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缶チューハイに純アルコール量表示が!

こんにちは!ノルン鍼灸院管理栄養士,登録販売者のななむらです!

みなさんは、よくコンビニやスーパーで缶ビール・缶チューハイなど買いますか?自宅で過ごす時間が増えて、買うことが増えた方も多いのではないでしょうか。

私もときどき缶チューハイを買うことがあるのですが、いまさら気づいたことがあります…!何気なく缶に記載されている栄養成分表示を見てみたら、純アルコール量の文字が!

今まであまり気にしていなかったのですが一度気づくと、「元から記載されていたっけ?最近、記載されるようになったのかな?」と気になり始めてしまいました。

少し調べてみると以下のような記事がありましたので簡単に紹介します。

“適正飲酒の推進が世界的な流れの中で求められつつある。世界保健機関(WHO)で「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」が採択され、SDGs(持続可能な開発目標)の健康分野でも明記。日本でも3月にアルコール健康障害対策推進基本計画(第2期)が閣議決定され、この中でアルコール度数だけでなく、酒類の容器にアルコール量を表示することについて、速やかに検討するよう求めている。(後略)” (2021年7月2日)

出典:食品新聞

“キリンホールディングスは、国内で販売する酒類を対象にアルコールが含まれる分量をグラム単位でも表示し始めた。消費者が自分で計算しなくてもアルコール摂取量を簡単に把握でき、過度な飲酒を防ぐ効果が期待されている。(後略)” (2021年5月30日)
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210530-OYT1T50094/amp/&ved=2ahUKEwjiuv72n8f4AhXEfHAKHcvYAyoQFnoECDgQAQ&usg=AOvVaw0R_VYYjlMVkBilBXtcj9-7

出典:讀賣新聞

ということで、まあまあ最近になってから表示されてきたようですね。
キリングループ以外にも、アサヒビール、サッポロビール、サントリーグループなど他の国内大手企業もこの取り組みに対して前向きに検討・対応している様子。

消費者からしても、この取り組みはとてもありがたいのではないかなと思います。缶ビールや缶チューハイのアルコールに関する表示は今まで、度数(%)のみであることがほとんどでした。


みなさんが度数を見てまず思うのが、「私はお酒弱いから度数が低いものにしておこう」「私は酔いにくい体質だから度数高めでも大丈夫かな」など、自分の調子に合わせて選ぶための指標としての役割が大きかったのではないでしょうか?

酔いの先にある「健康」への影響を考えるには、度数(%)では分かりにくかったのではと思います。度数(%)を見ても含まれているアルコール量がどのくらいかなんてパッと出てこないですよね…。

純アルコール量を表示する対応が進むことで、一般消費者ひとりひとりがアルコールの摂取量を気にかけ、将来の健康について考える機会が増えていけば良いなと思います。

ちなみに自宅にあった缶チューハイの表示は、


と、アサヒビール製品で純アルコール量の記載があり、キリングループ製品では記載がありませんでした。今後、さらに多くの製品に純アルコール量の記載がされていくと良いですね!


最後に、適正飲酒量がどのくらいなのか説明しておきます!厚生労働省の示す指標では、節度ある適度な飲酒は「1日平均純アルコールで20g程度」の飲酒とされています。

ただし、少量の飲酒で顔が赤くなる人や、女性、高齢者では通常よりもアルコール代謝能力が低い可能性がありますので、これよりも飲酒量を減らした方が良い場合もあります。

もちろん個人差はありますが、純アルコール量20gを超えると健康リスクが高くなると考えられていますので、お酒に強いと思っている方でも20g程度を目安にしましょう。

缶ビールや缶チューハイを買ったときは純アルコール量を見て、適正飲酒量を守って楽しくお酒を飲みましょう!


参考文献:
e-ヘルスネット > 飲酒 > 賢く飲むためのコツ > 飲酒のガイドライン
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html

e-ヘルスネット > 飲酒 > 賢く飲むためのコツ > 飲酒とJカーブ
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-001.html

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