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阪急うめだ本店の移動販売事業のフランチャイズ

2024年3月3日付の日経速報ニュースによると、

阪急うめだ本店は、移動販売事業を展開。郊外で人気菓子などを販売する。
2026年度には、移動販売事業をフランチャイズ化して、全国展開する予定。

とのことです。

移動販売事業の最大の成功要因は、出店立地における購買ニーズに合致するかどうかになります。

・オフィス街であれば、ランチ需要
 →お弁当、コーヒー、、
・観光地であれば、食べ歩き需要
 →クレープ、たこ焼き、、
・スーパーマーケット・商店街であれば、単品おやつ需要
 →メロンパン、コロッケ、、
などなど。

今回の阪急うめだ本店の移動販売事業では、販売商品に合わせて出店場所の開拓をする必要がありますね。

同事業では、カルビー・江崎グリコの商品から、とらやのようかんまで約70種類の菓子を販売しているみたいですが、これらの商品を購入する人がいるのはどこなのか?

今のところは、福祉施設、病院、ホテル、大学などを市場に設定しているようです。

また売上高は、
売上高=顧客数×顧客単価 で決まりますが、

移動販売事業の場合は、
多い顧客数×低い顧客単価 が安定的な売上高に繋がると言われています。

顧客の少ない場所での出店の場合は、同じ移動販売車が日替わりで出店場所を変えるなど、見込み顧客数を増やすことも大事ですね。

本部=阪急うめだ本店にとっては、出店場所の開拓がフランチャイズチェーンとしての成功のカギになるかも知れません。

と、一般論では、上記シナリオが移動販売事業の定石なのですが、、、

一方で、”大手百貨店”のお菓子需要というのはあります。
お土産やお招きに使われるネームバリューですね。

またネームバリューを活かし、移動販売車を受注拠点として位置付けて、お中元やお歳暮の申し込み窓口にするなど、、、

従来の移動販売事業とは違う基軸で、新しい展開がみられるのか。

阪急うめだ本店の2026年度からのフランチャイズ展開に注目です!

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