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自己紹介なんかより作品紹介~もっと評価されるべき「FLCL」という作品について~

ヘッダー画像 (c)2000 Production I.G・GAINAX

第2回目は何について書けばいいかと考えていた。やはりこの文章を書いている人間について書くのがよいだろうと思いかけたが、何でもない人間の半生とか誰が興味あるんだと思い直し、今回は自分が一番好きな映像作品「FLCL」(フリクリ)について語ることにする。日本ではあまり有名ではないが、アメリカなどでは人気だったらしい。

FLCLとは

『FLCL』(フリクリ)は、2000年から2001年にかけて全6巻のOVAとしてリリースされた、日本のアニメ作品である。『新世紀エヴァンゲリオン』の次作品である『彼氏彼女の事情』以降は、原作付のアニメ化しか制作していなかったガイナックスによる、久々のオリジナル作品[1]。また、『FLCL』は『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務めていた鶴巻和哉の初監督作品である。 一般的にビデオ・DVDのパッケージには作品解説・あらすじなどが記載されるものであるが、『FLCL』のパッケージはそれらを徹底して排したデザインになっており、同様にテレビコマーシャルでも内容に関する言及は全く無かった。

出典:フリクリ - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AA

まあウィキペディア読めば大体分かるので、僕の説明とかいらないんですが…

簡単に言うと旧エヴァを作ってた会社(ガイナックス)が作った全6話のOVA(オリジナルビデオアニメーション)作品だということ。1話の長さは一般的なアニメと同じく20〜30分程度。エヴァ好きならハマるかも。同じくガイナックス作品であるグレンラガンとかトップをねらえ2!も好き。以下オタクの戯言。

事前知識はあまりない状態で観てほしいので情報は薄めなんでそこんとこヨロシク。

わざわざ語るFLCLの良さ① 始まり方が独特

足は肩幅、脇を固めて敵を打ち抜くように。ここ、小指が大事なんスよ。そんでもって、打つべし、打つべし、って、カキーン

鳶の鳴き声とともに山の背景が映り、女子高生が野球の話?をしているシーンから始まる。即座に主人公である小学生の男の子に「何なのそれ?」とつっこまれる…。ハルヒ、らき☆すた、グレンラガンなど見て、アニメにハマり始めていた高校生の時の自分は、これは今までのものとは違うなと思い、一瞬で興味を奪われた。

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(c)2000 Production I.G・GAINAX

影のある不思議ちゃん女子高生、サメジマ・マミ美。かわいい。

なんとなく意味ありげな会話を繰り広げる、女子高生(マミ美)と男子小学生(ナオ太)。その後、突如マミ美に後ろから抱き着かれるナオ太。押し付けられる胸の描写(重要)。そのままマミ美に押し倒される。「すごいことなんてない。ただ当たり前のことしか起こらない」と嘯くナオ太。いや、すごいこと起きてるじゃん!これですごいことじゃなかったら、こっから何が起こるの?と煽られる期待感。

わざわざ語るFLCLの良さ② 挿入曲が良い

先ほどのマミ美とナオ太の会話シーンの途中からものすごく自然に挿入されていく曲がこちら。

初見の時は気にも留めていなかったが、この曲がまあいいノスタルジーを醸し出している。そして曲のラストと同時にタイトルであるFLCLの文字が映し出される。こうしてFLCLは始まる。最高。

さらに冒頭だけではなく、このpillowsというバンドの曲はほぼ全編に渡って使用されている。FLCLはpillowsのミュージック・ビデオだと言われてるくらいだ。


そしてもう一曲。俺の人生のクライマックスに流してほしい曲。この曲をかっこいいと思えるかにFLCLの良さが分かるかがかかっているのかもしれない。ぜひ本編の映像とともに聞いていただきたい。

他にもとにかく多くの曲が自然にかつ効果的に使われている。この作品のためにこれらの曲が作られたのかと思うくらいピッタリだ。鶴巻監督のpillowsへの愛を感じる。

わざわざ語るFLCLの良さ③ 実験的な映像

絵柄がころころ変わったり、カメラがキャラの周りを回って3Dキャラになったような表現をしたり、白黒の動く漫画雑誌のようになって話が進行したりと、とにかく見ていて飽きない。そして、単純にアニメーションがすごい。特にロボットの作画がコミカルで有機的で良かったり。

わざわざ語るFLCLの良さ④ キャラが個性的でいい

主要人物はもちろん、脇役もみんなキャラが立っていて良い。

わざわざ語るFLCLの良さ⑤ 意味が分からないけど面白い

ストーリーや設定も色々あるんだけど(自分もそんなに分かっていない)、基本的に説明がないので意味が分からない。しかし、テンポと作画の上手さと音楽で魅せられてしまう。そして見入ってるうちに、なんか一件落着しましたみたいな音楽が流れ、これまた印象的なラストがあったりして、エンディング曲に繋がる。なんとも言えない余韻がそこにはある。

何で見れるか

調べたらアマゾンプライムで見れるみたいだ。これは見るしかない!

あとがき

FLCLは僕にとって唯一無二の作品だ。pillowsという素晴らしいバンドにも出会えた。テンポが良く、勢いがあり無茶苦茶だけど計算されていて、高いセンスと技術力の上に成り立っている。これこそが僕の求める面白さのひとつの答えだと思っているくらいだ。この記事を読んで、「フリクリってなんだ?」と思った方はぜひ観てほしい。そんでぜひ感想をください。ちなみに続編の方は個人的にあまりおすすめしない。

第一回目のノートは思ったよりも多くのスキをもらえたので嬉しかったです。励みになります。また次回もお楽しみに。FLCLのエンディング曲とともにお別れ。


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