金色

男。20代。 文系の大学院。XもTikTokもYouTubeもパチンコもクレーンゲーム…

金色

男。20代。 文系の大学院。XもTikTokもYouTubeもパチンコもクレーンゲームもガチャも宝くじも、全部のめり込んでしまうから怖い。

最近の記事

なんとなく、私はフィッツジェラルドと同じくらい、いやそれ以上にフォークナーを読まないといけないのではないかと、そんな気がする。

    • すごい本の条件

      ・面白い作品には山のように出会う。ずっと読みたいと思っていた本をやっと読めた時 「どうして今まで読まなかったのか」 という過去の自分を叩きたい意識と 「よくあの頃の時点でこの本の面白さを予感していたな」 と自分を褒めたい意識が同時に現れる。 ・そんなものの中でも、特にすごいものに出会った時は、面白さだけではなく、私の考え方、世界を見る文法が変わってしまう。見えていた世界が、キラキラとは輝かなくとも、その漫画の、小説の、音楽の文法で世界を見るようになる。私が主人公になる。

      • 赤ん坊の体力

        新宿駅、何かにブチギレている赤ん坊が泣き叫んでいる。お腹が空いているのか、何かが気に食わなかったのか。とにかく泣き叫んでいる。 電車内に響き渡る泣き声、というより叫び声は、駅のホームでおよそ10分ほど続き、電車に乗り込んでから20分ほど続いた。 恐るべきは、赤ん坊の喉の強さと体力だ。電車内に響き渡るような大声をあんな小さな体で数十分も、一切の休息なしで出し続けている。大人があの大きさの声を出そうと思ったら数十秒で息切れを起こすだろう。私なら10秒で喉が枯れる。 全身から

        • 連絡は早ければ早いほど良い。しかも言いづらいことほど早い方が良い。でも言いづらいから嫌だ。しかし思った瞬間言った方が絶対良い。嫌だけど、早い方がほい。

        なんとなく、私はフィッツジェラルドと同じくらい、いやそれ以上にフォークナーを読まないといけないのではないかと、そんな気がする。

        • すごい本の条件

        • 赤ん坊の体力

        • 連絡は早ければ早いほど良い。しかも言いづらいことほど早い方が良い。でも言いづらいから嫌だ。しかし思った瞬間言った方が絶対良い。嫌だけど、早い方がほい。

          あの時の高校生

          ・昔、横浜に遊びに行ったことがある。たしか単発バイトの帰りで、夜の横浜は夜景がとても綺麗だった。 ・ウィンドウショッピングは嫌いじゃないが、店員が話しかけてくるかもしれない、私には場違いな店だと思われやしないかという取り越し苦労の緊張から、外をプラプラと歩くことを選び取り、ワールドポーターやランドマークタワーの周辺を歩き回っていた。 ・どこを歩いても綺麗に整備されていて、エアキャビンに乗った時にはもう感動ものだった。人が働いている明かりがこんなに綺麗だなんて、怖いものを見

          あの時の高校生

          『アメリカン・デモクラシーの逆説』を読んだ。

          ・岩波新書ってカッコ良い。持ってるだけでまるで知識人になったかのよう。 ・2010年のアメリカについて書かれた評論だが、今のアメリカの状況(2016〜今)は起こるべくして起こっているのだなと思えたよ。 ・オバマ後のトランプは、とても大きな変化だった。けど、急にそうなった訳ではないと。 ・近年のアメリカは、経済的な政策は民主党でも共和党でも似たり寄ったりで、どっちを選んでも大きな差は無かったらしい。 ・じゃあどうやって差別化するかというと、政治的なイデオロギーや思想信条

          『アメリカン・デモクラシーの逆説』を読んだ。

          猫ロボット「通して欲しいニャ...!」に不憫な可愛げを抱く。そして私の中の年齢差別。

          ・椅子が邪魔をして、動線を塞いでしまっているおじいさんとおばあさんの友達グループ。おしゃべりに夢中でロボットの存在に気付かず、全然通してくれない彼らに対して「通してニャ」と呼びかけ続けるすかいらーくの猫ロボット。 ・おばあさん方が騒げば騒ぐほど、猫ロボットの声は店内にか細く響く。その不憫さに可愛いと感じる。 ・もっと騒げ。もっと声を大きく喚け。彼らの寿命を吸い込むことで、猫ロボットの不憫な可愛さは生き生きと、美しく輝く。 ・後ろの席にいるおばあさんは、猫ロボットがほぼ耳

          猫ロボット「通して欲しいニャ...!」に不憫な可愛げを抱く。そして私の中の年齢差別。

          東浩紀『訂正する力』を読んだ。

          ・新書の『訂正する力』を読んだ。前に分厚めの『訂正可能性の哲学』を読んだけど、今回はそれの実践編らしい。 ・もっと理論というか、抽象的な話は分厚い方でしていて、今回はかなり具体的な、アメリカと日本と自分の経営についての話が多かった。 ・特に、アメリカが持つエネルギーというか、歴史が浅いからこそのダイナミックさについて評価していたことが印象的。右派も左派も、合衆国憲法を、独立宣言を、ゲティスバーグ演説を根源として、アメリカの改革、あるいは保守を行う。道のりは異なるが、アメリ

