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今日の気になる言葉123

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#コミュニケーション

「生きづらさ。」

について土井裕泰監督は「周囲とうまく同調できない、思い描いたようには生きられない、そんな…

「そのとき小学生でした。」

「2009年に入社した」と言うと、こう返す人がいると田中みな実氏(先日の『あったかタイム』)。「苦手でしたが好きになった」と言われたとも。「ふかわさんの全盛期、知らないんです」とスタッフに言われたのは、ふかわりょう氏。余計な事を人はなぜ言うのか。

「やさしい人は幸せよ。」

電車で自分が席を譲った高齢の婦人が下車する際にこう言ったと「MOTIVE!!」のリスナー投稿。その前には「お嫌じゃなければ」と黒飴をくれたとか。心温まる情景が浮かぶが、電車内でのふとした交流は印象に残る。私は「昨夜は何を食べましたか」と訊かれた。

「知らない人は風景と一緒。」

社会学で言う一般的信頼(知らない人をどれだけ信頼できるか)という尺度が低い日本人をこう表した中野信子氏(先日の『News Sapiens』)。鴻上尚史氏は「知らない人に親切にしない日本人に驚く」外国人の姿を語る。自宅前で氏神様境内で挨拶が返らない。

「またぁ?」

同じ質問をされた際のこの一言に苦言を呈した(一社) 日本メンタルアップ支援機構の大野萌子代表理事(先日の『誰かに話したかったこと。』)。「この前も言ったけど」と続けるのではなく、そうなってしまった原因を自省すべきと。私もそのときの伝え方を検証する。

自己申告はあてにならない。

と森山至貴氏(先週の『ACROSS THE SKY』)。著書「あなたを閉じこめる『ずるい言葉』」によれば「私には偏見がない」と言う人ほど偏見に満ちた事例が多いとか。そもそも気にしているから主張する気がする。「あなたのためを思って言ってる」も似ている。

「大人の発達障害。」 について成人の認定者は約24万3千人と先日の「日本経済新聞」朝刊。小島慶子アナも「あさイチ」で軽度のADHDと告げた。対人関係が苦手、衝動的に行動しやすい、読み書きや計算が不得意な人は自身も含め日常にいる。仮に認定されても普通にしているしかない?

『分かれ!』って言うのはやめよう
と、もっと妻に言葉で返そうと呼びかけた安東弘樹アナ(先日の『MOTIVE!!』)。放送媒体に登場する男性MCは職業柄、得てして“妻の意識に鈍感で口下手”な男性像を作り上げる。それこそ、やめよう。私は敏感とは言えないが「好き」と言うのに抵抗はない。

「これ使ったの私だっけ?」
モノを出しっ放しにする夫にはこう言えとナチュラルライフ研究家の佐光紀子氏(先日の『Blue Ocean』)。「直接的に言うと怒る」と言うが、これは夫婦の意思疎通を無視している。炊飯器のスイッチを入れ忘れたら「あれ、ご飯ないねぇ」って、漫才のネタか。

「たちのいいストーカー。」
とトミヤマユキコ氏は夫のオカモト"MOBY”タクヤ氏を表した(先日の『GOLD RUSH』)。「どこでもついてきて気づくと女子会にもいる」のが理由だが、私も12歳下の妻の専門学校同期の飲み会に行き、妻とお客様との女子会に顔を出す。夫婦に定型はない。

エモーショナル・リテラシー。

とは「自分の感情を正しく表現して自分の意見を言い、相手の感情も理解すること」とブレイディみかこ氏(先日の『未来授業』)。英国では怒る、笑うなどの絵の表情を真似る演劇的手法を2歳児から実践。氏は日本人の生きづらさは、この点の未熟さが原因ではと問う。

個人向けのピンポイントラジオ。

が未来のラジオだとマンボウやしろ氏(先日の『SkyrocketCompany』)。AIのナビゲーターが「最近かけなかった、あの曲をかけるね」なんて。自分を誰より分かってくれる存在がAIになる日だ。それは人間を誰一人、信じられなくなる社会の到来か。

「残念。」

は「心残り、悔しい」という本来の意味が変化してきたと先日の「日本経済新聞」朝刊。「意欲が空回りする」意味で「残念コーデ」を挙げた。特にメールで使うと相手と比べて自らを正当化でき優位に立てる力をもつため失礼なので、私は相手の言葉や行為には使わない。

「妻の気持ちがわかる本。」 を書店で見つけ「またか」と思う。「怒られる前に知っておきたい」と副題が付くが「怒る」という妻の表現を避ける時点で既に妻に向き合っていない。この種の本に共通するのは、世の夫婦が全て同じ関係の下で生活している前提に立つ事で、何もかも絵空事に過ぎない。