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おとぼけ日記 その15

君たちのうち、いったい誰に永遠に生きる価値があるだろう?

そう言われても困ってしまうのだが。
ミシェル・ウエルベックの「ある島の可能性」という小説の最初のほうに出てくる一節だ。

荒れ果てた地球で暮らすネオ・ヒューマンが私たち人間に問いかけてくる。
そんな彼らは一応我々のクローンなのだが、感情などは無いそうで自分が次へと移行するまで淡々と日々を過ごすのみで、一見味気なく感じる。
しかし、その単調な日々が彼らにとっての幸福であって、それはゆるぎないものとしてそこにある。

ウエルベックの想像の産物である彼らは驚くほどのリアリティーを持って読むものの前に現れる。

なんだか、書きたいことが書けなかった。
まあ、いいか。今日はここまで。
ではでは。

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