楽器遍歴 弐

さて、今回初回するのは僕のローン人生の始まりとなったコイツ。
前回紹介したEOSを脇役に追いやったアイツです。

KORG 01/WFD

出ました。もうね、メーカー名が強そうでしょ。「コルグ」ですよ。
この01/Wという機種は、これまた名機とうたわれたM1の後継と言われている機種で、もう世界中の名のあるキーボーディストが使っていました。
もうね、僕は何年かコルグ最強説唱えてましたから。

まず、何といってもその音の太さ。音がデカい。加えて、ノイズがほとんど無く、だからバンドの中にあってもしっかり聞こえてくれます。
当時の先輩方が使っていたRolandヤYAMAHAと比べてもそのデカさは際立っています。
特に広がりのある空間系の音は本当に包み込んでくれるのでマジ使えます。
ほとんどの音が及第点レベルでエディットもし易く、若干重量はあるものの61鍵盤でそれなりに取り回しが良い。
そりゃみんな使うよね。

加えて、内蔵のシーケンサー。16トラックで細かい音符設定もできる。
同時発音数が、ええと、32あったかな?
なので余裕で音を加えられるのです。
大学の長い夏休み(及び通常日)は、バイトか01触ってるか、でしたから。
曲作りにはまったのもコレのせい。
当時最強だったのは間違いないと思う。

ただ、難点をあげるなら、ピアノの音です。
妙な固さがあり強弱の差があまりなく、表現力もイマイチだと感じました。
これ、最近のコルグの機材でもその傾向があって
何年か前のライブではKROSSにKURZWEILのピアノ音源つないで鳴らしていました。まあ、この辺は好き嫌いの範疇かと。

ただ、それでも僕の青春時代(?)を支えた相棒。数年前に中古を買いなおしたくらい、思い入れのある楽器です。

ちなみに、当時使っていたものは、僕が別の機材を使い始めたのを機に
弟に譲り渡し、その後熊本で行方不明になってしまいました。
残念。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?