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『手帖』と手“帳”(10)

『平岡手帖』のクラウドファンディング( https://camp-fire.jp/projects/view/747748 )が4月1日から始まりましたが、最終日の30日まで、毎日、【『手帖』と手“帳”】と題したコラムの連載(ごっこ)をしていきたいと思います。
前回投稿については、平岡の各種個人アカウント(Instagram/Facebook/X)やnote( https://note.com/nozomu_h )を、クラウドファンディング全体の詳細については下記、あるいは @hiraokatecho をご覧ください。

この“コラム”では、

①『手帖』について(特に、現在構想中の3月号を通して、いかに書いているのか)と、

②投稿日当日や前日のこと=私の実際の手“帳”(A5判のコクヨ製キャンパスダイアリー)に書き込まれた、『平岡手帖』4月号として綴られるはずの出来事

の二つを紹介していきたいと思います(特に4月号は、定期購読していただけた方へ初めてお届けする本になります)…

一応、『平岡手帖』は昨年の11月からずっと練習がてら書いており、『2023年10月号』『11月号』『12月』『1』『2』と何気に半年分になろうとしている。それなのに、“コツ”みたいなものがない、というよりコツをつかんだ頃には当月分が終わり、また翌月のはじめから書き始めるからその頃には忘れていて、数日かけて思い出していく…ということを繰り返しているが、今月は特にその戻りが遅い。イメージとしては、持っているカメラを右へ左へギュンギュン振っていくというものなのだが、ひとつのシーンに執着してしまうというか、ちゃんと書こうとしすぎていて、その気負いが文章を重くしている気がする。
言葉を尽くす、ということが最近の私の、文章に限らず、人と交流したり、何かをする上での座右の銘になりつつあるけれど、それは、対象に時間や思いを惜しみなく贈りたい(花束の心持ちで)ということであって、理論武装する、ちゃんと組みたたていく、みたいな方向ではなく、もっと気楽な感じで書いていきたい…と思いながら深呼吸してみる。
昨日は、ゆるゆるとではあるものの、3月29日のVOCA展二回目から13日のVOCA内覧会、そこから木下理子さんの、双子の月みたいな作品を経由して橋本聡さんの1円玉を見た3月1日へとまずつながった。そして、同日に見た「駅を耕す」という駅構内のウインドウギャラリーの展示を見る私の“のろさ”(対する、駅利用客の素早さ)を起点に、一気に31日の「遅四グランプリ」に続いて、今日は、ナミイタで28日に見た飯島剛哉さんの展示、そして手伝いに行った15日、4日…と進めていく予定だが、今日は人と会う約束もあり、どこまでいけるだろうか。

昨日も、夕方の散歩の心持ちで大久保へ行き、“てりやき”さんの写真とスライドショーを見たが、具象と抽象を行き来するような、軽やかで遊び心を感じさせる作風は、その前の日の“Y・N”さんの、遊歩するようなドローイングと近しいかもしれない。今日は“GAME82”さんの番らしい。(続く)

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【クラウドファンディングはじまります!】

本日から『平岡手帖』定期購読者を募る
クラウドファンディングを開催いたします!

詳細は「平岡手帖」アカウントプロフィールに記載のURLからご確認ください
@hiraokatecho

○『平岡手帖』
○場所:CAMPFIRE
○クラウドファンディング期間:2024年4月1日〜4月30日(予定)
○目標金額:170万円(定期購読者300人)
○企画:平岡手帖制作委員会、ハンマー出版、額縁工房片隅

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『平岡手帖』について。

1年のうち300日以上を美術に出会うために歩き回っている平岡希望さん。ここ数年は、毎年600カ所以上の展覧会に足を運び、その空間とそこにある作品1つ1つを熱心に鑑賞している。その動向はSNSでなんとなく目にしていた。最近では、かなり長い文章で美術との出会いを克明に記している。しかし、平岡さんの全貌は謎に包まれている。日々どんな生活をしていて、どんなふうに動いて、なにを考えているのか。そして、その美術への熱量はどこからくるのか。僕はずっと気になっていた。美術と出会うために、全てを注ぎ込んでいるような人。そんな人が、1人くらいこの世の中にいてもいんじゃないか。いや、いてもらいたい。そして、そんな生き方を応援したい。そんな思いを数人と話しているなかで、平岡さんの手帖を公開して、日々の美術との出会いを記録発信していく『平岡手帖』という企画は面白いんじゃないかという話になった。平岡さんに話してみると、ぜひやってみましょう、という事になった。展覧会とは、オーロラのようなものだ。その時その場所に行かないと出会えない。そして、その一瞬の会期が終わると風に吹かれた塵のように消え去ってしまう。そんな儚い展覧会というもののアーカイブとして、この「平岡手帖」が、もし5年、10年、続く事ができたならば、未来において日本の美術シーンを語るうえでの重要な資料になるのではないかと夢想する。そして、美術に出会うために自らの全てを注ぎ、歩き回っている1人の人間のドキュメンタリー・ノンフィクション小説として読むことも出来るだろう。平岡さんの1ヶ月を1冊の小説のような形にまとめて、それが1年間12冊、毎月送られてくる。今回のクラウドファンディングでは、そんな『平岡手帖』の定期購読をしてくれる人を募りたい。

この「平岡手帖」を定期購読するという事は、少し大げさかもしれないが、美術という1つ1つの小さな出来事を、1人の存在を通して美術史に小さく書き残していく、そんな事への協力になる。ぜひ、多くの方に平岡さんのそんな生き方を応援してもらいたい。

きっと今日も平岡さんは美術に出会うため歩き回っている。こんな人この世の中になかなかいないと思う。だからこそ。ぜひ『平岡手帖』の定期購読をしての応援、よろしくお願いいたします。

(平岡手帖制作委員会_佐塚真啓)

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