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【『勉強すると得するし、楽しいんじゃないかな?』という話】

”人は学び続けることが大切だ”とよく言われます。

学ぶ=勉強

特に日本人は学校というものを卒業すると、急激に勉強しなくなるようです。

学校に通うことだけが学ぶこと・勉強することでは無いと思うのですが、学校という極論すると受動的に勉強する環境から離れると、学ぼうとする人は極端に減るのが現実のようです。

"勉強"というと"学校に通って机に座り、教科書を読み、先生のお話しを聞く"ということを当たり前に連想すると思いますが、決してそれだけでは無く、『何か新しいことを知る。そして、そのことについて一歩踏み込んで考えてみる。』ということが勉強するということなんじゃ無いかなぁ?と個人的には思います。

新しいことを知る・学ぶということは、楽しいことでもあると思うのですが、どうもそう考える人はあまり多く無いようです。

ただ、新しいことを知る・知らないことを知るようになるということは、実は楽しい反面、厳しい面もあると思っています。
それは、”劣等感”に苛まれることです。
ただこれは、僕の個人的な感覚かも知れませんが。

日々の中で『これ、面白そうだな』と思ったことについて、本を読んだりネット記事を検索したり、YouTubeを見たりラジオを聞いたり、いろいろなツールを使って情報収集をしていきます。

そうすると、自分の知らないことについて、圧倒的に幅広くめちゃくちゃ深い知識を持った人に出会います。

とても感心して感動して尊敬するのですが、同時に深い劣等感にも襲われます。
その人が自分より年下であればなおさらです。

もちろん、年齢の上下でものごとを図る訳ではありません。

しかし、その人よりも確実に自分は時間を使っている(長い時間生きている)訳です。
にもかかわらず、その人との圧倒的な知識・知見の差を見ると、『時間の使い方・生き方が下手だったかな?』と反省します。

その人の知らないことを自分は知っている(専門だ)ということはもちろんあると思いますが、それはそれ。
自分が興味を持って”もっと知りたい・学びたい”と思ったことについての圧倒的な存在感を放つ人はやはり尊敬します。

しかも、その知識・知見と相まって、人生観・仕事観もついても共感・感心させられたなら、尊敬度はさらに高まります。
それぞれの専門性はともかく”ビジネス”をやってきた時間は自分の方が確実に長い訳で、尊敬度の高まりとともに劣等感も増大します。

そして、さらに『もっと頑張らないと』と”学ぶ”意欲を掻き立てられる訳です。

こんな感じで、先を走る人を追いかけるように意識で、劣等感と戦いながら日々勉強しているのですが、そんな自分でも『あ~、成長しているかも?』と実感できるシーンが時々あります。

それは、例えば、仕事で何か課題やトラブルに遭遇した時、他の人と違う角度からものを観ることができたり、他の人より早く深く課題・トラブルの本質を見極め、対応策を考えらた時です。

これは、日常的に疑問を持ったり仮説を立てたりしながら、ものごとに向き合う。
答え合わせをしながら、また次の疑問に向かって試行錯誤する。
こういった日々の何気ないトレーニングが積み重なって、自分自身を日々アップデートできているからだろうと自分の中で納得・自己満足しています。

この時は『他の人はなんでこれが視えない(わからない)んだろう?』と不思議な感覚にもなるのですが、これは専門的なコアスキルや知識があるというよりも、ものごとの本質を観る目を養えているからでは無いか?と感じています。

世の中は良くも悪くも変化しています。
新しいものや考え方が次々と生まれてきています。
自分が気が付かなくても、確実に周りは変化しています。
ならば、その変化をキャッチして自身も対応させていった方が、得するし楽で楽しいんじゃ無いかな?と思います。

「世の中に流されたく無い」という意見があるかも知れませんが、どのような流れなのかを知らなければ、踏ん張り方が分からず、気が付いた時には自分の立っていた場所からだいぶ流されて、もはや抜け出すこともできない深みにはまっているということにもなりかねません。
そんなことにならないように、やはり最低限の"勉強"は必要なんだと思います。
”勉強する”という意識は大切なんだと思います。

ただ、難しく考える必要は無いと思います。
自分の好きなこと、興味のあることを中心に知らないことを知っていく、ということでまずは良いのでは無いでしょうか?

僕も全然まだまだ知らないこと、知りたいことだらけです。
そして、それは尽きることは無いでしょう。
これからも、楽しみながら、"勉強"していきたいと思います。

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