からくさ

高校教諭を休職して青年海外協力隊でケニアに派遣予定。 お酒とゲームが趣味。思ったことを…

からくさ

高校教諭を休職して青年海外協力隊でケニアに派遣予定。 お酒とゲームが趣味。思ったことを何となく綴る、役に立たない系の物書き。

最近の記事

鍵のない暮らし

4月1日はとても天気が良い月曜日で、そんな中自分が一歩も外に出ずベッドに転がっているのは実に不思議な気持ちだった。 高校教師になって8年。 4月は毎年超絶繁忙期で、GWぐらいまで大体記憶がない。 そんな私が、何も仕事をしていない。 ニートは天気に行動を左右されるようだ。 天気が悪ければ一歩も外に出ず、そんな自分に嫌気がさす。 忙殺されて自分が何のために生きているのかもわからなくなるのは嫌いだが、社会と関わる感覚は、どうやら自己肯定感につながっていたらしい。 初めて「仕事が欲

    • 風に立つライオンになりたい

      今日で3月も終わり。 残り2週間で今いる部屋を引き払うので、本格的に物を減らしている。 本棚もテレビも人に譲った。部屋の中にいる自分の視線が、ずいぶん低くなった。 私には荷物を預けられるような実家がないので、本当に大切なものを親友に預かってもらい、それ以外はもう処分だ。 先週ぐらいは断捨離ハイみたいな感じで、もうめちゃくちゃミニマリストでも生きていけるんだぜ、みたいな気持ちで物を減らしていたが、流石に段々寂しくなってきた。 せっかくいただいた餞別の品さえ持ってはいけない。

      • どうしてかは自分でもわからない

        「すごいね!いつ頃から考えてたの?!」 「なんで行こうと思ったの?」 高校教師の職を2年休職し、青年海外協力隊でケニア行ってきますと伝えた私に、多くの人はこう返してきた。 その都度私は答える。 「いや〜、職業柄自分が実践してないことを生徒にやろうなんて言えないなと思って」 とか 「アナザースカイが欲しくて」 とか 「ケニアで2年暮らせたら一生話のネタにできる」 とか 多分そう。どれもありそう。 でも多分違う。どれもちょっと違う。 人に答えているうちにだんだん回答の方向

      鍵のない暮らし