もしもボックスを頭の片隅に…
阪神大震災をリアルに経験しました。
その際に得たことをマインドセット(心がけ)の観点からまとめます。
具体的な対策や施策は各自治体や有識者の方々におまかせし、いちばん伝えにくいマインドセットを書くことで、少しでも多くの人が前もって救われたらありがたい。
※マインドセットのみに注視できるよう最低限の文章です。理由や背景が知りたい方はコメントくだされば返信いたします。
災害情報は他人事で見る
流れてくる情報はすべて他人事(ひとごと)として見てください。
情報を見て自分事になって感情が動いてもすぐに他人事に戻ってください。
他人事として災害情報を見れれば情報の真偽を見分けることができます。
人の言うことを信じない
情報は時間とともに変化するので、人の言うことは信じてはいけません。
また変化するものに真偽の判断は必要ありません。
誰が、どこで、なにを言っていたか?の記録を取り続けてください。
人情を捨てる
自分を捨てて人を助けることは美しくもなんともありません。
人を助ける前に自分がまず助かることを考えてください。
自分が助かってからはじめてまわりの人に目を向けてください。
なんとしても3日間生き残る
どんな規模の災害が起きても3日生きれば状況がわかってきます。
どんな状況でも自分がまず3日生きれるだけの準備をしてください。
4日目以降のことはなんとかなります。
自分を最大限に律する
訓練とは全く違う状況の世界があなたを包み込みます。
その世界では自分の考えが甘かったら死につながります。
自己史上最大級に自分を律してください。でないと生き残れません。
もしもボックスを頭の片隅に
3日生き残るのに必要だと思われることを10個書き出してください。
その全てに、もし〇〇になったら、△△しよう。そうでなかったら■■しようを考えて付け加えてください。
書いたメモして肌身離さず持っておいてください。
3日間生き残れたら
世界が以前とは変わっている可能性が高いです。
ひとつひとつ自分の目で確認したことを信じて、信じれることを増やして、世界の復興に力を使ってください。
私は大震災で大切な人をなくしてしまいました。
前もって準備していた情報もなんの役に立ちませんでした。
マインドセットが足りなかったからです。
どんなに周到に準備しても「準備していてよかったね」とならないです。なったとしたらそれはたまたま運がよかっただけ。
準備したことを確実に実行するために必要な「マインドセット(こころがけ)」を持つよう、すべてのみなさまにお勧めします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?