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音楽業界も、Z世代とどう接していくのか。

音楽業界も、Z世代とどう接していくのか。

ここで乗れなかったら、日本という国が自国のアーティストにも相手にされなくなってしまうのかな。。

2年前に、僕が大好きなライブハウスを離れなければならなかった理由。

そして、今からでもしっかり考えなきゃいけないと思う、そんな話を。

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面白い人だなって思い始めてしばらく経つけど、同世代の佐々木紀彦さんが

『僕らの世代から大谷翔平は出ないと思う』

『だけど中田英寿は出る』

そんなことを言ってたのを思い出しまして。

僕ら40歳前後の人間から、世界の最前線に立つスターは生まれないけど、新しい時代を作るために飛び出して、身を犠牲にしてでも、次の世代のために道を作る人間は出るべきだ。

そう意味で発言してたと思う。

僕らY世代と、後に続くZ世代。

世界で活躍するスターをこの国から産むために、僕たちが次の世代に何をしなければならないのかが問われていると思う。

デジタルネイチャーであるZ世代はスマホ中心で、TVも、紙媒体も、紙幣や硬貨も、PCですら、あまり使ってなかったりピンとこない世代とされている。

スマホ1つが、生活の全てと言ってもいいほど、スマホ活用の幅は僕らの想像を超えている。

日本は少子高齢化かもしれないけど、世界ではZ世代10〜25歳の人口が多くなり、マーケットの中心になりつつあると聞く。

だから、ビジネスにおいてZ世代を無視することは死を意味するほど、軽視してはいけない時代に入ってきている。

そして、

BTSの台頭で世界を相手にせざるを得ない業界になったことは事実。

僕はずっと、世界各国の音楽チャートはほぼ構成が近いのに、日本だけ構成が異なるのを見ていて、どこか不安に思っていた。

これは音楽鎖国であると思う。

良いとか、悪いとかの話をするつもりはないし、どちらもある。

海外に攻めてないかと言えば、やってるアーティストだってもちろんいる。

だけど、海外を目指すのは日本で売れてからでしょ?

まずは日本で、その次は海外へ。なんなら日本を出なくても良いし、が普通。

イメージ先行だと思うけど、グローバルTOPアーティストってみんなアメリカ人でしょ?って思ってないかなと。

2021年Spotify再生ランキングの資料によると

1位バッド・バニー
プエルトリコ

2位テイラー・スイフト
アメリカ

3位BTS
韓国

4位ドレイク
カナダ

5位ジャスティン・ビーバー
カナダ

こんな感じです。

(引用したサイトが間違ってたらすみません。)

歌を始めた時、楽器を持った時、曲を書き始めた時、見ていた場所は、日本か、世界か。

Z世代は、後者であると思うし、そうであって欲しいと強く願います。

doul
https://youtu.be/lGpw9cTwQms

CVLTE
https://youtu.be/0l_zAHjBY7w

日本だけに媚びない音楽は少しずつ生まれ始めている。

きっと有力な若手には、大手が力を入れて、世界に、って考えてるに違いない。

大切なのは、彼らを世界に連れて行こうとしているマネジメントのY世代の僕らが、汗かいて泥臭くても、どうやって世界に通用する道を作ってあげられるかだと思っている。

僕は、2019年にインドネシアに行き、こんなにも日本のマイナーインディーズがyoutubeの力で世界的知名度を手に入れられることを知った。

インドネシアで活躍されている日本人シンガーソングライターの加藤ひろあきさんに会って聞いた言葉も忘れられない。

世界は遠くない。

だから、世界でも自分にニーズが生まれることを、日本のインディーズアーティストにも知ってほしいし、目指してほしい。

2年前、こんな思いが抑え切れず、僕に出来ることを、急がなくてはならなかった。

その後、コロナが来て、デジタル化が進み、エンタメ業界は圧倒的に厳しくなった。

1億人の分母を食い合うしかない日本。70億の可能性を狙う世界。

遅くともコロナが収束するタイミングまでに、思考を変え、動き出す準備をしなければならない。

最も重要なポジションは、ライブハウスマンだと、僕は思っています。

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