向かっているから逆に個性や多様性だのと言う」と語るが、だからと言って多様化を肯定はしない。もちろん商品は多様化しているが、生き方は寄らば大樹の傾向に戻り、考え方は保守に収斂しているように思う。

「村上春樹が唯一先生と呼んだ。」
その人は河合隼雄氏(昨日の『yes!~明日への便り』)。臨床心理学の普及に努めた氏は現代人に「何かをしなければと思い過ぎている」と言い「人間は一人ひとり個性が違うのだから自由に(自分の)物語を作っていい」と説いた。自分らしくを、自分が認める、か。

「死ぬんじゃねーぞ!!」
を出版した中川翔子氏が新学期早々の時期によく出演していた。「いじめてる方が100%悪い」のに「つらかったら逃げて」と言うのはおかしい、という主張に納得。先日の「MOTIVE!!」では少数意見を強制的に多数意見にさせる「同調圧力」が高いと安東アナ。