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「食べ歩くインド (北・東編)」(読了)

 予想以上に入り込んで最後まで読んでしまいました。著者の小林真樹さんが本当に丁寧に綿密に食べ歩いて書き上げた一冊です。インドの食に対するイメージがいい意味で覆りました。「食は広州にあり」ということをよく耳にしますが、食はインドにもしっかりありました。中華系の地ではホテルを「飯店」とか「酒店」と」表示しますが、インドではレストランもホテルも「HOTEL」と表示するところが多いようです。「食」の歴史がある大陸の不思議な共通点ではないかと思いました。それから、旅の本で食べものを扱う場合はやはり写真はカラーじゃないと・・・とずっと思っています。
この本は全てカラー写真で感心しました。本が売れないと嘆いている出版社で特に旅の本を出している出版社はこの本をヒントにすべきだと思いました。僕が持っているこの本は三年前に出た初版。もっともっと重版がかかっても可笑しくない素晴らしい本だと思います。この本はインドの北と東の食べ歩き。もう一冊南と西編があり、続けて読もうと思います。インド料理は好きだけどインドに行くのはちょっと・・・という方でも楽しめる一冊です。


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