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私とタロットの方向性|追記:学びを怠らない

先日、偶然に読んだ記事であまりにも感動して書いてしまったこの記事。

感動しすぎて、大事なことがぽろぽろこぼれていたので、追記をしたいと思います。

この記事だけだと、たぶん「直観をもっと鍛えよう!」「タロットのキーワードじゃないものを感じても、正しいんだ!」みたいな誤解をさせてしまうかなと思いまして。


「すでに知っている」ものを「受け取る」のに、思考が邪魔だというお話は前回出ておりましたが、「受け取ったもの」を表現するのに、「知識・語彙・表現力」はこれ、絶対必要なんですね。

つまり、カードを深く学ぶには、「宗教、西洋文化、歴史、心理学、数秘、占星術もろもろ」とかもそうですが、「自分の心理状況、思考を的確に把握するすべ」と「ぼんやりしたイメージを、明確かつ偽りなく、しかも誰も傷つけることなく表現するすべ」なども身につけなければなりません。

カードリーディングは「深い意識状態」とつながった状態で「顕在的意識の外から」受け取り、それを「現実の世界」にかたちにしていく作業だ、というのが前回のお話の論旨です。

ですから当然、カードの意味は毎回変わりますが、「カードとして定義されている原型」からは外れません。

そのため、「カードの原型」をよく学んだり、そのイメージの引き出しを増やすのは、必要です。


ではなぜ「他の人の本を何冊も読み込んで、丸暗記していくこと」に違和感を感じたのかといえば、「それがカードの血肉になるならよいのですが、カードを他人の作った世界=檻に入れることがある」からだと思います。

自分の世界を広げるのではなく、他人の意識を持ってきて、「カードはこうだ」と思うのは、おそらく「本来の使い方ではない」だろうと、そういうわけです。

違いを感じていただけますでしょうか。

さらに、カードリーディングは、自分の世界とカードの世界がリンクしています。ですから、最終的にカードで何ができるとかというと、「自己投影」の力を借りたうえで、「自己成長」していくルートです。

カードはもう一人の自分ともいえる「鏡」です。(ただし、カードはあなた自身ではありませんし、カードだけでは成り立ちませんから、それを逆転させてはなりません)

カードの世界を広げるには、自分の世界を広げなくてはいけません。そして、深さ、高さ、奥行きも持たせていくことが出来るはずです。

つまり、直感だけでは補えないものがあるのです。


キーワードで読む、思考で読む、知識で読む、直感で読むのは、それぞれ用途も違います。ですから、一概にどれがどうというわけではありません。

またそれぞれで、必要な時に必要なように読まされたりもするでしょう。

ただカードをめくった最初に感じたイメージを、「やっぱりちがうな」と帳消ししてしまうのはおそらく正しくないだろう、と思っていたので、その悩みが解消された感動を、前回の記事でお伝えしたかったのでした。


カードは必ず必然的に表れています。

そのカードの伝える真実を、余すことなく受け取れたら、素敵だと思います。

どのような方法であれ、その真実にアプローチしていくこともまた精神活動であり学びを受け取る行為です。

どれだけ純粋にその学びに触れられるのか。

そのための土台づくりを怠るのは、もったいないですね。

精神性と言語力。そして語彙のための背景知識。

まだまだ未熟な自分ですから、頑張っていこうと思います。

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