見出し画像

アカデミー賞授賞式を横目に【映画日記】

2024年3月11日

アカデミー賞受賞式の速報をチェックしながら。

前哨戦でも強かった『オッペンハイマー』の作品賞ほか、順当に決まりそうな気もするけれど、大番狂わせがあってほしいような、そうでないような。

今年は全部門の予想をせずに観戦。ここ数年、前哨戦ほか各映画賞のデータを取って、近年の傾向や社会情勢も(一応)ふまえ、自分の評価や好き嫌いを挟むことなく、ひたすら当てることを目的とした予想をしてきた。

当てたからといってご褒美も何もないのだけれど、読みが当たるとやっぱり気持ちがいい。

が、良し悪しや好き嫌いを度外視したはずなのに、予想が当たった映画は自分の中で高評価になってしまうし、その逆もあるし、「予想は遊び」とはいえ距離感が難しい。

ココまでの発表で日本映画の嬉しい受賞のニュース。
宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を、そして山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞。おめでとうございます。

ここからはここ数日の映画日記です。
『タイムリミット』(2003年)

デンゼル・ワシントン演じる警察署長が不倫相手が絡む事件に巻き込まれるというサスペンス。昔土曜日の午後にたまたまつけていたTVでやってる映画のようなB級感が漂う。

デンゼル演じる署長が自分にかかる疑いを振り払おうと悪戦苦闘。後ろめたいことも充分にある署長はけっこう姑息なこともやっちゃうし、署長といってもフロリダの小島にある署員が4人しかいないところでチョイチョイ勝手に署を抜け出すし、終盤はほぼアロハだし、というツッコミどころも満載。

が、けして緩くはない。テンポよく話は展開し100分少々の短尺で終了。好き。

そのほか、先日書いたポーランドドラマ『泥の沼』のダヴィド・オグロドニク主演の『脱走王ナイムロ』(2021年)も面白かった。実在の人物というものの、それがどうでもよくなるほどの脚色、演出に酔う。

一方、一時期SNSで絶賛されていた『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年)はガッカリ。
エクソシストものは本家(?)のほかいくつか見たけれど、本作に新しい解釈があるわけでもなく、むしろエンタメに振り切った映像が見どころなのかなと。

ん!主演女優賞をエマ・ストーン(スイマセン、アカデミー賞授賞式チェック中です) 残すは作品賞。いかん、集中できん。

来年はやっぱり全部門予想しようかな。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?