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ゲームが大好きな生徒と攻略サイトをつくる会社へ。新たな出会いにつなげる職場体験

D×Pスタッフリレーコラム:今回は井階です!

私は現在「公務員、大学院生、D×Pスタッフ」という三足のわらじを履いています。

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本業は名古屋市の中学校教員。現在は2年間の休業をし、大阪の大学院で教育哲学の研究をしています。そして公務員との「兼職兼業」という形でD×Pで働いているという、少し変わった肩書きです。

D×Pとの出会いは6年ほど前。

代表の今井と出会い、活動を知りました。その後、教育現場で子どもたちと向き合いながら「教育に大事なことってなんなんだろう?」という問いを探究する中で、「つながりって、ひとつの本質的なことかもしれないなぁ」と感じました。


そんな時にふと「そういえば、D×Pって社会関係資本の構築と言ってたな」と思い出しました。その後、教員をしながら、週末に京都でクレッシェンドに参加。子どものことを第一に考え、一人一人のあるがままを受け止め、そして真剣に向き合おうとするD×Pスタッフやコンポーザー仲間との出会いは、私にとってとても大きな出来事でした。

そしてD×Pが掲げている「否定せず関わる」を始めとした「大切にする姿勢」は、日々子どもたちと関わる上での指針になりました。

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最近、特に力を注いでいるのが職場体験の「ライブツアー」。

通信・定時制高校では就職を希望する生徒が多いのですが、一方で、先生とお話させていただくと「進路に向けて動きづらそう。」「いろんな業種を見る機会がない。」というような声を聞きます。


実際生徒たちと話をしても「なんも考えてへん」という子も少なくありません。大阪府内の学校でも、彼ら自身が「市内には出えへん」と言うように、大阪市の中心部にめったに行かない子もいます。「もう少し世界を広げてみてもいいんじゃないのかなぁ…」と感じるのも本音です。職場体験を通じて、進路を考えるきっかけをつくったり、まだ見ぬ世界と出会う機会を作れたらと思っています。

先日、ゲームが大好きな生徒が、ゲームの攻略サイトを作っている会社への職場体験に参加しました。彼は事前に渡した事前学習シートに質問をびっちり書き込み、当日は目を輝かせて話を聴き、質問していたことが印象的でした。その帰り道のこと「濃い時間だった、思った以上に奥が深かった」「この仕事を体験してみたい、プレイヤーとしてどんな情報がほしいかは僕なりに分かるから」と興奮冷めやらぬ様子でした。


今年は今まではクレッシェンド(D×Pの授業)単体だけの導入だった学校で、居場所事業が始まったり、ライブツアー(職場体験)を導入する学校が増えました。


「クレッシェンドで出会い、それっきり」だったものが、「クレッシェンドで出会い、いごこちかふぇで関係を深め、ライブツアーで新たな出会いにつなげるという「流れ」ができつつあります。


この流れをさらに加速させていけるよう、これからも全力を注いでいけたらと思っています。


 そうそう、職場体験「ライブツアー」を進める上で1つ大きな課題が…。それは「ツアー先の選択肢がとっても少ない」ということ!!(泣)

職場見学や体験をお願いできるのが現時点ではまだ10社ちょっとしかありません。ツアー先を増やしていくためにどんどん動いている最中ではありますが、この記事を読んでくださったみなさまの中でも「うちの職場でツアー受け入れてもいいよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただけたら嬉しいです!(現時点では関西圏でのツアー先を探しています)

井階 正純

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