Nozomu Iino

moyau. Service Designer|HyperIsland MA Digi…

Nozomu Iino

moyau. Service Designer|HyperIsland MA Digital Management|Occasional Guitarist|日々勉強しています|半径5mからやさしい世界を

マガジン

  • Hyper Island体験記

    35歳にして海外のクリエイティブビジネススクール(大学院)にチャレンジすることになったので、自分の体験記をまとめます。 誰かの学び直しの背中を少しでも押せたら、という気持ちです。

最近の記事

SaaSにおけるCSの前提を疑ってみる

※この記事はXからの転載です いままでいくつかのSaaSの企業にいろいろなポジションで携わってきたわけですが、CSのポジションって特殊だなと常々感じています。 というのも、企業によって「CS」が意味する領域も異なるがゆえに、職種の定義がしにくいし、企業によっては明確な目標も置きにくいように見えます。ただ不思議と、どのSaaSの企業でもCSというポジションはあります。 とはいいつつも、一般的な役割たちはこんなんふむ。 上記の通り、企業によって領域と役割は異なるものの、CSと

    • 成長している本人は成長は感じにくいのかもという話

      ※この記事はXからの転載です。 「科学的根拠に基づく最高の勉強法」という本で、面白いことが書かれていた。「再読する」という学習方法の有効性については科学的な根拠はない、と。その理由として「流暢性の錯覚(幻想)」があげられている。 また、他の科学的根拠がない学習方法として、ノートの書き写し・サマリ、テキストへのハイライトなどもあげられている。これらは勉強した気にはなれるが、実際に効果は低いそうだ。(もちろんサマリやハイライトの技術にも寄るが) 一方、科学的な根拠がある学習方

      • 北欧クリエイティブビジネススクールで推薦された本たち

        Hyper Islandというスウェーデンのクリエイティブビジネススクールに通って、そろそろ8ヶ月。グループワークや、エッセイを書くなかでいろいろな学びがありましたが、多くのインプットができたことも、入学してよかったひとつのことです。 いままでの体験記は下記にまとめています。 モジュールは全てで6つから構成されており、それぞれのモジュールで推薦図書があります。全ての推薦図書を読む必要はありませんが、読んでおいた方が学びは深くなる、気がします。 「気がします」と書いたのは、

        • 結局Hyper Islandとは何なのか? 何を学べるのか?

          (おそらく)Hyper Island体験記も終盤の方になってきました。体験記まとめは下記に。 今回の記事では、7ヶ月ぐらいHyper Island Journeyを体験してみて、自分なりに理解してきたことを書きます。もしかしたら読者のなかには、僕がいま受講しているHyper IslandのMA Digital Managementコースを検討している人もいるかもしれないので、その人たちの何かになればいいな、と思いつつ。 "Digital"って入ってるけど、取り合えずそれは

        SaaSにおけるCSの前提を疑ってみる

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        • Hyper Island体験記
          15本

        記事

          スタートアップに途中参画するときに最大限気をつけていること

          副業などもやっていたし、なんだかんだフリーランスみたいな働き方を2年ぐらいしているので、一般的な人よりは『新しい会社に入る』という経験を僕は多くしています。半年以上働いたことがある会社はざっと10社ぐらい。細かいのをいれるともっとあるけれども。 一方で、僕は自分自身で創業メンバーとして事業や会社の立ち上げも3回しているので、新しいメンバーを受け入れる側の気持ちも理解しているつもりです。 そこで自分の経験をもとに、 途中参画するならこんな入り方がスムーズな気がする 受け

          スタートアップに途中参画するときに最大限気をつけていること

          Hyper Islandのモジュールも折り返し地点に。

          ビジネススクールの6つあるモジュールのうちの3つめが終わりました。こないだ入学したばかりだと思っていたのに、時が過ぎるのが速い・・・ いままでの体験記は下記にまとめています。 モジュールの3つめは、『Agile Making & Prototyping』というタイトルで、まあ内容はタイトルの通り、「アジャイル的にスピーディーにプロトタイピングして改善を繰り返そうね!(スーパー意訳)」って感じです。 他のモジュールは1ヶ月半ぐらいの期間でひとつのモジュールをやっていくので

          Hyper Islandのモジュールも折り返し地点に。

          書く気にならないなあってときにテンションがあがる本たち

          今年こそ、noteを書くぞ……。 と2024年の最初に思っていた人も多いはず。僕もそうです。 どうですか? 書けていますか? まあ、書けていない人もいると思うんですよね。 わかります。文章を書くのってなんかめんどくさいじゃないですか。 これを書いたところで誰が喜ぶんだっけ? 雑な文章を書いて、自分の文章力がないことバレないかな? 書いても結局読まれないしな…… とか書く前のメンタルブロックもあると思うのですけど、実はこれは「めんどくさいな」って思いが先にあって、そ

          書く気にならないなあってときにテンションがあがる本たち

          禁肉10ヶ月、禁酒5ヶ月して心身に起きた変化

          タイトルの通りです。 4月からペスカタリアンの生活をしていて、10ヶ月が経ちました。 上記の記事では、体調にそんなに変化がないと言ってましたが「あれ? これもしかしたら、肉食べてない影響なのかな?」と思うことがありました。 また、9月にビジネススクールに通い始めてから、禁酒をしています。忙しいときは毎日のように家で飲んでいたので、それなりにライフスタイルも変わり。肉を辞めたときよりも、生活に与えた変化は圧倒的に多いと感じています。 どっちの影響かわからないことも多いので

