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後頭神経痛編 (結構痛いんです、これが)

さて、そろそろ不健康シリーズのタイトルも溜まってきました。
どんだけ不健康だよ、と思われ始めてるかもしれませんね。笑
そんなことにもめげずに、今回も「不健康リスト」から1つお届けします。

いつもの頭痛のつもりが


2023年10月のことです。
近年、肩こりや首こりがひどく、時々それが頭痛を引き起こします。
痛いのはいつも右側で、後頭部というか耳の後ろというか。
たいていは、危ない予兆を感じた際に体操をしたり、肩がこるような作業や、右手を酷使するような動作(仕事柄マウスを右手にてクリックしがちなもので)を一旦やめるようにして悪化を回避しています。

痛みの種類でいうと、ズキンズキンというよりは、後頭部の髪の毛を誰かに引っ張られているようなギューっとした痛みが不定期に、という感じ。
いつもは体操などで回避できるのですが、今回は手遅れだったのかなんなのか、いつもより痛みが強めでした。

カロナールのような痛み止めを飲めば1日から2日でやり過ごせるはずだったんですが、今回は薬も効いたり効かなかったり。
たまたまタイミング良く、肩のメンテナンスとして整骨院を予約していたので、どうも頭痛があるので肩より首というか、その痛い周辺をマッサージしてもらうことにしました。
あとで思えばこれが致命傷となったようで。

その後、数日経過しても痛みは増すばかりで、日常生活にも支障をきたすほど。
痛みは、ずっと痛いというわけではなく、不定期にきて顔をしかめるほど。
寝ている間も髪の毛を束で後ろに定期的に引っ張られている感じなので、もちろん痛みで眠れず、昼寝をしようにも体勢がいい位置でないとうたた寝すらもできません。
週末をはさんでいたのもあり、4日程経過したところで、もう我慢できず近所にある頭痛外来を予約してみました。

頭痛外来を初受診


以前から近くに頭痛の病院があるな、とは思っていたのですが、まさか自分が行くことになるとは。
夜中に痛みと格闘しながら長い長いWEB問診を入力し、たまたま当日が空いていたのでそのまま予約。

頭痛外来では、まず頭痛の原因が脳の疾患ではないという診断のためにMRIを撮りました。
脳波の測定など、頭痛の種類や傾向も測定するという本格的なもの。
MRIですからそれなりに金額はかかったんですけど、頭痛で悩んでいる人はこういう専門病院にかかると原因がはっきりしていいなと思いました。

実際、娘が高校生くらいからかなりの片頭痛持ちなので、後日行かせてみたところ、気圧頭痛のなかなか重症なものと判明し、適切な投薬で前よりも寝込む日が減り、行かせてよかったなと思いましたし。
娘も「あんなに私の頭痛のこと瞬時に理解してくれる人がいるんだ!」と喜んでいました。
確かに内科で頭が痛いと言っても深掘りはしてくれないですもんね。

結果は、「後頭神経痛」


診断の結果は、脳波には問題なく、自律神経も安定しており、脳にも血流の悪い場所や血腫もなく。
首の骨はややストレートネックぎみかな、とのこと。
となると、痛みの場所や種類、肩こりや首こりのひどさ、から、
総合的に「後頭神経痛」という診断でした。

後頭部に走っている神経で、肩こり首こりが悪化すると神経が圧迫されて耳の後ろを通っている三叉神経の方へと痛みが走るという。
まさに私の痛いゾーン。

この場合は、数秒抑える程度にとどめて揉んだり触ったりしないほうがいいそうなんです。
そう、私は真っ先にマッサージをしてしまっていました。
それもプロに全力を首に注いでいただき、の鬼強マッサージ。
自ら悪化させる方法をとってしまっていたことに遅ればせながら気づきましたね。
残念ながらこんなはずじゃなかったパート1です。(2もあります笑)

処方された薬が合わなかった


三叉神経の方へ走る痛みには、抗てんかん薬が効果があり、良くなると思うということで処方されました。
この薬はてんかんの治療薬としても知られている薬ですが、あなたはてんかんというわけではないですからね、という説明も併せてされましたね。

薬をもらって飲んだ、これがのちに続く不運の始まりなんです。
こんなはずじゃなかったパート2です。

自宅へ帰り、やっと効く薬がもらえたことで安心して飲み、眠りについたものの、痛みが全く引かないんです。
夜中も痛くて目覚めてしまう。
即効性がないのであれば、痛み止めも併用したくて翌朝薬局へ電話してみたところ、併用しても大丈夫とのことだったので、朝からカロナールを飲み、やっと緩和を感じて1日を過ごしました。

ところが、緩和されたのはそんな気がしていただけで、痛み止めが切れると相変わらず痛みはあり、何よりなぜか手のひらがやたらと腫れている感じがして、全体がかゆい。
なになに?このかゆみは何なんだ??
そのかゆみは手のひらだけでなく、その後は全身に。
特に頭皮や首回り、手が全体的にかゆいん「気がする」んです。
ずっとかゆいわけでもなく、気が付くとまたかゆい、という感じ。
夜中も痛みで起き、ひどいかゆみと腫れの違和感で起き、全然寝られませんでした。

