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ぼっち在宅介護 一周回って、めっちゃ面白くなったヘルパーさん

大雨のあと、気温がぐんぐんあがってきて、ちょっとしんどい気候になってきました。

昨日の夕方、雨上がりに40分だけ、草を引きました。トウガラシを植えようと準備をしては、いろいろあって植えられず。植えに行くと雑草がゴンゴン伸びていて、、、
植えたところと、植えてないところがわからなくなって、耕運機を入れる訳にもいかなくなり…結局、手で探ってから…という。。。



さて、疲れ果てた翌朝は寝坊が最近の定番になってて。
今朝は、4度寝直してしまい、ヘルパーさん到着5分前に起き出した始末です。


今日も、来てくださったのは、以前、褒めちぎり過ぎて苦手なヘルパーさん。

最近、キャラが変わりました!
いや、隠していたキャラを大全開してくださったみたいです!


実は、農家のお嫁さんらしいのですが。
ウチの10倍の田んぼを持つ大農家さんだそうでして、草刈りやら田植えやら、大変らしいそうです。ご本人曰く、農作業から逃げるために、日曜日のシフトを入れてもらってるそうです(笑)


最初は、とにかく、私を褒めちぎってはりまして、全く持って彼女との会話が楽しくなかったのです。

で、会話が弾まないとわかると、、、
いろいろ用意をしてきてくださって…

ここ最近の女性誌スキャンダルネタとか…
街中の暮らしが恋しくないですか?とか…

一生懸命に私に話題を振ってくださるんですけど…
私にしたら、あまりどうでもいいことばかりで…ふんふん答えていたんですね。


ある時、前日に草刈りをしていたかなんかで、体がバキバキやった日に、寝坊したんだと思います。

「すいませ〜ん、草刈りして、バテてました〜。歳には勝てないですねぇ」
と話すと、

「え?娘さんが草刈りやりはるんですか?押すヤツじゃなくて、振り回す方?」

「今回は、振り回す方ですね。そりゃ、草刈りしますよ、私だってやりますよ。」

「え〜!街中にいらしたのにできるんですか?」

「いや、今の家が街中なだけで、草刈りくらいしますよ」

「私なんか、押すヤツですよ。私、振り回せませんもん。角にきたらね、アレ、方向転換が難しいんです。主人が来るまで待ってるんです」

方向転換しにくいスパイダー


「ええ?ご主人を待ってるんですか?」

「はい、あれ、主人、イライラしてると思いますわぁ!鈍臭いやっちゃ思て。でも、待つんです、私。ずーっと待つんです。」

「めっちゃ可愛がられてますねぇ」

「かわいくなんかないですよ!もうね、あんなんね、草刈りとかしたくないんです。農業はみんな機械がするからって嫁にきたら、動かすの人間なんですよ!」

と堰を切ったように、農家嫁の愚痴がワワワ〜っと出てきたんです(爆笑)


その昔流行った、ドラマ大奥に出てくる「美味しゅうございますぅ〜」トリオだった久保田磨希さんぽくて…
面白く立板に水状態で、愚痴ってくださって、もう、笑いが止まらなくなりまして。

「田植えなんかね、機械四隅を走れないやないですか?するとね、お義父さんが、『この辺薄いなぁ』いうんですよ。『薄いなぁですよ?』いっそのこと『ここ、もうちょい植えて』って言うてくれたらね、やりますよ!
けど『薄いなぁ』ですよ。
やりたくないんやからやらないじゃないですか?主人に聞いたらやらんでええ言うし。
でも、ずっとお義父さんいうんです。『この辺薄いなぁ』って、何べんも言うんです。
あんまり言われたら、嫁やしねぇ、手植えせなあかんなるでしょ?そしたら、渋々しますやん?そしたら、主人が『そんなとこ機械入らんから植えんでいいいうたやろ!』いうんです。
でも、お義父さんは『薄い』いうし、、、どう思います?」


田んぼの角で草刈機と待つ彼女

農作業のたびに止まる彼女

見つけるたびに走ってくるご主人

田んぼの四隅で舅に絡まれる彼女

四隅を渋々手植えする彼女

文句を言いにくるご主人


もう、想像するだけで笑えるし、彼女のトークがもう落語みたいに上手いんですよ。まったくつまらず、かまず、流暢に。ホンマに久保田さんみたいで…

もう、ケアしながら、笑いが止まらない私です。

もうおかしくておかしくて、

「最高です!次からそれで😂」
と言ったら、

「何がです?」


😂😂😂 😂😂😂 😂😂😂



話が面白いと話すと…

「こんなんがええんですか?え?いくらでも話せます!ホンマに愚痴りますよ。聞いてくださいよぉ、ホンマに🥺」


それからと言うもの、ウチの父のケアに彼女が入ってくれるのがお互いに楽しみになりました。

めっちゃwinwinです。


私の寝坊する日は、かなりの確率で彼女です。
わざとではありません。
たまたまなんですけど。
失敗した〜と思ってたら、大爆笑に巻き込んでくれて…気分が晴れます。

いつもありがとう😊

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