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【予算850億の元バイヤーが解説】手を抜くのが上手い人の7つの特徴

こんにちは野島です。
(私の記事は #NP企画  で検索できます)

大手ドラッグストアで10年化粧品バイヤー、1年半雑貨のカテゴリーマネージャーをしていました。辞める年は予算850億を管理していました。

今は化粧品メーカーでマーケティング本部のディレクターをやってます。

今回は手抜きが上手い人についてです。

いつも余裕な感じなのに仕事が早く要点をしっかり抑えている方と仕事を長時間やっているのになかなか終わらなくて精度が低い方がいます。

何が違うか?実は前者は手を抜くのが上手いんです。

手抜きというとイメージが悪いですが、必要最小限の力で最大の力を発揮するコスパの良い働き方を知っているという事です。つまりゴールに向けてやるべき事はきっちりやるけど、無駄な事、無駄な時間は 極力やめてしまうおう、という発想を持っているんです。

今回はそんな手抜きがうまい人の特徴を7つまとめました。

手抜きが上手い人の5つの特徴
①目標、ゴールが何かを確認しておく
②やる事に優先順位をつける
③それぞれの業務に締切を設定する
④人に任せる所は任せる
⑤70点でよしとする
⑥休みはしっかり休む
⑦自分が信頼されている事を理解している

①目標、ゴールを把握しておく  

最終どこを目指しているのか、何を求められているのか、まずはゴールの場所と 現在地からの距離感や重要度を計ります。

例えばマラソンの練習で同じ距離を走るのでも、最初に走るコースや距離を知らされずにただ合図があるまで走るのと、事前にコースと距離を聞かされた上で走るのではペース配分やストレスも全然違うはずです。

またその練習がただの練習なのか、大会の選手を決める練習なのかでもそれにかけるモチベーションが変わってくると思います。

②やる事に優先順位をつける

何をやるべきかを決める事で、何をやらなくてもいいか、何を省いてもいいかが見えてきます。 手を抜く事が決まれば逆にやるべき事に集中する事ができるため今やらなければ行けない事を効率的に進められます。

③それぞれの業務に締切を設定する

複数の案件を一緒に進めていく場合はそれぞれがいつまでに何をすべきかを明確にすることで仕事のペース配分を計算できます。 逆にいうと何もしない時間(気を抜く時間)を確保するためにどうすべきかを決めるとも言えます。

チームや複数の人と進めて行く場合は目的、優先順位、締め切りを共有して役割を決めておくとムダな確認作業が減ります。

④人に任せる所は任せる

自分にしか出来ない事、自分以外でも出来る事、自分より他の人がやった方が圧倒的に早くて成果が高い事などを判断して、自分にしか出来ない事以外は周りにに迷惑を掛けないように上手く人に任せる事ができます。

またお願いするときも、一々確認の無駄な作業が発生しないように、記入例をつけたり、目的、いつまでに何をして欲しいか等受け手もやりやすいようにします。また自分が時間をかけてもわからない事は見栄を張らずにためらわず周りに聞く事ができます。ただし相手の負担にならない事は気を遣っています。ギフ&ギブ&テイク位のバランスが良いと思います。

⑤70点でよしとする

ゴールさえわかっていれば締め切りまでに一旦70点を目指して進めて行きます。 多くの場合90点や100点を目指しても時間と出来高は比例しません。一旦70点で作って時間があまったら80点を目指すのか 70点でもよしとすれば良いか判断すれば良いという感じです。

例えば1時間で埃まみれの体育館の床を掃除して欲しいと頼まれた時に、

1、汚れがひどい所だけ重点的にやって残りは全体的にモップがけをしてある状態

2、全体の3割だけめちゃくちゃ丁寧に手拭きで掃除してあって残り7割は埃まみれの状態

ビジネスにおいてどっちがいい仕事をしたと言えるでしょうか?これは圧倒的に前者の方がいい仕事をしたと言えます。 時間内に終わってなければどんなに丁寧にやっても評価は低くなってしまいます。

この場合、手を抜くのが上手な人は

最初の5分で全体の汚れ状況を把握
次の40分でざっくり掃除
残り10分で汚れがひどい部分を重点的に掃除
残り5分で全体チェック

と仕上げをするという流れにすると思います。
間に合う事、全体的に終わっている事が重要です。

⑥休みはしっかり休む

休みはしっかり休んで気持ちをリフレッシュしています。自分の時間、家族の時間など仕事とは関係ない時間からいいアイデアが生まれたり 新しい人脈が出来たりする事もあります。仕事はしっかりやるけど休みは待ち遠しい位が丁度良いと思います。

⑦自分が信頼されている事を理解している

これを言ってしまっては元も子もないかもしれませんが、普段から仕事をきっちりやっている人と普段から仕事の精度が低い人では 同じ事をしても周りからの見え方が違ってきてしまいます。前者では許される事も後者がやると許されない事があるのは社会の常です。

手を抜くのが上手い人は普段の実績の積み重ねが自分の発言力を高めたり、周りからの信頼度を高める事を理解しています。 だから自分がその立場にある事を認識した上で上手に手を抜いています。

逆に言うと実績もなく信頼を得ていないと手を抜かない方が いいかもしれません。(恐らく上手く手を抜く術があったら既に信頼される実績を作っていると思います)

まとめ

一緒に働いていた中でこの人は効率良く働いているなと思って参考にしていた人の事を思い出して書いてみました。時間も労力も限りがあるので、メリハリのある働き方でより効率的に結果を出して行きましょう。

参考になったと思う方はフォローやいいねをよろしくお願いします。 また皆さんの記事やツイッター等でシェアして頂けるとありがたいです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

のじ

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