ファジアーノ岡山(ホーム)対 柏レイソル 2019年7月31日 対戦プレビュー


ミッドウィーク水曜日の開催で両チームのスタメンがターンオーバーで大幅に変更される可能性もあるありますが、柏レイソルは過去の試合を見てもリーグ戦には主力を投入する方針のようで大幅なメンバー変更はないと考えます。

一方のファジアーノは、こちらもチャレンジャーでありターンオーバーの可能性は低いと考えます。


なお前回対戦ではファジアーノが、柏ホームでレイソルの開幕連勝をストップさせる金星をあげましたが、今回は代表で離脱していた23中村航輔やイエローカード累積で出場停止だった35ヒシャルジソンらが戻ってきており、前回対戦時のの柏レイソルとは全くの別チームとも言える。


要注意選手

35ヒシャルジソン

意表を付く様なスルーパスとか目を奪うような華麗なテクニックはないが、とにかく強い当たりでボールを奪取する守備の職人とも言える存在。自分のプレーエリアに入ってきたボールには必ず触るという選手で、とにかく中央の守備が強い。

ただその当たりの強さ故にファールを誘発し易くフリーキックを得られる事も多い。つまり上田の出番だ。

柏レイソル戦ではファジアーノがどの位置でフリーキックを得られるかに注目して観ておきたい。



予想フォーメーション



右SBの13小池慶太がベルギー二部リーグに移籍決定、左SH1の8瀬川祐輔も広島に移籍の噂が出ており、今日の出場がどうなるか微妙なところ。

特に小池は運動量豊富で9クリスティアーノとのコンビで右サイドに侵入してくる。

また右SBからの配給も上手く柏の攻撃を上手く組み立てていた。

そういう選手が代わる事になるので、誰をそこに配置するのかが注目になる。例えば攻撃力を重視して前節栃木SC戦でその位置で先発した25田中陸を使うのか、または仲間の突破力を警戒して27三原雅俊のような守備的選手を使うのか、或いはフォーメーション自体を変更してスリーバックにするのか注目される。


また瀬川にしてもスピードに秀でた選手でスペースに飛び込むのが上手い。こちらの移籍はまだ噂段階なので、今日に関しては影響はないと思われるが、ネルシーニョ監督は移籍が決まった選手は使わないとの噂もありどうなるか…。


柏レイソルは後ろの選手バックラインとボランチの選手の選考基準は、先ず守備力だと思われる程に守備力が高く、平均失点では0.67で山形と並びリーグ最少となっている。

そして何よりGKの23中村航輔。まさに守護神と呼ぶに相応しい存在で、ポジショニングも良く、また俊敏な動きで日本代表にも選出されている。


この厚い守備からカウンターで点を奪ったのが

前節の栃木SC戦 一点目


https://youtu.be/x0S4lS7KxVg



26オルンガ(この選手も前回対戦では居なかったのだが)は190cm強と背が高くリーチが長く、スピードがある選手。動画のようにバックラインの後ろ(キーパーの前)へのルーズボールを無理矢理回収して得点に繋げてくる。

そういう意味でファジアーノとしてはキーパーが飛び出したら必ずクリアする等のはっきりしたプレイを選択して隙のない守備を徹底して欲しい。

前節対戦したウタカ(のパワーを下げてリーチを長くしたイメージ)との経験をフィードバックできているかという対戦になる。


柏の攻撃の軸は9クリスティアーノ。テクニックが高く右サイドを中心に前線を自由に動き回る。SBの小池を従えてのプレーも驚異だが、独力でも何とかしてしまう。どうやって動きを封じるか、マークをどう受け渡すのか、課題は多い。

またプレイスキックも正確で、セットプレイも恐ろしい。コーナーキックをオルンガに合わせるパターンは鉄板。


他の攻撃的選手(瀬川、10江坂任)もまた他のJ2のチームに移れば核になれる選手。

オルンガ、クリスティアーノに注意を奪われると痛い目に遭う事になるだろう。

また22マテウスサヴィオ31ジュニオールサントスの両名も交代で出てきた場合は注意が必要。



現在6連勝中の柏レイソル。一方のファジアーノ岡山も4連勝中。

好調チーム同士の上位対戦であり注目点も多いのだが、真夏の夜の対戦ということもありコンディション的に途中で予期せぬエラーが出てくる可能性もある。

まさに監督の力を反映したチーム力の勝負になるだろう。

18:10追記

柏、連勝中だしスタメンそのまま。
廣木とクリスティアーノ、仲間と田中のマッチアップになるのか。

@j2referee: 【柏】
GK
23中村航輔
DF
25田中陸
15染谷悠太
2 鎌田次郎
4 古賀太陽
MF
9 クリスティアーノ
27三原雅俊
35ヒシャルジソン
18瀬川祐輔
FW
26オルンガ
10江坂任
(Sub)
1 桐畑和繁
3 田上大地
24宮本駿晃
38菊池大介
5 小林祐介
7 大谷秀和
22マテウス・サヴィオ

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