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とある森の隠れ家に住むwasabiといいます。 ここに来たのも、何かのご縁かも。 良か…

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とある森の隠れ家に住むwasabiといいます。 ここに来たのも、何かのご縁かも。 良かったら覗いていってね。 お手柔らかに。

最近の記事

冬のピザまん。

高校生の頃、部活帰りによくLAWSONに行っていた。 寒くなればなるほど、よく行った。 私はいつも肉まんかコロッケを食べていたけれど 友達はいつもピザまんだった。 ピザまんという食べ物が今まで身近になかったもので なんでそんな変わったものを食べているのだろうと思っていたけれど 友達の「たべてみる?」の一言が私をピザまんの沼に引き込んだ。 一口食べてみるとチーズがぴよんと伸びて トマトソースの風味が口の中に広がって 想像していた以上においしくて それ以降私もそろってピザま

    • 珈琲と本と休日。

      珈琲を飲みながら本を読む時間がすごく好きだ。 珈琲とチョコレートの挟まったラング・ド・シャをお供に ただひたすら本を読む時間ほど充実感を感じる時はないと思うほどに。 私としては本を一回で読み切りたいから その1,2時間の集中を保つのに 珈琲やお菓子を用意するはとても大切なこと。 なくても読めないことはないけど あった方がいいことは言うまでもない。 一冊を読みきるには時間の余裕も必要だし 心の余裕も必要だから 朝起きて素敵な休日が訪れていたら チャンスだよね! 皆さ

      • 大切な人がこの世を去る時、去った時。

        大切な誰かがこの世を去ってしまうとわかった時、 私はいつも冷静だった。 取り乱したり泣いたりはしなかった。 しかしそれは、告げられた言葉の辞書的な意味しか 理解できなかったからだと思う。 心臓が止まり、動かない体や冷たい肌に触れて初めて、 それまでに感じる事の出来なかった現実や感覚を感じることになる。 まるで津波が襲ってくるかのように。 そして次の日には大きな波は落ち着き、 その後数日間は、まるで波が打ち引きするように 泣いたり落ち着いたりを繰り返す。

        • 本屋さんと私の世界。

          本屋さんが好きだ。 私は、毎月何度も本屋さんに行く。 本を買う予定がなくとも、目的の本がなくとも。 あそこは、数多の世界への扉が集まっている場所だと 私は思う。 簡単にいろんな世界に手が届く場所。 手に入れられる場所。 ファンタジーやフィクションだけに限った話ではなく、 旅行記やガイドブックに限った話でもない。 すべてのジャンルの、すべての本の、 すべての本屋さんのこと。 本を選ぶことは、新しい場所を探すこと。 新しい人、考え、世界に出会うこと。 目

        冬のピザまん。

          秋が近づいて。

          空の色が薄く、高くなってくると夏が帰る支度をしていると感じる。 まだ昼間は暑いけれど、夕方は涼しくなりはじめたみたい。 どことなく風の匂いも秋っぽくなってきたような そんな気がしているのは私だけ? 暑さがなくなるのはとてもいいことなのだけれど、 九月の間は蚊が活発になるのが少し嫌かな。 最近の蚊もさすがに日本の夏の暑さには勝てないようで、 涼しい木陰に息をひそめて秋を待ってる。 噛んだところが痒くなったり腫れないのなら 私の血液くらいいくらでもあげるのに。

          秋が近づいて。

          糸と人生の布。

          私は刺繍の一つかもしれない。 誰かの人生が一本の糸ならば、 私はその人達が誰かと織りなす布のうちの 小さな小さな刺繍の一つ。 中島みゆきさんの名曲、糸。 私はこの曲を聞いてこう思ったの。 一本の糸が、沢山の繊維を紡績してできているように 誰かが一枚の人生を織っているうちに ほつれたり、絡まったりして飛び出した短い繊維が 誰かの布に施される刺繍のための糸になっているのかもって。 それが案外良くて、横の糸に使う糸として選ぶようになる。 自分の人生を織りながら

