ラジオ版~秋の戻り鰹を味わいましょう!

ラジオ版~秋の戻り鰹を味わいましょう!

ノルン鍼灸院
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こんにちは!ノルン鍼灸院管理栄養士,登録販売者のななむらです!

9月も後半に入り、これからいよいよ本格的に秋を迎えられそうですね!

秋と言えば「食欲の秋」。

ということで今回は、旬の戻りカツオについて紹介していきたいと思います。



▼カツオの旬は2回ある?▼
実はカツオの旬は2回あるんです!

1度目は春。回遊魚であるカツオは南部から北上する4月から5月にかけて一度目のピークを迎えます。

この時期のカツオは「初鰹」と呼ばれます。

鮮やかな赤身で、味はあっさりとしているのが特徴です。

2度目は夏終わりから秋。北上したカツオが8~9月にかけて今度は南下を始めます。

この時期のカツオは「戻り鰹」と呼ばれます。

脂がたっぷりとのりはじめるため、もっちりとした食感が特徴です。


▼高たんぱく質で鉄分豊富▼
カツオは魚の中でも特に高たんぱく質な種類です。アミノ酸スコアも「100」と良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。

戻り鰹の100gあたりのたんぱく質量は「25.0g」です。

さらに、カツオには「ヘム鉄」が豊富に含まれています。

ヘム鉄は吸収率が良い上に、たんぱく質と一緒に摂取することでより吸収率が高まりますので貧血予防にもおすすめです。

また、鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンを作るために必要な材料です。

つまり、鉄分が不足するとヘモグロビンが十分に作られなくなってしまいます。

ヘモグロビンは全身へ酸素を運ぶ重要な役割を担っているため、不足すると身体への酸素供給が追い付かなくなってしまいます。

これは、特に筋トレなどのトレーニング時に気を付けたい問題です。

酸素不足は持久力の低下や筋力の低下、疲労感に繋がります。

たんぱく質と鉄分の両方が豊富なカツオは、運動やトレーニングをしている人にとっても、非常に優秀な魚です。



▼DHAやEPAも豊富▼
カツオには不飽和脂肪酸である「DHA」と「EPA」が豊富に含まれています。

動脈硬化や血栓を防いで血圧を下げたり、LDLコレステロールを減らしたりなど、生活習慣病の予防に役立ちます。

また、EPAには筋損傷や持久力の向上に役立つ可能性があるとの研究報告もあります。

そんな「DHA」と「EPA」ですが、実は初鰹と戻り鰹では量が異なるんです!

初鰹では100gあたり、
DHA:120mg
EPA:39mg
であるのに対して、

戻り鰹では100gあたり、
DHA:970mg
EPA:400mg
と、かなり大きな違いがあります!

戻り鰹には良質な油が豊富に含まれているんですね。



▼まとめ▼
今回は、戻り鰹の栄養面の魅力を紹介しました!

高たんぱく、鉄分が豊富であることに加えて、戻り鰹では良質な油も豊富に含んでいます。

DHAやEPAは熱に弱いため、お刺身として食べるのがおすすめです。

醤油、ポン酢、わさび、ニンニク、しょうがなどいろいろな薬味で戻り鰹を楽しみましょう!



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芸能人や日本代表のアスリートを鍼灸・栄養指導の両方からサポートし続けています。

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