【こばなし】交通事故による昏睡状態から生還して人生が変わったアラフォー

抜粋


近所の喫煙所に半年前からアラフォーがやってきた。

職はオフィス清掃の仕事で引っ張りだこ。

彼。アラサーの時に交通事故で7日間の昏睡状態に陥って、そこから生還した。

それ以来、会計事務所で忙しく働くのが馬鹿らしくなった。それで、のんびり清掃の仕事という事らしい。

正に老荘生活という感じだ。

注)【老荘思想とは】老子と荘子の教えの総称で、今から2500年~2300年ほど前に生まれました。儒家の礼や徳を人為的なとして否定し、不自然で作為的な行いをせず、自然体でいること(無為自然)でこの世が治まるということを説いた思想です。
(https://liberal-arts-guide.com › daojia)

生きるもよし死ぬもよしと達観して脱力して生きている感じが最高だ。

病院で昏睡状態に陥っている時に夢を見たそうだ。それは、三途の川の彼岸で猫たちが井戸端会議をしていた。その仲間に入ろうとしたら追い払われた。

ちょうどその夢のくだりで目が覚め生き返ったとの事だ。

今の楽しみは、清掃の仕事に行く先々のオフィスの近くにある神社に寄って、そこにいる猫たちへの恩返しに餌やりをすることだとか。