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文学フリマの構想

「文学フリマ(文フリ)で本を出そう!」
と思っているけど、具体的な事は何も決めてない。

というか何を決めれば良いのかもよくわかってない。だから今日は少しだけ具体的に考えてみる。

1.文章量

まずは文章量。
文フリは「何ページ以上書きなさい」とか指定はないので、自分でボリュームが決められる。

私は、一般的な文庫本サイズの本が出したいので、目安の文字数は次のようになった。

・サイズ:A6(文庫本サイズ)
・総文字数:10万文字程度
・ページ数:200ページ前後
・1ページあたりの文字数:600文字(40字×15行)
・タイトル数:20程度
・タイトルあたりの文字数:5000文字

10万文字と言うと途方もない文字数に思えるけど、「5000文字の記事を20個書く!」
と考えると頭がスッキリする。

人によっては、好きな作家さんや好きな本の文字数を数えたりするみたいだ。

私も2冊程数えたけど、タイトルや改行によって生じる余白を考えるとザックリした数字になってしまった。でも「大体これくらいじゃんね」と思える範囲ではあったので、一旦は上記の数字を目安に制作していく。

2.テーマ

一番大事なのは、テーマだ。
私が参考にしている2冊は、ちゃんと「まえがき」や「プロローグ」の段階でテーマを発表していた。

「この本は〇〇をまとめたものです」
「この本では〇〇や〇〇の話していきます」

というような一文を、最初に決めておいた方がよさそうだ。

私の場合は「生き方」とか「働き方」、「自分探し」とか「居場所づくり」がテーマになりそうだなぁとボンヤリ思ったけど、まだ簡潔な一文にはできていない。

読者にとって、知名度がない私は、得体の知れない人間。

「色々書いてあります!全部力作です!」と言われても怖いと思う。ある程度テーマに沿って書いて「こういう事に興味があるならこちらの本をぜひ!」と言えるようにしたい。

3.スケジュール

前提として、私はスケジュール管理が苦手だ。
計画性が皆無で、行き当たりばったりが好きなタイプ。

だから「夏ごろ本が出せたらいいな」「毎日noteを書いて、いい感じのをリライトしたら、3ヶ月後くらいには本が完成してるんじゃないのん」とだけ考えていたんだけど、さすがにルーズすぎるかもしれない。

私1人の本なら別にいいけど、
本の中に取材が必要な部分があって、取材協力者に「企画が流れた」と報告するのは忍びない。

(1)出店日

まずは、いつ出店するのかだ。

文学フリマは、九州〜北海道までの全国8箇所で、
年合計9回開催されている。

私の漠然としたイメージ「夏ごろ」に照準を合わせると、9月の大阪か北海道に行く事になりそうだ。

2024/9/8(日) 文学フリマ大阪12
2024/9/22(日) 文学フリマ札幌9

え、心細…。
なんとなく東京開催に参加できるつもりでいたから、ちょっと不安になる。交通の不安もあるし、移動宿泊費の不安もあるな。でも次の東京開催を待つと12月になってしまうので、悩ましいところだ。

文学フリマの出店の受付は
開催の約2-3ヶ月前に締め切られる。

大阪/札幌会場は、共に6月25日までだ。

ん、日付で言われると意外とすぐだな。
今から2ヶ月以内に出店するのかしないのか決めないといけない。そのタイミングでは、おそらく本はできていないだろうから「完成見込」の段階で申し込む事になりそうだ。

(2)編集日程

心配になってきたから、編集日程を組んでいく。

【4月(開催五ヶ月前)】←now
・文学フリマの情報収集
・noteを更新(=素材となる文章づくり)

【5月(開催四ヶ月前)】
・noteを更新(=素材となる文章づくり)
・第一章(=取材部分以外)が完成
・第二章の準備(=取材を依頼)

【6月(開催三ヶ月前)】
・第二章の取材→編集
・第二章(=取材部分)が完成
・6月25日までに出店申込
・Webカタログの入稿(※申込後すぐ〜開催日まで編集可能らしい)

【7月(開催二ヶ月前)】
・原稿内容の校正
・表紙のデザイン
・印刷所に入稿できる形に編集
※同人誌印刷所での印刷にかかる時間は、通常2週間から1ヶ月程度らしい。大型連休や長期休暇、印刷所の繁忙期は〆切が早まることもあるとのこと。
7月中には入稿できる状態になっていたい。

【8月(開催一ヶ月前)】
・印刷→完成
・宣伝
・取材協力者に本の配布&お礼

【9月(開催月)】
・机のレイアウト考える
・チラシ※/卓上ポスター&ポップづくり
・文学フリマ(大阪or札幌)

※認知度が低いサークルは、本の概要や価格、ブース番号、サークル名等々を書いた「チラシ」を配布すると良いらしい。200-300枚印刷する。100人に1人くらいはチラシ経由で購入に至るらしい。

4.印刷部数

「本を出すぞ!」とだけ考えていたけど、
印刷費用や旅費宿泊費の存在を失念していた。

私はまったくリッチじゃない。貯金もない。
印刷費用は給料からサッとまかなえる程度の額なのだろうか。

それを知るには、まず印刷部数を決める必要がある。

印刷部数は出店ジャンルにもよるけど
初参加の場合30-50部が目安になっているらしい。

私は相互に購入し合うような作家友だちもいないし、集客が期待できるほどSNSを活用できていないので、当日興味を持ってくれた人に購入してもらう事になる。

となると、40部印刷すれば十分かも知れない。

・販売用:30部
・見本誌:2部(見本誌コーナー&ブース前)
・献本:3-5部(取材協力者にお礼として)


現地で捌けなかった分はBOOTHなどで通販しよう。

5.予算

印刷費用は、1冊あたり600-800円くらいかかりそう。40部なので2万4000円-3万2000円か。

出店料は長机半分/ブース滞在1人の5800円。プラス交通費/宿泊費が2万円くらいかかるとして…

文フリ参加には5-6万円くらいかかると思っていれば良さそうだ。

以下は参考-------------------------------------------

印刷料金は、印刷方法、印刷部数、入稿時期などによって変わります。
参考価格としては、2万円〜10万円ほどあれば、大抵の印刷所で印刷が可能です。
(ページ数や部数、仕様にもよります)

文学フリマ公式サイトより引用

文庫本サイズでスタンダードな印刷セットで注文をさせてもらったが、平均するとおおよそ1冊あたり784円の印刷代がかかった。

文学フリマとお金の話(静霧一さんのnoteより引用)

・新刊印刷代②(A6判/214ページ/20部/『ちょ古っ都製本工房』10営業日コース)
 →11640円+振込手数料440円

「文学フリマ東京37を振り返って③(最終回)」より引用

おわりに

今日はだいぶ考えた。
頭がボーっとしてきたから、今日は寝て、また明日考えよう。割とがんばらなきゃな事がわかって良かった。大丈夫、この「がんばらなきゃ」はできる時の危機感だから。ちゃんとこなせるはず。

2024/04/20_12

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