見出し画像

『手帖』と手“帳”(9)

『平岡手帖』のクラウドファンディング( https://camp-fire.jp/projects/view/747748 )が4月1日から始まりましたが、最終日の30日まで、毎日、【『手帖』と手“帳”】と題したコラムの連載(ごっこ)をしていきたいと思います。
前回投稿については、平岡の各種個人アカウント(Instagram/Facebook/X)やnote( https://note.com/nozomu_h )を、クラウドファンディング全体の詳細については下記、あるいは @hiraokatecho をご覧ください。

この“コラム”では、

①『手帖』について(特に、現在構想中の3月号を通して、いかに書いているのか)と、

②投稿日当日や前日のこと=私の実際の手“帳”(A5判のコクヨ製キャンパスダイアリー)に書き込まれた、『平岡手帖』4月号として綴られるはずの出来事

の二つを紹介していきたいと思います(特に4月号は、定期購読していただけた方へ初めてお届けする本になります)…

結局昨日今日は『手帖3月号』を書いていて、3月22・23日と、企画としても関わった石田高大さんの《6つのサイコロ》というパフォーマンスを見届けている間に鳴った鈴の音(外に建っていた、お地蔵様を祀った小さなお社からだった)を起点に、3月29日に渋谷スカイで見た、中﨑透さんの「Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜」へと繋いで、今日の午前中はずっとその29日のことを書いていてようやく次の日、「VOCA」展内覧会に行った13日へと移れそうだが、なかなか好調に進まない。しかし、逆に言えば好調な時の文章が面白いかもわからないので、都合としては良くないものの、進まないことが全て悪いわけでもないのかもしれない。

ここで郵便が届く。方々に送っていた見本の『手帖1月号』、その一冊が返ってきてしまった。どうやらペンネ―ム宛に送ってしまったからのようで、今更ながら、そんなことも知らなかった自分が恥ずかしい。

昨日は夕方ごろから大久保のcallboxへと向かって、駅から徒歩2分のはずが、百人町の交差点まで歩いても見つからない。そのまま、角の病院をぐるりと回って隣の道から、また駅の方へ向かうと、結局、そのふたつの道路を結ぶように走るビル共用部の通路、飲食店が軒を連ねるその一角にあったが、そうしてふらふらと歩いた道のりのような、遊歩するみたいなペンドローイングが3点並んでいて、これらは全て“Y・N”さんの作品だ。
今日は“てりやき”さん、明日は“GAME82”さん、明後日は“竹下脩三”さん…と14日日曜日まで毎日展示が変わるけれど、それらは全て中村悠一郎さんの変名で、作風も当然違うらしい。

とりあえず今日も行ってみたい。明日は、初めてお会いする方と、清澄白河~両国方面のギャラリーを巡ることになったけれど、その後で、大久保に向かいたいと思う。(続く)

―――――

【クラウドファンディングはじまります!】

本日から『平岡手帖』定期購読者を募る
クラウドファンディングを開催いたします!

詳細は「平岡手帖」アカウントプロフィールに記載のURLからご確認ください
@hiraokatecho

○『平岡手帖』
○場所:CAMPFIRE
○クラウドファンディング期間:2024年4月1日〜4月30日(予定)
○目標金額:170万円(定期購読者300人)
○企画:平岡手帖制作委員会、ハンマー出版、額縁工房片隅

―――――
『平岡手帖』について。

1年のうち300日以上を美術に出会うために歩き回っている平岡希望さん。ここ数年は、毎年600カ所以上の展覧会に足を運び、その空間とそこにある作品1つ1つを熱心に鑑賞している。その動向はSNSでなんとなく目にしていた。最近では、かなり長い文章で美術との出会いを克明に記している。しかし、平岡さんの全貌は謎に包まれている。日々どんな生活をしていて、どんなふうに動いて、なにを考えているのか。そして、その美術への熱量はどこからくるのか。僕はずっと気になっていた。美術と出会うために、全てを注ぎ込んでいるような人。そんな人が、1人くらいこの世の中にいてもいんじゃないか。いや、いてもらいたい。そして、そんな生き方を応援したい。そんな思いを数人と話しているなかで、平岡さんの手帖を公開して、日々の美術との出会いを記録発信していく『平岡手帖』という企画は面白いんじゃないかという話になった。平岡さんに話してみると、ぜひやってみましょう、という事になった。展覧会とは、オーロラのようなものだ。その時その場所に行かないと出会えない。そして、その一瞬の会期が終わると風に吹かれた塵のように消え去ってしまう。そんな儚い展覧会というもののアーカイブとして、この「平岡手帖」が、もし5年、10年、続く事ができたならば、未来において日本の美術シーンを語るうえでの重要な資料になるのではないかと夢想する。そして、美術に出会うために自らの全てを注ぎ、歩き回っている1人の人間のドキュメンタリー・ノンフィクション小説として読むことも出来るだろう。平岡さんの1ヶ月を1冊の小説のような形にまとめて、それが1年間12冊、毎月送られてくる。今回のクラウドファンディングでは、そんな『平岡手帖』の定期購読をしてくれる人を募りたい。

この「平岡手帖」を定期購読するという事は、少し大げさかもしれないが、美術という1つ1つの小さな出来事を、1人の存在を通して美術史に小さく書き残していく、そんな事への協力になる。ぜひ、多くの方に平岡さんのそんな生き方を応援してもらいたい。

きっと今日も平岡さんは美術に出会うため歩き回っている。こんな人この世の中になかなかいないと思う。だからこそ。ぜひ『平岡手帖』の定期購読をしての応援、よろしくお願いいたします。

(平岡手帖制作委員会_佐塚真啓)

#平岡手帖
#国立奥多摩美術館
#佐塚真啓
#ハンマー出版
#下山健太郎
#美術
#美術鑑賞
#美術館好きな人と繋がりたい
#アート
#アート好きな人と繋がりたい
#小説
#小説好き
#クラウドファンディング


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?