前回の入院の話から、今回は手術当日の話です。

朝起きぬけに手術前の点滴を刺し、やがてベッドのまま運ばれ手術室へ。手術室で説明を受けつつ酸素吸入を口に当て、三回深呼吸の指示。麻酔で落ちる奴かな？と思いつつ深呼吸の後も意識ははっきりあって、医師の会話に相槌打ったりしてるうちに意識がとんでいました。

そして気付くとベッドで運ばれ病室にもどってきていました。

ぼんやりと意識が戻ると口が非常に乾いており、これがとても気持ち悪かったです。手術中は口から酸素吸入用のチューブを刺していたた口が開きっぱなしだった模様。すぐに水を飲みたかったのですが、手術後数時間は全身麻酔の関係で気持ち悪くなってしまうらしく飲水禁止とのこと。このとき、水分補給をこまめにしておくんだったと後悔しました。麻酔が抜けるまで5h、乾いた口に酸素吸入器を当て、しかし水は飲めず、なかなかの苦しみでした。

また意識が1時間くらいではっきりしてくると段々と足を中心に体に痛みが出てきました。思わずうめき声がこぼれてしまうレベル。ただすぐに痛みの半分くらいは同じ姿勢でい続けた腰等の痛みだと気づきました。指示がなかったのでてっきり姿勢を変えてはいけないのかと思ったいたら、寝返り等は自由だったようです。寝返りを数度打つと腰の痛みが大分落ち着き、足の痛みだけが残りました。

肝心の足の痛みは手術で切った傷の痛みと、ボルトを打った骨の鈍痛をズキズキと感じました。担当の先生がひょっこり顔を出して、プリントアウトした術後のレントゲン写真を見せてくれましたが痛みが酷く、笑顔を返したいのに引き攣ってしまいました。

夜中は痛み止めを貰いつつうたた寝を繰り返して夜が明けるのを待ちました。夜が明ける頃にはだいぶん楽になりました。

一時間だし足首だし、すぐ終わるのかななんて思っていたら想像よりずっときつく、やっぱり手術なんてするもんじゃないですね…。

その⑦退院前に続きます。