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わたしの心に響いた言葉たち#68 一つ一つ受け入れながら


挑戦っていうのは、
ただ挑戦するだけでなく、
色々な気持ちとの戦いだったり、
自分という戦いというのは、
ほんと目に見えないものだらけで、
そういうものを一つ一つ受け入れながら
やってきた長い道のりだった

            平野歩夢


2022年2月11日
北京オリンピック2022でスノーボード、ハーフパイプ平野歩夢選手が見事金メダルを取りました。

ちょっと文が長くなってしまいましたが、このインタビューを通じて、最後メンタル面について書いたので興味がある方は最後までご覧ください。


演技直後の金メダルが確定した後の直後のインタビューまとめ

「いや〜、まだ実感があんまりないんですけど、ようやく小さい頃の夢が一つ叶ったなっていう。

ここを取らずには終われないなっていうところを今日はずっとやってきたことが全て出て、ここで出し切れて、

あと兄弟で出場出来て、そこで自分が勝てたっていうのは、まぁ、あの〜お互いにとってのすごい良かったと思うし、自分自身の気持ちとしてもここでやりたかったことを全て、最後の最後で出し切れて、

自分の納得いく滑りが少しでもみんなに届いたんじゃないかなっていう。何か刺激になってもらえれば、もうそれ以上はないかなと思います。


スノーボードメダリスト合同記者会見

Q:(海外記者の質問だったので内容が分かりませんでした。すいません。)

A:えっと、そうですね。まあこれまでが凄い長い自分の中でのチャレンジを4年間通してずっとやってきたんですけど

今日の決勝、3本目が終わって自分のイメージしてた滑りを出し切れて、ほんとこの4年間全ての時間を含めて、今日チャレンジが成功したなっていうのと

あと4歳からスノーボードをしてて、
4歳からずっと夢にしてた大きい舞台の優勝というのは、ほんと色んな人がいて、色んな家族だったり身近な人、そしてサポートしてくれている人がいての、今この場に立ててることが、今日夢が一つ叶ったことを周りの人や見てくれている人たちに伝わってほしいっていう気持ち。

あと、やっぱり弟の海祝(カイシュウ)が兄弟で揃って出場したいなとは思っていたので、海祝にとっても大きな経験になったと思うし、お互いプッシュし合えた中で、すごい2人にとってはいい思い出になったんじゃないかなと思っています。


Q:金メダルの滑りですけど、ご自身で点数をつけるとしたら何点かというところと、あと年齢的にはまだまだオリンピック出られると思いますが、気が早いんですけどこれからどんな王者ロードを歩んでいきたいか教えてください。

A:え〜と、今日の自分の滑りは、練習の中でも、練習を含めても一番いい滑りを最後の最後で出せたっていうのは、点数でいうと、何点なんたろうなぁ。
まあ、とにかく練習以上のものは出せたっていうことは、今の自分のパフォーマンスでのMAXを出せたということだと思うので、そこはすごく納得していますね。

今後は今終わったばかりで、これからどうしていくかっていう事を考えずらいし、想像しずらいんですけど
まずはゆっくり落ち着いてこれからも自分だけのチャレンジっていうものを追っていけたらなと思ってますし。
それがどういう道のりになっていくのかってことは、自分自身と向き合いながら考えていきたいですね。

Q:ショーン・ホワイトのことについては

A:ショーンはやっぱりいつも自分の中のチャレンジを僕に見せてくれる存在で。

それがやっぱり今回も同じく、彼の中では大きいチャレンジをこの場でしてたんじゃないかなっていうふうに改めて感動もしましたし、やっぱ彼がやろうとしていることっていうのは背中を押される、すごい刺激的なことなので。

ほんと僕に出来ないすごいことを平気でやっているなと。そこはリスペクトを送りたいですね。

Q:去年オリンピックスケートボードでも出場しました。いま改めてスケートボードがプラスになったということはありますでしょうか?

A:ほんとに挑戦っていうのは、
ただ挑戦するだけでなく、
色々な気持ちとの戦いだったり、
自分という戦いというのは、
ほんと目に見えないものだらけで、
そういうものを一つ一つ受け入れながら
やってきた長い道のりだった
ので。

そういったスノーボードとかけ離れた
違う経験というものは必ず自分の精神的な
ものだったり、気持ちだったり、
メンタル的な部分にかなり影響したのかな
っていうのは思ってて。


なので今回も大きいチャレンジだったし、
やっぱそこでの経験というのは
すごく大きな自信にもなってたっていう
この四年すべて通して、
過去の自分よりもかなり自分を強くしてくれたなっていう経験になりました



15歳から日本代表として、ソチ、平昌、そして今回の北京と3大会連続でオリンピックに出場している平野歩夢選手。

ソチ、平昌オリンピックの時は素晴らしいパフォーマンスを見せながらも惜しくも銀メダルでした。

『ここを取らずには終われない』と言葉にあったように3度目のこの北京オリンピックで見事金メダルを獲得することができました。

日本、世界のスノーボード界をずっと牽引し続けてきた平野選手ですが、スケートボードにチャレンジして東京オリンピック2020にも出場しました。

そのことについては

『挑戦っていうのは、
ただ挑戦するだけでなく、
色々な気持ちとの戦いだったり、
自分という戦いというのは、
ほんと目に見えないものだらけで、
そういうものを一つ一つ受け入れながら
やってきた長い道のりだった

スノーボードとかけ離れた
違う経験というものは必ず自分の精神的な
ものだったり、気持ちだったり、
メンタル的な部分にかなり影響した』

技術面ももちろんですが、精神面の成長がかなり大きかったようです。

『一つ一つ受け入れながら
やってきた長い道のりだった』

と平野選手がいうように

マインドフルネスでも心を整えるにあたって
『受け入れる』というのがあります。

心の中では
『出来る』だけが正解ではなく、
『出来ない』もどちらも正解です

出来る自分も受け入れる
出来ない自分も受け入れる

そこから何を思うのか
何を気付くことができるのか

出来る自分に自意識過剰になることもなく
出来ないことに落ち込みすぎることなく
どんな時にもブレない
常に平常心でいられる心というのが大事かなと思います。

それが備わっているのが平野選手の強さだなと思いました。

平野歩夢選手おめでとうございます!

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