          禁肉10ヶ月、禁酒5ヶ月して心身に起きた変化

          大学受験の当日に、IQがあがる薬を飲んだ話

          Xのタイムラインにて、大学受験のトピックがちらちら見えるようになってきました。なんだか受験の季節って感じですね。 私の受験の思い出は、タイトルの通り。IQがあがる薬とやらを塾講師にもらって、当日摂取してのぞんだことです。 結果としてはちゃんと合格したので、その薬のせいかもしれないし、まあそうじゃないかもしれないんだけど、急に思い出したので書いてみます。 僕は当時、河合塾に通っていました。わりといい意味でネジが飛んでいる先生が多くて、どの授業もそれなりに楽しかったのを覚えて

          大学受験の当日に、IQがあがる薬を飲んだ話

          北欧クリエイティブスクールの2つめのモジュールdone

          スウェーデンのクリエイティブスクール、Hyper Islandの全6つのなかの2つ目のモジュールが終了しました。 (いままでのnoteは下記にまとまっています) 一連のモジュールは Humans or Customers Intelligent Machines Business Transformation and Innovation Agile Making and Prototyping Future Scenarios Leading Teams

          北欧クリエイティブスクールの2つめのモジュールdone

          「おひとり様ご来店です!」の意味と問題について考えてみる

          家族とショッピングモールの蕎麦屋でご飯を食べていて、気になったことがある。 お昼どきだったのでそれなりに店の回転も早く、新しい客も入ってくることが多かったのだが、そのたびに 「2名様ご来店です!」 「4名様ご来店です!」 などと、店員が元気よく店中に響き渡る声でアナウンスしていた。 まあ、深く考えていなかったのだけれど、あるとき 「おひとり様ご来店です!」 というアナウンス?掛け声?が3回連続で起きたことがあった。 そんなにこの店に1人で来店する人がいるんだなー、と思った

          「おひとり様ご来店です!」の意味と問題について考えてみる

          2023年、ちょっとだけ幸福度をあげてくれたものたち

          2023年、地味だけど買ってよかったもの。 IKEAの移動式ワゴン移動できるっていうのは正義。 大学院生になって、授業の推薦図書だったり、エッセイを書くための論文だったり、手元に置いておきたい資料がグーンと増えました。 ただ机の上にずっとおいておくと、見た目も良くないし。だからといって毎回本棚にしまったり収納するのも、効率的じゃない。 そんなこんなで迷っていたときに見つけたのがこれです。3段あるのでモノをそれなりにいれておける&そんなに大きくない&移動ができる&色合いも可

          2023年、ちょっとだけ幸福度をあげてくれたものたち

          2023年に読んだ110冊のなかから、個人的なベスト5をあげる

          気づけば2023年ももう終わり。 私は毎年50〜100冊ぐらいは本を読んでいるのですが、記録を見たところ今年は110冊ほどでした。大学院も始まって時間が減ったのにも関わらず、割と読んだなあと自分でも思っています。 上記のbooklogによる管理とは別に、本の感想や評価はNotionに残しており、自分の参考になったレベル(また読みたいレベル)に合わせて1〜5点で評価しています。 5:多くの参考・学びになる箇所があった。自分の生き方や仕事に影響を与える本で、また時間をとって読

          2023年に読んだ110冊のなかから、個人的なベスト5をあげる

          グリム童話「小人の靴屋」って結局おじいさんの店のサービスレベルが悪かっただけじゃない?

          2年ぐらい前。 娘が幼稚園のお遊戯会でグリム童話の「小人の靴屋」の芝居をやっていたことがあった。 私自身、親に子供のときに読んでもらったような記憶もあるし、おそらく絵本のなかでは有名な部類だとは思うが、内容については忘れていた。 子供たちの劇を見て「あー確かに、そんな話だったな」と思い出したのだけれど、 舞台はまずしい老人夫婦の靴屋 まずしいので靴の素材が足りず、1足分の材料しか残っていない 最後にその1足分の皮だけ用意して、明日完成させようと眠りについた 朝起きた

          グリム童話「小人の靴屋」って結局おじいさんの店のサービスレベルが悪かっただけじゃない?

          スウェーデンのビジネススクールの最初のモジュールが終わった

          9月から始まったビジネススクールの最初のモジュール課題に対してのフィードバックがやっと返ってきました。 (いままでのビジネススクールに記事は下記にまとめています) 結果としてはありがたいことにDistinctionの評価をいただき、まあよかったよかったという気持ちです。 ちなみに、Distinctionって何かっていうと ということです。Hyper Island自体はスウェーデンのビジネススクールですが、修士号のプログラムとして連携しているのはイギリスの大学院なため、課題

          スウェーデンのビジネススクールの最初のモジュールが終わった

          20代の学習と35歳の学び直し体験の比較

          前の記事に書いた通り、10年ぶりぐらいに論文を書いて、昨日無事に提出しました(単位はさすがにとれてるだろうけど、久しぶりのドキドキ感) こないだの記事を書いてからもいろいろと考えることがあって、小さなことではあるのですが、なんとなくまとめておいた方があとで思考の整理にいいんだろうな、ということでキーボードを叩いております。 大学生のときの自分自身の学びの経験と、今の学びの経験を比較して、当時よりも大きな学びを得られていると自信をもって言えます。 それらの要素を、自分なりに

          20代の学習と35歳の学び直し体験の比較