ツイフェミは脳内から退出しました

半年とちょっと前まで、私の脳内には「えっちな女性はよくない」と喚き散らかすツイフェミ的思考が存在した。

その思考によると、「えっちな女性は女性の品位を下げている」という。
実際を見ずに、胸の大きくて布が少ない女性キャラやVtuberはよくない! となんでも取り下げていた。
今考えてみると、そうでもないのに文句を言って動画を取り下げさせた連盟と言っていることは変わらない。ほんと何言ってんだかって感じだが。

今年になってすぐくらいまで遡る。
私はその頃まで、「Vtuberは陰キャの風俗」と思っていた節がある。
特にこれという理由ははっきりないが、チラチラ見るファンの行動が、異質で怖かった時期がある。なんなら、センシティブ絵タグなるものが存在しているのが理解できなかった。
「Vtuberのえっちな絵がたくさん置いてあるなんて、そんなの犯罪の温床では?」
と脳内で喚き散らしていた。
しかし、彼女らを知っていくうちに考えが変わっていく。

私はそれ以前からVtuberを推していた友人から、ある配信を薦められた。そこでは、女性と男性がコスメについて語り合っていた。
「なんだ、Vtuberってこんなこともするんだ」
と安心した。変に売り出すこともなく、自分らしさがあった。
そして、男性がメイクの話をしている……しかも、肌をキレイに見せるなんてレベルじゃない。ZEESEA×大英博物館 アリス・ドリームランドシリーズアイシャドウパレットの青を紹介していた。

どう見たって、普段のメイク用に使うには相当の技術がいる。舞台メイクぐらいだったら、これは最適かもしれないが。
え。それを男性が話すの? と驚きを隠せなかった。
それからというもの、記憶がぶっ飛んで今に至る。そのレベルで無意識にVtuberを掘っていた。
その掘っている最中に、とある女性Vtuberを知った。

彼女のママ(キャラクターデザインをした人)はエロ漫画家だった。そのためか、おっぱいが大きいし、腰もゆったりしている。ある程度誇張の入った「ボン・キュ・ボン」な体型。
服もミニスカメイドで、「童貞を殺すセーター」なる名称で話題になった服のような位置に穴が開いている。
未だにこれは、へそだしよりけしからんと思うのは私だけだろうか。
そこは置いておいて。
彼女が過去の性事情を赤裸々に話している切り抜き動画を見た。
そこでは、彼女はこの体になりたくてなったという。
どんな話も大丈夫。この体でやっていけるとオーディション時に言ったらしい。その流れから自分の過去について話していた。
そこで、私は目が覚めていった。やらされていないのならば、まあいいかと。
そこに続くように彼女の3Dお披露目があった。彼女は楽しそうだった。歌う時ぴょんぴょん飛び跳ねていてかわいい。
何が「えっちでけしからんから良くない!」だ。こんなに楽しそうに活動している人の権利を奪うのはダメだろ。

すぐさま、私は脳内から思考を退出させた。
今も名残としてえっちな人は少し抵抗あるけれど、やりたくてやっている人に文句を言っても相手の生きる場所を狭めるだけで私にそんなに得はない。
みんな、行きたいように生きようぜ。

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