          糸と人生の布。

          名前。

          皆さんは自分の名前が好きですか? 私は正直なところ、あまり好きではなかったの。 小学校の授業の一環として 自分の名前や出生した日について調べて 発表するような授業があったが、 友達の名前がうらやましくて仕方なかった。 カッコよくて、かわいくて、素敵な名前を持っていて 本当にうらやましかった。 けれど、あれからずいぶん経った今、 私は自分の名前をすごく気に入っている。 気に入っているというか、すごく好き。 無限にある名前と漢字の組み合わせの中で この名前

          名前。

          片付けをしなければいけない話。

          生きている中で苦手なことTOP3に入る あの苦手なこと。 そう それは片付けである。 めっちゃ苦手。ほんとに苦手。 小さいころから何度言われてきただろう。 片付けなさい。 プリント、本、向きを揃えて重ねるだけでいいから。 そうしたらちょっとはすっきりするから、と。 私は散らかす天才だと思う。 短所というよりかは長所にしたいくらい。 片づけをしてから一週間くらいで 前の散らかった状態にできる自信があるくらい。 服はたたんで棚にしまうのが苦手だから 九

          片付けをしなければいけない話。

          不思議な夢。

          昨日の夢は、とても不思議だった。 私と女の子と男の子と河童の男の子が、四人で飛び込みをして遊んでいた。 歳はおそらく十歳から十二歳。 ちゃんと認識はできなかったけれど、私たちの保護者もいた気がする。 河童の子がいる事に、そうゆう世界線の夢であることに驚いたけれど、 私たちはとても仲良さげだった。 私たちは、緑の覆い茂った山の中で 一人ずつ深い滝壺にダイブしていた。 それはそれは深くて、碧い碧い滝壺だった。 飛び込んだ先はただひたすら碧が広がって、 その透明

          不思議な夢。

          七夕と幼心。

          私もまだ小さかったころ、 毎年、友達たちと七夕祭りにいってた。 お寺の境内で仏様のお話をきいて、 みんなでゲームをして、 屋台で遊んで、短冊をかいて、花火をした。 少し早くから部活動を始めた私にとっては この七夕まつりは数少ない夏の思い出の一つ。 七夕の日には、晴れていたら天の川が見える。 その天の川で1年に一度、 織姫と彦星はロマンチックに再会するのだと信じて 首が痛くなるくらい空を見上げていたのも懐かしい。 みんなも信じてたよね? しかし、運が悪か

          七夕と幼心。

          初夏は何処に、いつの間に。

          知らなかった。 みんな知ってた?? 私が梅雨に飽きてきて 蛙の合唱に文句を言っている間に 初夏は過ぎ去ってしまったらしい。 暦上では現在の5月から6月が初夏らしく、 夏の季節をもっと細かーく細かく見ていくと 夏の中には初夏、仲夏、晩夏があるのだけれど 今はちょうど仲夏も終わりごろだそうな。 せっかく久しぶりのnoteに 初夏のご挨拶を載せようと思っていたのにね。 梅雨もまだ終わってないというのに 初夏がいないなんてちょっとショックだったけれど 気にせ

          初夏は何処に、いつの間に。

          梅雨。

          梅雨の期間ってどのくらいだろうか。 私はてっきり一、二週間くらいだと思ってた。 実際には40日前後だそうな。意外と長いのね。 皆さんは、雨、好きですか? 私は、家に籠れる日のみ、限定で雨が好き。 土砂降りで雷が鳴ってくれたらなお良き。 時間を忘れて、 本を読んで、 雨と雷の音に耳を傾けて。 本来ならば、梅雨って この楽しみの為にあるんじゃないかって思うくらい。 でもそんな風に過ごせる一日なんてほとんどないよね。 大抵は、 小型扇風機をカバンにいれて

          梅雨。

          五分前に作られた私。

          変な題名って思ったでしょう。 初めまして、wasabiです。 とりあえず今日は読んでみて。 世界五分前仮説を知ってる? 私という存在、私の中にある記憶さえ、 この世にあるものすべてが、 たった五分前に作られたという仮説。 私が数日間、noteに何を書けばいいかと悩んでいたということも、私の中にある記憶は、wasabiという人間の設定にすぎない。 まるで小さな女の子がおままごとを始めるその時と同じように、私たちは作られたのかもしれない。 もし、小さな女の子が私

          五分前に作られた私。