          東浩紀『訂正する力』を読んだ。

          最初の3匹の選び方:ルビー・サファイア、悩むという楽しみ

          ・1番悩んでいたことはなんだろうか。 将来の進路はどうすべきか。 お父さんに怒られないためにやる気のない習い事の感想をどうやって盛ろうか。 ・1番悩んだのは、きっとポケモンの最初の3匹の選び方。 ・私のポケモン原体験はダイヤモンド・パールだった。しかし、原体験であるほど昔であるため、友達と通信交換で貰ったラプラスや、頑張って捕まえたエムリット、映画館で貰ったシェイミなどが残っている。だから一度クリアしてしまうと、リセットすることが惜しくなる。だから、実は一回くらいしかダイ

          最初の3匹の選び方:ルビー・サファイア、悩むという楽しみ

          最初の3匹の選び方

          ・小さい頃、1番悩んだことはなんだろうか。友達との喧嘩、親に怒られそう、テストの点が悪い、先生が好きじゃないetc...。色々あった気がする。 ・気がするだけで、実際にハッキリ悩んでいた感覚が思い出せるものは一つくらいしかない。 ・それはポケモンの最初の3匹をどれにするか。そして主人公の名前を何にするか。 ・名前はともかく、最初の3匹はそれだけで体感1週間、実際は丸二日くらいずっと悩んでいた気がする。 ・私の世代はダイヤモンド・パールだから、最初の3匹はポッチャマ、ヒ

          最初の3匹の選び方

          デフォルトのタイムラインがかなり好きじゃない。

          ・SNSというか、フォローによって自分のタイムラインを作っていない、エコーチェンバーになっていない、最大公約数的に人気の投稿だけを集めたタイムラインを見ると、青春時代に閉じ込めた「キモい」という負のワードが飛び出してくる。 ・「キモい」は私にとって最大の侮辱のつもり。それは相手の全てを生理的なものとして否定しているつもりで、議論と理解も全て拒否する。 ・それはつまり、自分が言われたら立ち直るのに相当時間がかかるくらいキツい言葉である。そのため、絶対に言わないと心に決めてい

          デフォルトのタイムラインがかなり好きじゃない。

          ホラー映画が苦手な理由とツッコミの功罪

          ・ホラー映画が苦手。もっと言えば、ジャンプスケアがとにかく苦手。 ・昔のニコニコ動画やアングラ時代のYouTubeに上がっていたような、ある画面をじっと見させて、いきなり怖い顔がドカンと出てくるような、ああいうのがとにかく心臓に悪くて、怖くて大嫌いだった。 ・そんな子供の頃の嫌な思い出に起因しているのか、ジャンプスケア的表現に出くわすと、びっくりした後にイラッとするようになった。具体的には舌打ちをするようになった。 ・それならジャンプスケアのないホラーは大丈夫かと聞かれ

          ホラー映画が苦手な理由とツッコミの功罪

          『シャーロック・ホームズの凱旋』を読んだ

          ・やっと出た。森見登美彦の新作。 ・『熱帯』を読んだのが確か2019年。約5年越しの新作。もはや待っていなかった。人生があったから忘れていた。 ・今までの森見登美彦の集大成みたいな内容に思ったよ。京都、イギリス、竹林、「なんであなたにそんな事言わないといけないんですか?」、ファンタジー、入れ子構造...。 ・森見登美彦が一度体調を崩したのか連載を全てストップした時期の経験が入っているんだろうか。 ・スランプに陥ったかつての天才ホームズとは自分であり、その天才ホームズ(

          『シャーロック・ホームズの凱旋』を読んだ

          『哀れなるものたち』を見た。

          ・『哀れなるものたち』を見た。 ・良かった。 ・何が良かったんだろう。とにかく良かった。wokeっぽい映画かと思ったし、実際その面も多分にあったんだけど、なんていうんだろう。 ・セックスがふんだんに出ているのも良かった。哀れなるものたちって、男のことなんじゃない? ・女は強く賢く、連帯して生きることができるし、する。さて、色々な男が出てきたが、彼らはみなバラバラだ。それぞれシニカルに生きるか、冒険という名の放蕩をして生きるか、マッドサイエンティストに生きるか、バカな将

          『哀れなるものたち』を見た。

          森見登美彦の新作が、ようやく出版された。

          ・妙に体調が優れなかった。身体はなんだかダルいし重い。身体が妙にフワフワした感覚がある。熱は無いから、マスクだけを付けて外に出た。身体を動かせば元気になるだろうと思ったから。 ・マクドナルドに入り、ゴジラバーガーとポテトをアイスコーヒーで流し込んでいた。スマホでゴチの新メンバー発表の記事を読みながら「ぐるナイってまだやってたのか」と思っていると、なんだか身体の具合が一向に良くならない。というより、晴れなかった。 ・こんな時は全ての調子が悪くなる。 人より前突した下顎のせい

          森見登美彦の新作が、ようやく出版された。

          別に水ダウを見るためにSNSは発達した訳ではない。

          ・水曜日のダウンタウンを至る所でみている。テレビ、TVerは勿論、YouTubeの違法アップロード、YouTube Short、TikTok、リール。色んなところで、クロちゃんが怖いことをしたりされたり、芸人の家に誰かが忍び込んでたりしているのを見ている。 ・TikTokが流行り、いつの間にかInstagramにリール追加され、YouTubeShortが始まり、LINEにもVOOMがある。後はXだけ。 ・Xは、そもそもがテキスト版のTikTokみたいなものなのかもしれない

          別に水ダウを見るためにSNSは発達した訳ではない。