発音講座(Pronunciation II)について

Facebook、Twitter、Blogでもお知らせしましたが、来年2月から3月にかけて、NYC、LA、大阪、東京で英語のワークショップを開催します。ワークショップの発音講座は、Pronunciation IPronunciation IIに分かれています。

今回はPronunciation IIについての質問にお答えします(Pronunciation Iについては、前回の記事で質問にお答えしたので、ぜひお読みください)。

Q:Pronunciation IとIIの違いはなんですか。
A:Pronunciation Iでは、アメリカ英語の母音と子音の仕組みを網羅します。Pronunciation IIでは、それらの音を組み合わせ、どのようなリズムと音程で話せば「聞きやすい」「話しやすい」英語になるか学習します。

Q:音程やリズムが大事とは知りませんでした。音痴でも大丈夫ですか。
A:会話の音程とリズムは、歌ほど複雑ではありません。歌が苦手な人でも、音痴は喉の筋肉の訓練次第で直りますから心配は無用です。

Q:日本人が英語の音程やリズムまで注意する必要があるのですか
A:日本語の単語でも「はし」「あき」「すみ」などは音程によって意味が変わります。音程が違うと「通じない」原因になります。また、長いフレーズや文を発音する際は、音程とリズムが平坦だと、個々の単語の発音は通じても、全体の意味を理解してもらえません

Q:英会話教室の先生からは、難しいことを気にしないで丁寧に発音すれば良いと言われていますが、違うのですか。
A:英語の話し言葉は、辞書の音声通りには発音しません。重要な部分だけをはっきり発音し、重要でない部分は省略して軽く流します。音程も変わります。この原則を知らないと、どんなに勉強しても、単語のぶつ切りのような話し方しかできません。「話しにくい英語」は、「通じにくい英語」になります。

Q:早口で何か言われると理解できません。どうしたら良いですか。
A:英語の話し言葉では、すべての単語を全部はっきり発音することはありません。はっきり聞こえる単語と、省略されて聞こえない単語があります。理解できないのは耳が悪いせいではなく、省略されている音を全部聞き取ろうとするためです。これを解決するには、Pronunciation IIで網羅する「英語のリズムと音程の原則」を理解する必要があります。

Q:会議や学会の討論、パーティの雑談などに追いつけません。話すのが遅いので遠慮してしまいます。どうしたら良いですか。
A:話すのが遅い大きな原因は、省略すべき音をすべて発音していることです。英語には、聞こえなくても良い音と、はっきり聞こえないと理解してもらえない音があります。この原則を理解すれば、話すのが楽になるので速度も上がります。これを知らないで無理やり速度を上げると、何を言っているのかわからなくなります。

Q:申し込みの方法を教えてください。
A:詳細はブログでご確認ください。最後の部分に、申し込みサイトへのリンクとPasscodeが出ています。

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