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Petoi Bittle 入門 (2) - NyBoardへのスケッチのアップロード

「NyBoard」にスケッチをアップロードするまでの手順をまとめました。

・Arduino IDE 1.8.15
・NyBoard 1.0
・macOS 10.15.7

前回

1. Arduino IDEのインストール

「Arduino IDE」のインストールの手順は、次のとおりです。

(1) サイトから「Arduino IDE」のダウンロードして解凍。
(2) 「Arduino IDE」を起動。

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2. ライブラリマネージャからのライブラリのインストール

「NyBoard」で使う「Arduino」のライブラリをインストールします。

・Adafruit PWM Servo Driver
・IRremote (最新版ではなく2.6.1)
・QList (オプション)

(1) メニュー「スケッチ → ライブラリをインクルード → ライブラリを管理」を選択。

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(2) 「Adafruit PWM Servo Driver」を検索して、「インストール」ボタンを押す。
(3) 「IRremote」を検索して、バージョンで「2.6.1」を選択して、「インストールボタン」を押す。

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(4) 「QList」を検索して、インストールボタンを押す。

3. IRremote.hの編集

「IRremote.h」で未使用のデコーダーをコメントアウトします。これによって、フラッシュ領域を10%節約できます。

(1) 「Documents/Arduino/libraries/IRremote/src/IRremote.h」をエディタ開く。
(2)「DECODE_NEC」と「DECODE_HASH」のみ1、その他を0に設定。

#define DECODE_RC5           0
#define SEND_RC5             0

#define DECODE_RC6           0
#define SEND_RC6             0

#define DECODE_NEC           1
#define SEND_NEC             0

#define DECODE_SONY          0
#define SEND_SONY            0

...
リストの最後までゼロを指定
...

#define DECODE_HASH          1 // special decoder for all protocols

4. Zipからのライブラリのインストール

(1) 「jrowberg/i2cdevlib」リポジトリのZipファイルをダウンロードして解凍し、「i2cdevlib-master」を「i2cdevlib」に名前変更。

(2) 「Arduino IDE」のメニュー「スケッチ → ライブラリをインクルード → ZIP形式のライブラリをインストール」で、「i2cdevlib/Arduino/MPU6050/」を選択。
(3) 同様に、「i2cdevlib/Arduino/Arduino/I2Cdev/」を選択。

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5. NyBoardとMacの接続

(1) 「Arduino IDE」のメニュー「ツール → ボード → Arduino Uno」を選択。
(2) 「NyBoard」と「Mac」をUSBケーブルと「アップローダー」で接続。
この時、お腹の外部バッテリーは外しておきます。

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「アップローダー」には、「電源」「Tx」「Rx」の3つのLEDがあります。 接続直後、「Tx」「Rx」が1秒間点滅し、最初の通信を示してから暗くなります。電源LEDのみが点灯し続ける必要があります。

「Tx」「Rx」が点灯し続ける場合は、USB通信に問題があります。新しいポートは表示されません。「NyBoard」を外部電源に接続してなく、サーボが一度に動く場合、これは通常、コンピューターによる過電流保護が原因で発生します。

(3) 「Arduino IDE」のメニュー「ツール → ポート → dev/cu.wchusbserial-XXXXXX」を選択。
(マニュアルには「dev/cu.usbserial-XXXXXX」とあったけど、接続できなかったので)

6. NyBoardへのスケッチのアップロード

(1) 「PetoiCamp/OpenCat」リポジトリのZipファイルをダウンロードして解凍し、「OpenCat-main」を「OpenCat」に名前変更。

「OpenCat/ModuleTests」フォルダには、テストコード(testXXXX.ino)が含まれています。それらをアップロードすることで、特定のモジュールを個別にテストできます。

(2) 「Arduino IDE」のメニュー「ツール → シリアルモニタ」で「シリアルモニタ」を開き、「改行なし」「115200 bps」を設定。

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(3) 「Arduino IDE」のメニュー「ファイル → 開く」で「OpenCat/ModuleTests/testBuzzer/testBuzzer.ino」を選択し、「→」ボタンでスケッチを「NyBoard」にアップロード。
成功すると、チャキチャキした音楽が流れます。シリアルモニタには、デバッグ情報が表示されます。

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7. 参考

次回


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