新年あけましておめでとうございます。

　2024年になりました。今年に起きそうなこととか、昨年(2023年)に起きたこととか、いろいろ書いていこう思います。

　となれば、真っ先に書くべきネタは、Nintendo Switchの後継機についての話でしょうか。

　まあ、間違いなく、今年のどこかで発売されますからね。

　念を押しておきますが、なにひとつ保証はしませんよ。こんなものは、ただの「予想」にすぎません。「たわごと」と言い換えてもいいくらいです。

　わたしはゲーム業界の片隅にいるものの、具体的な情報はなにも知りません。知っているけど、知らないふりを演じている、ということもありません。本当に何かを知っている立場だったら、ガチガチの守秘義務に縛られ、ネットに何かを書いたりできません(笑)。

　でもまあ、誰が考えても、2024年には発売されるんですよ。発売されないわけがないのです。

　発売するための準備なら、すでに完了しています。

　任天堂は、新ゲーム機を発売すると、「ふたつ前の世代のゲーム機」のサポートを終了させていくのが通例なのですが、ではWii-Uの各種オンラインサービスがどうなっているかというと、2023年末をもって終了しているわけですよ。

　Nintendo Switchの看板タイトルである『マリオカート8　デラックス』の追加コンテンツの配信も、2023年を最後に終了しました。

　2023年末をもって、Nintendo Switchは、ひととおり店じまいの準備を終えているのです。任天堂がその気になれば、Nintendo Switchの後継機、いつでも発売することが可能になっております。

　となると、問題は、いつ発売されるか、ということになるわけですが。

　そんなの、世界の誰にも、わかりません。

　任天堂が「よし!　発売するぞ」と決意すれば発売されますが、いつ決意するかは、誰にもわからないのです。

　とはいえ個人的な予想としては、為替レートが「ほどよく円高になったタイミング」になるんじゃないかな、と思っております。

　2023年末のドル円相場は「1ドル140円前後」でした。かなりの円安です。この為替レートで計算すると、日本での販売価格、かなり高くなってしまいます。新機種の北米価格がNintendo Switch（の初期モデル)と同じ299.99ドルに設定されたとすると、計算上、日本での価格は42000円前後になる。税込み価格だと46000円を超えることになります。

　これは、ちょっと高すぎます。Nintendo Switchが発売された2017年の為替レートは1ドル110円くらい。だから北米での価格を299.99ドル、日本の価格を29980円(税別)に設定できました。それと比較すると、めちゃくちゃ高くなっちゃうんですよ。日本での価格が。

　ここで、これまでの任天堂の据え置きゲーム機の価格を確認しておきましょう。

ファミコン　14800円
スーパーファミコン　25000円
ニンテンドー64　25000円
ゲームキューブ　25000円
Wii　　　　　　　25000円　
Wii U　　　　　　25000円
Nintendo Switch　29980円

　税込み価格と税別価格が混在しているため、これは厳密な一覧とは呼べないものだったりしますが、任天堂の据え置きゲーム機が、長いこと25000円を基本線にした価格設定だったことがわかります。Nintendo Switchだけ、ちょっと高めですが、それでも30000円以内には収めています。

　これは日本市場において、任天堂は、つねに「親が子供に買い与えることに負担を感じない価格」といった価格設定を守ってきた、ということなんですね。

　最近は、全体的な物価そのものが上がっているので、もう少し高い値付けが可能かもしれませんが、それでも為替レートの結果として46000円(税込)になってしまうとなると、なかなか発売に踏み切れないんじゃないかなぁと、わたしは思っています。 Nintendo Switchの有機ELモデルが37980円（税込）ですから、一気に1万円前後の値上げになりますし。

　というわけで、結論です。

(1)Nintendo Switchの後継機は、いつ発売されてもおかしくない状態になっている。

(2)ただし、どのタイミングで発売されるは、わからない。そして発売日を決める重要な要因のひとつは、為替レートにある。

　以上が、2024年元日時点での、わたしの意見です。

　あらためて念を押しておきますが、これはわたしの「妄想」であり「たわごと」に過ぎませんので、すべてを信じたりしないでくださいね(笑)。

　でもまあ、発売時期を予測したいなら、業界筋のリーク情報をチェックするより、為替レートの変動を睨んでいた方が、より正確な予想ができそうな気がしている、そんな2024年の元日でございます。