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電卓遊びが好きだった


「ピーーーーーーーーーーー」

携帯から起きる時間だよーという知らせが来る。

重い瞼を開け、携帯でサイレンが止まるように操作する。


すると、画面が切り替わる。


(72×6)+32=?


寝起きの僕は計算問題と格闘する。


これは、目覚ましアプリの機能の1つで、計算問題を時間内に解き終わらなければ、またアラームが鳴るという仕組みのモノだ。


朝なかなか起きれないという悩みを抱え、色んな目覚ましアプリを試してみて、採用しているのがこの機能だ。


とは言っても、もはやこの計算問題にも慣れてきて、寝ぼけた頭でも普通に計算ができるくらいにはなってしまったので、効果が薄れているのだが、、


ちなみにこの計算問題は僕はほとんど間違わない。

当たり前だろと思うかもしれない。

けど、1度やってみてほしい。

朝起きて、すぐに計算問題というのは、本当に頭が回らない。

数字に苦手意識があるような人は、考えているうちに1問の制限時間を使い切ってしまうと思う。


そこから考察するに

僕は暗算が得意のようだ。

この場合、得意というのは正解数というより正確さと速さだ。


あまり意識していなかったことだけれど、最近そういう事実に気づいた。


まあ、もちろん僕より早い人なんてごまんといると思うが、通常の人よりは、という話だ。


この目覚まし機能を使っているおかげでさらに鍛えられた気もするが、元々暗算というものはできていた気がする。


なぜだろうか?とふっと考えたが、答えはすぐに見つかった。


僕は小学生の時、朝から計算問題というものに取り組んでいた。

小学生の朝は早い(注意:比較対象は大学生)


朝、怒鳴られるように母親から布団を引きはがされ、目をこすりながら朝食を食べる。

食べたら、着替えながら準備をする。

準備が終わり、家を出る時間まで少し余裕がある。


そんなタイミングで計算問題を解いていた。

これは別に机に座って、カリカリ説いていたわけではなく、当時僕が持っていた電卓に備え付けられていたものだ。


それは25問問題で、足し算、引き算、掛け算、割り算の四則計算の簡単なものだった。


小学生だった僕にとってこれは1種のゲームだった。

その問題は、何問正解か、何秒で解けたか、最後にわかる仕組みになっていて、毎日それに挑戦していた。


最初は1分近くかかった。

それを重ねるうちに40秒、35秒、30秒。

最高記録は23秒まで行ったのを覚えている。


25問問題なので、1問1秒以下で解いていた。

この事実に興奮し、僕はこの時間が確かに好きだった。


好きで前のめりに臨んでいたことが、おそらく今の暗算の得意さにつながっているのだろう。


今も割と計算問題を解くのが好きだ。

高校時代までの数学も、得意かと言われると普通だが、解いている時間は割と好きだった。


僕はどうしてだろうと考える。


そして、今日、思いついた。

本当は、昨日までこの計算問題が好きだったというエピソードで終わるつもりだった。


けど、自分の中でカチッとハマる答えが出た気がしたので、付け加えることにする。


僕は自分の頭の中にあるものを外に出している時間が大好きなんだ。

いわゆる、アウトプットというやつだ。


僕が今、好きな時間は、

文章を書いているとき

空想にふけっているとき

人に自分の話を聞いてもらっているとき


大きく分けてこの3つだ。


この3つにも当てはまると思った。


自分の頭の中にある知識や経験を使って、

文章を生み出す、空想に入る、話をする。


その瞬間が好きなんだなあと思った。

その瞬間は僕にとって、何より短く、夢中になれる瞬間だ。


おわりに


子供のころに好きだったものを振り返ることで、今にも通じる自分の好きな時間が見つかったような気がします。


自分の欠点も分かりました。


僕はアウトプットは得意で、好きだけど、インプットが苦手なんだなと。


だから、人の話を聞くのが苦手なんだと、納得も出来ました。


でも、アウトプットは頭にインプットされていることしかできないので、インプットしないと、自分の世界が広がらない。


僕がやることはインプットの質を上げていくことなんだなと思いました。

その欠点と向き合っていきたいです。


今回の投稿のネタが思いついたのは、1日のレポートをする投稿もいいなと思っていて、ただ全部書いても薄っぺらいだけだから、一部分だけ切り取ろうと思って、朝から振り返ったらいきなり目覚ましで止まって、いいじゃんという感じです。


そして、それについて自分の中でなぜ?を問い続けたら、自分の過去とつながっていて、それと今を照らし合わせることで、現在、そして、未来につながるものが見つかりました。


本当に日常の中にヒントが転がっているなと実感しました。


自分の何気ない毎日の当たり前の行動の中でなぜ?を問いかけていくと、思わぬ発見があったりするので、おすすめです。


最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。



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