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2.テレワーカー式「農業技術検定試験2級を1ヶ月で合格する方法」~その2 過去問死闘編〜


農業技術検定試験2級を1ヶ月で合格するための勉強方法を「テレワークのミーティング準備」から導き出しスケジュールを組むことになりました。
これまでのいきさつはコチラ


試験勉強とテレワークMTGの共通項


テキストを読み込むという勉強ですでに1週間が経過しており、残り3週間。

今回は下記のテレワークにおけるミーティングと試験勉強の類似点から行った勉強方法の中から「過去問死闘編」を紹介します。


勉強範囲と検討事案は「絞る」に限る!

試験勉強を行う上でまず行ったのが「何を勉強するか」を絞り込むという作業です。
時間が限られた中で、今から試験の満点を目指すのは不可能。
そこで合格するために勉強する範囲を絞り込むことにします。

これはテレワークのミーティングでも同じで話し合う議題を絞り込む事が重要。
テレワークのミーティングはリアルの場合と違って、全員が面と向かうので話す人は基本1人です。
その為、個別の相談や分科会などは難しく、話し合う事が多いと参加者が混乱してしまい、結果なにも決まらないという事も。
その為、テレワークのミーティングでは「検討事案は1つ」というのが望ましいです。

話しを戻して試験勉強の場合ですが、今回は出題される問題が「共通問題」10問と「選択問題」40問とあり、選択問題の果樹を重点的に勉強することに。
そして、果樹の問題でもどの様な項目の出題が多いかを過去問題から算出する事にしました。
過去問題集は全国農業会議所出版部から出ているので前年度分の過去問を確認は可能。
さらに農業大学校の先生にお願いして3年間の過去問と回答・解説を手に入れました。

2020年から2023年前期の試験までの計6回の果樹問題240問の内容が「新版 果樹栽培の基礎」のどのページに掲載されているかを付箋で確認する作業を開始。
この作業の1週間費やしました。

そして分かった事は過去6回の試験において出題の多かったのが「りんご」と「ぶどう」に関する問題。
あとは作業や基礎知識で「果樹の植え付け法」「開花・結実」「せん定」でした。
そこでこれらの内容を重点的に勉強することに。
まずは勉強する範囲を決めたのでした。

出題に関する内容が記載されているページを付箋でチェック

過去から未来のゴールを見出す!「過去問死闘編」開始

しかし過去に出題した内容を文章だけで理解するのには限界がありました。
そこで行ったのは過去問題を試験と同じ形式で解いて「新版 果樹栽培の基礎」で出題された「問い」から理論や理屈などを理解するという方法。
これは同じ内容の問題でも毎回「問い」は違っているという事が分かったからです。
例えば
2021年に行われた試験の第1回目と2回目に出された問題。

この2つの問題共に「新梢摘心」に関する問題なのです。
第2回に至ってはジベレリンの無核化処理の理由などを理解していないと「新梢摘心」を思い当たらない問題。
この様に過去の問題から共通の回答となる「問い」を見出す作業を行っていきました。

テレワークのミーティングにおいて「ゴールを見出すために、過去の事案を活用する」という方法からこの手法を発見。
テレワークのミーティングではリアルよりも過去事案等の資料は重要と考えます。
ミーティングを行う場合、チーム全員が未来のゴールに向けて参考となる過去事案の「問題点」と「成功・失敗理由」を共通認識しておくこと。
そうしないと頻繁に言葉を交わす事が無いテレワークでは、少しの認識のずれが致命的になります。

そこで活用するのが「あの時のアレ」作戦。
全員が共通理解するために、過去事案は適任です。
「あの事案のあの流れと同じで」というだけで作業の共通認識が可能。

この手法を用いて、同じ答えになる様な複数回の過去問を解くことで最適な答えを出せる「問い」の本質が見えてきたのです。
そこで過去の問題をひたすら解き続け「新版 果樹栽培の基礎」で問いの意味を理解するという勉強法を確立。
この方法を約2週間行うことで過去問の正解率が格段に上昇していったのです。

気付けば付箋だらけとなったテキスト

過去問を丸暗記しない!ランダム出題

さらに過去問を解き続けると問題の文章で丸暗記してしまったり、回答の番号を覚えるなどしてしまいます。
そこで問題の順番や回答番号を変える、問題の文章を削るなどしてできる限り丸暗記しない様に注意。

元々、物覚えが良い方では無かったので先週は100点近かったのに今週は70点代なんてこともありました。
その様な勉強を2週間行い、過去問題とテキスト代わりにしていた「新版 果樹栽培の基礎」の出題内容を大体覚えることに成功。

初期の過去問解答用紙。まだまだ合格圏外…



しかしここでまたしても問題が発生します。
どうしても「暗記系」の問題の正解率が上がらないのです。

まとめ

農業技術検定試験2級を1ヶ月で合格することを目標にスタートした試験勉強。
最初の1週間はテキストを読むだけで終了してしまい、どうなるかと思いました。

しかしテレワーカー仲間の助言を元に、テレワークで培った技術で勉強法を開発。
まさかテレワークのミーティング準備が試験勉強に役立つとは思いもよりませんでした。
怒涛のうちに3週間が経過しましたが、何とか過去問題の回答率も上がり合格の可能性も…。

次回は最後の追い込み1週間で行った「暗記問題ビジュアル化」作戦を紹介します。

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