バランス(アーユルヴェーダ)

アーユルヴェーダは約4000年間培われた、精神、肉体、心、魂の健康法であり治療法。

使用される薬品はあらゆる部位に対応可能なだけの莫大な種類があり、病める部位に対応するだけでは無く、全体(実体)とのバランスを重視し、肉体⇒五元素(空、風、火、水、地)、精神、知覚、魂、性質、作用、機能、時間、方向との全体的な関係性の哲理が土台にある。

アーユルヴェーダを理解している方の中にはストイックに生活法を実践している方が多くいる。
しかし、より健康になるはずのノウハウのはずが、完璧さを求め逆に闇に包まれてしまう人が多くいるのも事実。

日本の宗教観、文化、歴史、気質。
これを見ると日本人はストイックな傾向に陥り易い。
切腹、特攻隊、、即身仏、、
自分を滅する、これを美徳と感じ、歓びを得る、そんな民族性。

だからアーユルヴェーダを含め、様々なセラピーなどで提案されている生活法や食事、これらを日本人的に教条的に実践すると、思いもしなかった落とし穴に落ちてしまう場合がある。

最も重要な事は幸福感を感じているか、どうか...

何かに苦を感じている時は、自分と言う全体*実体の何かがズレている時である。

まず、自分を深く知り、自分の強きところも弱きところも、自分だけのオリジナルの個性であると、ありのままを尊重し、自分全開の生命力で自分の理想に向かう。
こんな生き方こそが、オージャス(活力素)の源泉である。

東洋哲学研究所の川田所長は著書「仏教医学物語」の冒頭で、「アーユルヴェーダは成仏を阻害する因子を除去する力がある」と記されている。

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