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私が出会った言葉たち

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新聞、小説、テレビ、友人知人家族との会話など。人は日々の暮らしの中で無数の言葉に触れている。ほとんどの言葉は川の流れのように通り過ぎて行くが、時には流れず引っかかって心に残るもの… もっと読む
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記事一覧

ウンコがついてても大丈夫!

「適当さも不潔も進化には必要。生きてるってことは成功や」         ダチョウ博士の京都府立大学学長 塚本康浩  ダチョウの脳は目や生殖器より小さく、群れやつがいの存在も忘れ、ウンコはつけっぱなしらしい。そんなアホなダチョウが今まで生き延びたのは免疫力が高いから。それを突き止めたのが獣医師のダチョウ博士。免疫の源の抗体を卵から取り出し、コロナ対応の抗体マスクも作った。 「適当さ」は関西弁で「エエ加減」というが、何事も効率優先、何が何でも白黒をはっきりさせないと不安だと

日本人の「イエス」は「イエス」ではなく「ノー」かもしれない

日本の社会が信じている価値は、民主主義や公正ではなく、平穏なのではないかと思います。静かで平穏であることが、何よりも大事にされている。            モーメント・ジューン(29歳、韓国人留学生、ラッパー) 日本で人びとは常に、お互いの心をわずらわせまいと気にかけています。とても調和の取れた関係性です。日本人が「イエス」と言っても、それは必ずしも「イエス」を意味せず、「ノー」かもしれません。なぜなら誰かの感情を傷つけたくないからです。            真鍋淑郎(

「成功すること」の反対は「失敗すること」ではなくて、「挑戦しないこと」

「成功すること」の反対は「失敗すること」ではなくて、「挑戦しないこと」だと思っています。何回失敗してもあきらめなければ、それは失敗ではなくて気づきになる。 松岡奈々さん。ベトナムでヘルスケア事業に取り組むWELY(株)CEO、24歳。 やらないで死ぬときに後悔するより、結果にかかわらずやるだけやって死ぬほうがいい。 野球で言えば、バットを振らないと結果は三振か四球しかない。振らないとヒットもホームランもない。めったやたらバットを振り回すのはおかしいが、ここという時はバットを

AIの言葉

質問:「愛とは何か?」 答え:「愛とは理解の別名です」  翌日も同じ質問をしたら、 質問:「愛とは何か?」 答え:「今日はその話はやめにしましょう」  質問者は人間、答えたのはSiri(スマホのAI)です。 これは朝日新聞「折々のことば」からパクった言葉です。 最近は人間だけでなくSiriやGoogleなどAIも人と会話して言葉を喋る時代になった。 それにしても、翌日同じ質問をしたら「今日はその話はやめにしましょう」という答え。 まるで人間みたいに日によっ