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失敗はしても、あきらめなければ、失敗とは言わない。


この言葉、高校球児の経歴をもつという
20歳の青年の口から放たれました
(先日の『街録』)。

甲子園出場もある山口県立光高校の野球部主将を務めながら、
夏の大会を前に、何と練習中に利き腕を骨折し、
県予選は10番を背負ってベンチに。
結局、予選敗退した後の控室で、監督は彼に
こう言ったそうです。

「過去は変えられないけど。過去の持つ意味は変えられる」。

彼は、この言葉を胸に刻んで試練を耐え抜き、
2年後のいま口にしたのが冒頭の言葉でした。
不慮の骨折を、あえて失敗と呼ぶなら、
失敗をずっと引きずって後悔ばかりしているのではなく、
その失敗をあきらめずに取り返す心意気があれば、
失敗にはならない。

恐らくそんな考え方を彼は、先生の言葉から引き出し、
10代最後の2年間の経験に活かし続けたのでしょう。
先生の言葉も合わせて、私はそう感じ入りました。

失敗も過去の傷も、あきらめずに人生に活かし続ければ、
失敗にも傷にも、ならない。


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