もしやこれって抗てんかん薬の薬疹なのか?とよぎりました。

新たに飲んでいるのはこの薬だけ。
これを飲んでからかゆくなくなった。
寝ている際はわりと我慢できないかゆさだった。

翌朝また薬局に電話し、アレルギー性鼻炎でもらっているビラノアという薬も飲んで大丈夫かを確認し、OKをもらいました。

なぜその薬かというと、以前に皮膚科で、あせもによるかゆみがひどいと相談するとアレルギーの薬あるならそれでもいいですよ、と言われたことがあったからです。
持っていたビラノアという薬を飲むとウソのようにかゆくなくなったのです。
いったいなんだったんだろう、というよりは、絶対抗てんかん薬が原因だ、という確信に変わりましたね。

初めての薬疹


夜は念のため抗てんかん薬を飲まずに、翌日頭痛外来を再受診。
どのように出たかを写真を見せたりして説明し、おそらく薬疹だろうとの診断。
先生からは「薬をやめればすぐよくなりますから安心してください」と言われ、全く違う漢方などを処方され帰宅しました。

この抗てんかん薬自体が、どうやら副作用の出やすい薬らしく、それもあって私は最小量の処方。
それでも薬疹につながるなんて、全くついてない話です。

アレルギー性鼻炎もちょっとあったので、ビラノアを飲み続けていたせいか、この日はかゆみは気にならない程度でした。
漢方などの次の薬は、とてもよく効いてくれて、頭痛は去っていきました。
さんざんな目にあったな、と色んな意味で安堵しました。

思いがけなく見つかった、隠れ貧血


たまたま血液検査をしていたので、結果を聞きに後日再診しました。
腸内環境改善推しの病院だったのもあり、ほかの原因がないかどうかのための血液検査です。

検査結果は、腸内の善玉菌の数が少なく、悪玉菌の数が多く、悪玉優勢の腸、とのことでした。
便秘だ下痢だと忙しい私の腸らしい結果。

「それよりなにより、ここを見てください!」
と先生が言うので、結果用紙を見ると、
貧血気味の人も頭痛が多い場合があるため検査内容にあった、″フェリチン値″が、私は極端に低いと言われました。
平均100前後あるという数値は、私の数値は、
″測定不能″
測定不能とは4.9以下ということらしく、
「これでは色々大変だったでしょう」
と言われました。

そもそも、初耳であった″フェリチン″とは何ぞや?状態です。
有無を言わさず、
「これでは日常生活にかなり支障がでているはず!」
と、鉄剤とビタミンを処方されました。
とはいえ、困っていることも自覚症状もないんですけどね。不思議です。

帰宅後調べてみると、フェリチンが低い人は「隠れ貧血」と呼ばれているらしく、通常の血液検査では掘り下げることがないもの。
通常の血液検査で、″貧血ではない″結果なのに改善しないという人はたいていこれが低いという。

もしかしたら年齢的に更年期とかも関係してるのかもしれないですよね。
って、ほんと更年期だとしたらどんだけ不調をくれるんだよ、まったく、って感じです。

実際、私の通常の血液検査の結果は、貧血の数値は標準のギリギリ下のライン。
いつも貧血″ぎみ″という結果でした。
朝起きるのがつらいのもこのせいなのかも、とフェリチン不足の不調の項目があまりにあてはまっていくため、若干理由がわかった気がしてうれしくもありましたね。

思いがけなく隠れ貧血が発覚し、病院ではヘム鉄のサプリを勧められました。
ただ、頭痛外来はこれにて終了。
貧血を掘り下げるには頭痛外来ではなく別の病院じゃないとダメってことですかね、これ。
とりあえずドラッグストアでサプリを買って飲んでみようかな、という感じで受診を終えました。

頭痛の完治からの、その後


頭痛的には良くなりましたが、病院では、
「ぶりかえしやすいタイプの頭痛なので、油断しないように体操などもしてくださいね」
とのことでした。
確かに、慢性的に肩こりや首こりではまたいつなってもおかしくないですからね。
肩こり首こりは侮るなかれ。
ゆっくり効果のあるという肩こり緩和の漢方の処方と、ストレートネック用の体操や、食生活について指導を受けて終了しました。

この後頭神経痛は、ペインクリニックで診てもらうこともあるそうで、何科にかかるのが正解なのか未だにちょっと自信がないのですが、私はこの頭痛外来で原因もわかったので、よしとしています。
神経痛なのでもしや頭痛じゃないのか?など、掘り下げだしたらきりがないんですけどね。

ただ、これで頭痛外来は終了したのですが、この「薬疹」がやっかいなことになりまして。
後日つづりますが、終わりの見えない慢性蕁麻疹へと移行してしまいました。。。
あぁ、あの時あの薬さえ飲まなければ、と毎日思いますが、なってしまったものはしょうがない。
それはまたの機会に。


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