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テレビの変な所

Netflix、UNEXT、アマプラ…

 最近、というよりだいぶ前からオンデマンドのストリーミング配信が浸透してきてると思う。僕は何にも入ってないが、好きなものを好きなだけ観たい人にとっては食べ放題よりも簡単に元を取れるのだろう。

テレビ局も参入

 数年前、民法公式無料配信サイト(確かこんな謳い文句)『TVer』が始まった。最初にCMを見なきゃいけないし、1週間分しか観れないし、ものによっては配信すらされないけど、まぁしょうがない。ただでエンタメを享受するならそれくらいは負担しなくては。ただこの後、個人的に「?」なことになる。

そこは分裂かい

 その後は順番が曖昧だが確か、テレビ朝日の『TERASA』を皮切りに、日テレの『hulu』、フジテレビの『FOD』など有料オンデマンド配信については各社がそれぞれ独自にサービスを開始した。
僕はここがよく分からない。
観たい番組の局が違えばそれぞれのサービスに加入しなくてはならない。これはテレビ好きには経済的にかなりの痛手な上、チャンネルを変えれば直ぐに観られていたテレビのフットワークの軽さが失われているように感じる。

戦国時代

 エンタメの多様化によってシェアを失っているテレビが、継続的に収益を上げるためにこういったサービスを開始したのは時流を考えれば左程不思議ではない。しかし、前述の理由、その他諸々の要因でシェアが減っているのに今更各局で囲い込んでどうするのか。というのが僕の「?」なことである。視聴率がおよそ10%だとすれば、一人勝ちでシェア100%だとしても、日本の約120万人程度のキャパシティでしかない。まるで島国なのに領地拡大を目指す戦国時代のようだ。


元々、ドラマをあまり観ずバラエティか歌番組が主だった僕個人としては、面白い番組はどの局にもあるし、面白いなら局なんて関係ないと考えている。それは、ドラマ好きの人にも言えるだろう。

そう考えると、民放各局はサービスを一つのプラットフォームに集約し収益は、地上波放送分は等分し衛星放送・オリジナル番組は制作局のみへといった、言わば定額制『TVer』のようなサービスのほうがいいのではないかと思う。

何か問題でも?

個人的には前段のようなサービス形態の方が、テレビ局・視聴者双方に利点があるように思えるのだが、そうしないのには何か法的な問題でもあるのだろうか?もしも無いのであれば、そういった面においては各局共々協力してもらいたいものである。

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