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【課金の闇】口座残高600円。

【お金は、自由の土台である】
 

 こんにちは。アザラシです。今回は、スマホゲームの課金の話です。人生が辛いという人に響くと良いなと思って書きます。

 さて、何を隠そう、私はスマホゲームの課金の中毒でした。マジで、スマホゲームの課金だけは辞めろということを言うために、この記事を書きます。ちょっと小説っぽいかも。

【コツコツ更新するというのは何だったのか?】



 コツコツと更新するとか言ったくせに、前回の記事の更新から、随分と間が空いてしまいました。間が空いてしまったのは、パソコンの修理を依頼していたので、記事を書こうという気分にならなかったからです。パソコンは、記事が書きやすくていいですね。

 最近は、簿記3級を取得しました。すでに、簿記2級の取得に向けて勉強していて、なるべく早く取得しようとしています。なので、記事はマイペースで書きます。

 さて、今日は、かつてアザラシの口座残高が600円になった話をします。アザラシにとっては、人生の転機でした。そこまで長くはないので、軽い気持ちで読めると思います。序盤→中盤→終盤の順で、簡潔に書きます。

【序盤:口座残高が600円になった話】


 2020年、東京。普通の大学生2年生がいた。その大学生は、特に熱意のある目標もなく、ただ漫然と、塾のアルバイトをしていた。それまで、レストラン、カフェなどの肉体労働を経て、実に様々な苦労をしてきたので、塾のバイトは精神的に楽なものだった。ある日、唐突に、コロナウイルスがやってきた。

 その大学生は、お金に関する知識を全く持ち合わせていなかった。稼いだ給料を、衣服、鞄、スマホゲームの課金などに使い、収入と支出のバランスを把握することもなく、ただ、「何故か月末は苦しい」という生活をしていた。クレジットカードは複数枚所持、普通預金口座は2つで、当然、いくら使い、月末にいくら口座に残さないといけないのか、計算をしていなかった。

 「お金に頓着がない自分は、他の人とは違うのだ。お金よりも大事なことは、世の中に多くある。」そう思っていた。

【中盤:口座残高が600円になった話】


 プレイしていたスマホゲームは「コード:ドラゴンブラッド」という、中国のテンセント(Tencent)という有名な企業が作ったゲームだった。ランキング形式で、キャラの強さに応じて、順位が変動する。サークルというものがあって、チャットで会話することができ、友達のいない大学生には、「人と関わりたい」という欲求はそこで満たされた。

 幸か、不幸か、サークルの会長になってしまい、自分は弱かったが、メンバーが非常に強かったので、サークル戦(チーム戦)にて、連勝に連勝を重ね、サーバーでは有名サークルに。会長だったので、必要とされることが多く、更に承認欲求が刺激された。課金をしたら、その分だけ、メンバーの役に立ち、自分のランキングも上がって、良いことだらけ。完全に、スマホゲームの課金に中毒となった。

 友達がいなかったので、交際費に出費がかさむことはないが、ゲームの課金は度が過ぎたものだった。具体的には、月に5万円以上。何も残らない、ただのデータに、自分の命を使って稼いだ給料の90%を使い、その日の生活費に苦悩する。

 人間は「お金」がないと、精神状態は悪くなる。だから、お金持ちの子供は、性格、顔、頭が良いのだろう。お金は自由の土台だからだ。

 「次は、この鞄を買いたいな。ずっと使うような鞄が欲しい。」

 次の消費をどうしようかと、更に消費をするために、バイトで嫌な思いをしながら、もっと自分の時間を切り売りする。「お金」「時間」「友達」がない大学生の精神状態が、良い筈もなく。

【終盤:口座残高が600円になった話】


 ある日、スーパーで、好きな山賊焼き弁当を買いに行った。スーパーの入口付近で、自分の普通預金口座の残額を確認した。

 600円。

ん? どういうことだ?見間違いか?先月いくら使った?

 明細を見ると、クレジットカードの引き落としが「12万円」。使途不明。恐らく、スマホゲームの課金が原因だろう。

「衝撃」だった。身内の訃報を知った時とは違う、身体の内側から来る「衝撃」だった。

 キッカケは、この、本当に些細な、小さな「衝撃」だった。
その場で、長考する。

 自分の人生を振り返って、自分は今まで何をしてきた?

 自分には何か誇るべきものがあるだろうか?

このまま、何にも情熱を向けることなく「人生は退屈だったな」と、死の瞬間も後悔に後悔を重ねるのか?

大学生になって、何か変わると思っていた。サークルにも入って、ギターも練習した。中国語の勉強も始めた。アルバイトも頑張った。だけど、どうだ。

将来が不安。就職が不安。現状に満足していない。不機嫌。無関心。怠惰。恋人がいる訳でもなく、友達がいる訳でもなく。家族にも優しくない。

好きなことはあったけど、人生を楽しいと思うことが難しくなっていた。

冷静に、自分の口座残高を見た時に、自分は「変わる必要がある」と思った。理由は、言葉では説明しにくい。ずっと、心の中で、「自分は、どうして、いつも不機嫌なのだろうか、このままで、良いのだろうか」と感じていたのだろうと思う。

人生が変わる本に出会った訳ではない。人生が変わる人に出会った訳ではない。人生が変わる旅行をした訳ではない。

ただ、強烈に「変わらなきゃ」と思った。

【特別なことは、何も要らない】


  以上が、アザラシの「スマホゲームの課金で、口座残高が600円になった話。」でした。

 「人生は、壮大な暇潰しである。」

 その通りだと思います。でも、どうせなら、楽しくて、前向きで、不安がなくて、お金が多くある方が良いと、私は思いました。貴方は、そう思いますか?どうでしょうか。

 私は、読者に「お金の勉強をしろ」とか「時間を無駄にするな」とか、啓発っぽいことを言うつもりはないです。辛いときはあるし、無理に動こうとしなくて良いと思います。ただ、人生は1度しかないので、やりたいことをやるべきだと思います。

 世の中には「【自分のやりたいこと】だと思っていたことが、【本当は、心の底では、やりたくないと思っていたこと】だった」というケースって、多いと思います。というか、そういうものです。最初は、無理矢理、洗脳みたいに、「これが好き」「あれが好き」と、嘘でもそう思ってから、本当に好きになることって、そこそこあると思います。

 ただ、人間は往々にして、自分のことを良く分かっていないので、自分の感情を過信しないことが大事だと思います。

 今日は、気分転換にこの記事を書きましたが、書いて良かったです。自分の感じていたことを整理できました。


 記事に共感して下さったのなら誰でも、noteやTwitterにて、コメントを待っています。では、またコツコツと更新します。


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