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ヨーロッパひとり旅、バルセロナ「生きることと美しさ」

旅から帰ってきました。
ヨーロッパ17日間、6か国をめぐる旅。
1人きりで海外を旅するのははじめてで、生きて帰ってこられるのかと思うほどだったけれど本当にありがたいことに大きなトラブルなくエルサレムに帰ってくることができました。

いろんなものを見て、感じた。街並み、建物、緑、空気、植物、水、人。たくさん見て吸収するだけ吸収して。体にしみ込ませようと思い切り息を吸ったり、そんなことしなくても流れ込んできたりした。これでもかというほどにいろんな景色を見たのでお腹いっぱいです。またしばらく、エルサレムにちょこんと居座らせてもらいます。外からもらったら、つぎは自分の内から吐き出して発散する。じゃないとこれ以上なにも入ってこない。
そしたらまたしばらくして旅に出たいと思うのでしょう。

旅のはじまり、スペインのバルセロナ。
ガウディ―のサグラダ・ファミリアを完成前に見てみたいとなんだか強く思って行くことに決めた。なんでそんなに見てみたいと思ったのか不思議だったけど行ってみたらもう。呼ばれたとしか思えないほどの衝撃だった。

ガウディ―のカサ・ミラを見た時は、生活と芸術がぴったりと寄り添っていて(混ざっているという表現もありかもしれない)、ああ自分はこういうものが好きだと思ったし、圧倒されて心が震えて、エネルギーが湧いてきた。
サグラダ・ファミリアには5時間近くいた。サグラダファミリアの日本人彫刻家である外尾さんの「ガウディの伝言」を読みながら、こんな風に考えられて作られていたんだとフムフムしながら、ぼーっとただただファサードを眺めたり。建物を見て、こんなに心が動くだなんて。
建物の構造上弱くなってしまう部分は、装飾が補強の助けとなる。装飾と実用が持ちつ持たれつで、そんなの美しすぎてガウディ―ずるいだろと思ってしまった。かっこいい。とってもかっこいい。
生活と芸術。生きることと美しさ。わたしもこれがしたい。これというあやふやな言葉で乗り切っている今ですが。日本語としてもよくわからないけれど。
生きることと美しさを合わせらるような生き方をしたいと言ったらいいのかな。美しさって色々あると思うけれど。わたしは生活に寄り添う美しいものを作りたい。生活とともにある美しさを作りたい。それでいて、目の前にある美しさとともにありたい。美しさを作りたいといいつつ、もう目の前にあるということもわかってはいるのですが。作りたいです。めちゃくちゃな作為の、先にあるのか中にあるのかどこにあるのか知らない無作為に出会えたら。
自分の生活の中にある美しさ、目に見えるものと見えないものとともに生きていたいです。

ぐちゃぐちゃではあるんだけど、自分としてはちょっとすっきりしてきている。自分の暮らし方、生き方。
自分がどんなことにビビッとやられるかが、自分の思う暮らし方の大きな手掛かりになるな。

追記
読み返して考える。生活とともにある美しさとは。
具体的になら言えるかもしれない。けどそれはまた今度。

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