見出し画像

「初めてzineを制作してみて」

実は制作することを迷っていた。

ぼくがzineをつくることで、本気で写真を撮っている人や編集している人を侮辱することに繋がるのではないだろうか。

本来zineというものは自分が扱っている商材や自分を売り出すために制作するもの。それをカメラは初心者、文章は人並み、編集は初挑戦のぼくが値段をつけて販売していいのだろうか。

やっぱり作ろう。

そう思えたのは行きつけのドーナツ屋さんでのこと。
やってみないと分からんやん!”
単純だけど、そう言われたことがきっかけ。
その一言が、とても悔しかった。

ぼくは本来、もっと慎重に考えたら?って言われるような性格。完璧主義者ではないし、最初から100点満点のものを作ろうとするタイプではない。それなのに、いつからか頭ばかり大きくなって、なかなか行動に移せないようになっていた。それに気づかせてくれたドーナツ屋には感謝しかない。

1st zineの自己評価は、

ご購読していただいた方が多くいる中で、恐縮ではあるが、今回のzineの自己評価としては30点くらいだ。それも何とかカタチにすることができたことに対しての30点。それでも大きな価値がある30点だと思う。挑戦しなければ0点なのだから。

少し話が変わるが、この前、父と2人でコーヒーを飲みに行ったとき「(ゴルフについて)今はまだまだ下手くそなんだけど、これから絶対上手くなれると思うんだよな。〇〇さんは上手いけど、いつか追いつけると思ってる。」と話していた。

“今はまだまだだけど、いつか必ず成し遂げられる自信がある。”

これは、親子二人三脚でラグビーをしていたころに植え付けられた価値観なのかもしれない。全然嬉しくないけれど、ぼくも同じ考えだ。というか、ぼくもそんなことをよく友人に話している。

もちろんzineについてもそう思っている。今はまだまだだけど、次はもっといいものができる自信がある。それ以降も成長できる自信がある。自信しかない。

競争じゃないけれど、

クリエイティブな分野は、誰かと競争するものではない。これは、十数年やってきたラグビーとは大きく異なる部分である。
ただ、過去の自分とはバチバチに競争したい。もちろん、楽しみながら。

昨日よりも今日、今日よりも明日、レベルアップすることができれば、去年の自分には圧倒的な差で勝ることができる。

それはどの分野にも共通していえること。
そして、その成長を可視化できるものがzineだと思っている。今後もkeepしていきたい。

こんな大人になりたい。

素直に今回、zineを制作してよかったと思う。それは多くの“つながり”を生み出せたからである。

zineを手渡しすることで何年も会っていなかった人と再会することができたり、zineをきっかけに素晴らしい出会いがあったりと、zineを通じてつながりを生み出すことができた。その中で、こんな人になりたいと思えるような大人や、もっと早くから出会っていればと思えるような同世代の人たちと出会うことができた。

ぼくも学生や若者の挑戦を応援できる大人でありたいし、同世代の挑戦を応援し、尊重できる人間でありたい。

今後について

あさってから社会人。とりあえずは大学時代過ごした街から1,000km以上離れた場所で生活することになる。色々大変だと思うけど、刺激に飢えていたから本当に楽しみ。自分らしく頑張ります。どうせ上手くいかないのだから。それでも、いつか上手くいくと信じて。

この記事が参加している募集

スキしてみて

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?