(第3回)表現者クライテリオン岐阜同好会

表現者クライテリオン岐阜同好会(第3回)
【令和4年10月22日(土)多治見】
参加者:○田、○野、○江、○木

◉「クライテリオン最新号(11月号)の感想」または「関心を持っている事柄など」

○木)11月号に掲載されている寄稿文「配慮の先に配慮はあるのか」で、学校という場が子供にとって本来はどういう時間であるべきなのかを考えさせられた。

○野)最近クライテリオンのYouTubeチャンネルはチェックしている。浜崎氏の著書「ぼんやりとした不安」藤井氏と宮台氏の共著「神なき時代の処方箋」を読んで感銘を受けた。

○田)11月号の伊藤貫氏の寄稿文が特に印象に残る。アメリカ、ロシア、中国等、大国と呼ばれる国は200年以上前から常に覇権国家としての振る舞いになり、それは現在も本質は同じである。→中国との国交において、対話、文化交流だけでは危険である。

○江)学生時代の専攻が東洋哲学だったので、11月号では岡本氏、大場氏の文章について興味があった。伊藤貫氏の寄稿文では最終ページで全てを語っていると感じた。

◉岐阜同好会の活動内容について


・日々の生活の中での、社会に対する違和感などを投げかけ合い、お互いの意見を聞きながら、多面的な見方を作る事ができないか。(メールでやり取りするのが手っ取り早い。他に適当なプラットフォームがあるか?)
・読書会(オンラインでも対面でも良いが)
オンラインよりは face to face で、おのおのが持ち寄った本をパラパラしながら語り合うのがよいのかもしれない。
・読書会では敷居が高いので、お互いに読書感想文を書いて、共有するのはどうか。

◉歓談中の発言の抜粋

・哲人政治とAIに任せる政治は結局同じ発想なのではないのか。
・マスク社会日本の心理として、マスクをする事で生き物としての匂いを消したいのではないか。またマスクという仮面を着ける事で、他者への膜を強硬に作り自己を守ることが出来る安心感があるのではないか。
・周りから何も指導されない状況を表現して“ゆるブラック“という言葉がある。
・自分のやっている仕事への誇りと学歴(収入)が必ずしも相関はしていない。
・共同体から外れてしまった人のために宗教がある事の事実。現在の統一教会叩きはその面を考慮していない。
・一生懸命を冷笑する“ひろゆき的“言説への違和感。
・問題定義をするのは年長者の役割ではないか。
・子供、孫、次世代が北京語しか話せなくなるような未来には耐えられないが、一般の人々(大衆人)はどう感じているのだろうか。腹が満たされるのならば(家畜)、そんな事は関係ないと感じているのだろうか。
・エッセンシャルワーカーは本来誇りを持つ事ができる仕事であるはず。それに対しての高収入であっても、ブルジットジョブと呼ばれる自分の仕事に誇りが持てない仕事が存在すること。
・クライテリオンという雑誌は自分が親になるための一つの教科書となっている。
その他多々

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