ガジェット系YouTubeを伸ばすための「映像」について考える

こんちょわすー。shotaどぇすー。

先日投稿した「彼女のダメ出し備忘録」がTwitterでそこそこ反応があったので、その後の気づきというか「その後調べたことと感じたことのまとめ」として本noteに書き残しておこうと思います。

必要なカットについて


伸びてる動画と伸びてない動画を見比べていて、一つ気づいたことがある。それが「カット数」。

伸びている動画のほとんどは、紹介している製品や内容に関するBロールが多い。

例えばiPhone 15 Pro MAXの紹介動画で「めちゃくちゃ軽くなってる」旨の説明をするとする。この時に「軽さ」を想像させるカットがたくさん使われていた。

持った状態で上下に振ったり、新旧を両手で持って重さ比べをしたり、スケールで重さを図ったり、使っているシーンを何カットも入れたり、などなど。

言葉だけでなく、イメージさせるシーンを何個も入れていた。

おしゃれさよりも「連想」のしやすさ


しかも、そのカットはおしゃれである必要はなかった。

まるでCMにでも使われるかのような高級感のある映像の方が良い、のは良いけど、普段使っているスマホで何気なく撮ったシーンを使っている動画でも問題なく伸びていた。

10万回ほど再生される勢いのある動画でも、カットシーンはおしゃれでもなんでもなく、ただ話している内容に沿ったシーンだった。

動画の良し悪しはさておき、伸ばすために必要な「継続率」とか「再生数」は、話している内容を補う、それらを連想させるシーンの多さに比例するのかもしれない。

20分の動画で約200以上


伸びてる動画にどのくらいのカット数が使われているんだろう?と、気になった彼女が、伸びている動画のカット数をカウントしていた。

伸びている動画のカット数は、20分程度の尺で約200以上のカットが使われていた。7つの見出しに切り出すと、1項目に約30カット以上ということになる。

もちろん全てがBロールというわけではない。1つのBロールを何カットかに分けて使ったり、Bロール行ってメイン行ってまたBロールいって、みたいな感じでカットわけをしていた。

少しでも関連するカットは入れる


映像の関連性は必須。ただ、その適合度合いは100%じゃなくても良さそうだった。

先ほどの「iPhone 15 Pro MAXの軽さ」のカットで、手に持って使ってるシーン、なんかは、文字や喋りを合わせれば「軽さ」の説明として成立するけど、それだけを見た時に100%表現できているか?といえばそんなことはない。

手に持っていることで軽さは連想させるけど、文字なし喋りなし、ではiPhoneを手に持って使ってる。としか見えない。

でもそれがあるおかげで、継続して動画を見るための「飽き」を減らせるし、連想ゲームの手助けには大いに貢献する。

iPhoneを手に持ったり、軽さ、を表現するために少しでも多くの情報を映像で見せることができれば、話の補完としては十分機能するかもしれない。

さすがに突然フライパンで卵焼きを作ってる映像を差し込む。とかは意味がわからないけど。

一つの映像を使い回す


そんな大量のカット作れないし撮れないよ…と思っていたが、伸びてる動画を見ると、一度使ったカットをさらに1〜2回ほど使い回していた。

高頻度で同じ動画を使い回している人もいたけど、その人は映像が良い。というよりも話の補完をしていたのみで、チャンネルとして伸びてるか、といえばそんなことはなかったし、特段コメントが活発かと言われれば、そこもそんなことはなかった。

ただ、1〜2回の使い回しに控えてた人たちは映像のクオリティが高い場合が多かったし、コメントも活発なように見えた。

長尺動画の1カットの時間


そのカット数をどうやって割り振るのか、みたいなのを気にしてみた時に、伸びてる動画は結構頻繁にカット割をしていた。

テレビの映像テクニックとして1カットの秒数は短めに、というものがある。僕がみた記事では1カット3秒程度。長くても5〜6秒くらい。が理想的らしい。

を、前提に伸びてる動画を見ると、わりとこのテクニックを使っている動画が多かった。

気になる人は下記を見ると良いかも。

+α で映像のクオリティとエンタメ要素


上記を踏まえることで最低限「続けてみても良いな」の水準まで持って来れる。ここから先の要素で登録者やコメントをくれる人、のつき方が変わる。

僕がいくつかみたガジェット系のYouTuberは、基本的に映像が綺麗だったり、エンタメ要素がふんだんに盛り込まれていたりした。

一方で伸びているけどそこまで登録者やコメントに貢献できてない動画は、上記要素を含んでいなかった。

僕らだ慣れ親しんでしまった「テレビ」や「映画」が、すでに高い水準で、毎日のように浴びるほどのコンテンツ消費に貢献してくれてしまっているので、自分のYouTube動画もその水準まで持っていく必要がある。でないと見られない。皆、目が肥えてしまっているから。

その最低ラインに行くためのカット数で、その水準を超えるために必要なのが映像のクオリティとエンタメ要素というわけ。みたいだった。

映像のクオリティは機材への課金で補う


iPhoneで撮った映像でも、伸びるっちゃ伸びる。実際僕の動画はiPhoneで撮ってるし、HIKAKINだってiPhoneだ。

でも、ことガジェットに至っては、そもそも敷居の高い「購入」の手助けをする必要があるので、綺麗とか、使ってみたい!、などの購買意欲をそそらなければならない。

そのために必要な要素が、シーンだったり、音だったりするわけで。その水準を高くするためには機材が必要。

でも水準を上げるための機材投資は、並大抵の金額ではない。僕が今後購入する予定の機材だけでも100万円は余裕で超える。

なので最初は工夫でどうにかしつつ、動画が伸びて資金が増えてきたら少しずつ買い足していく予定。

エンタメ要素は、チャンネルにあったものにする


自分のチャンネルにもエンタメ要素を入れるんだけど、どんなんができるのか謎だからとりあえずで調べてみて思ったエンタメ要素をリスト化しておく。

・自虐ネタ
・ブラックジョーク
・下ネタ
・うまい喋り
・アホさ
・演出
・流行りのネタ
・動物を入れる

と言った感じ。正直エンタメの道を歩いて来なかったからマジで分からん。リストアップしてみたけど、それ自分でやってみて、ができない。

ただ、今の僕のチャンネルに取り入れている「猫」は、比較的取り入れやすいエンタメ要素な気がした。おかげさまでコメントにも「猫かわいい!」ってよくコメントが来る。

最近のガジェット系で伸びてる動画は、だいたいこのエンタメの要素が濃い。クオリティの高い映像で、かつ笑いの要素もある。見終わった時の満足度も高いし、気づけば商品も購入している。これを自分の動画で作り出すことができれば良いんだけど…



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