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失敗しても、長い時間軸でみると、良いことにかわっています

私の人生は、失敗の連続だったでしょうか。なかでも一番こたえた出来事は、結婚しようと約束し、両親にも会ってもらっていた女性との別れです。精神的ショックは長く続きました。それでも妻と巡り合い、二人の息子たちも成長し、私自身が若い日に思い描いていた理想の家族に近づいています。
もっとも、妻に言わせれば、「私の人生を奪った」と言っています。妻の理想と違うほうが、お互いに成長できると、私は、常に前向きに開き直っております。勿論、心のなかなのですが。。。

次なる失敗は、中学浪人、高校浪人でしょうか。高校浪人は、結構いますからたいしたことはありませんが、中学浪人は、全校でたった一人でしたから、強烈でした。それでも、なんとか浪人時代に努力したことで、今の自分が作られた、と思います。

さて、その次は、転職でしょうか。営業職から管理部門へ36才で転職しようというのですから、転職エージェントの担当者は呆れていました。ですが、その後、ソニー子会社の管理部門へ入社することができ、人生においてもっとも尊敬できる人と出会えました。また、ソニーの厳しい経営管理を実際に体験し、体得できましたから最高の企業人生をもらえました。仕事も誰よりもしましたが、本当にゆかいで楽しく、人生最高の瞬間だったでしょう。今でも、この時代があるから個人事業主でもやっていけているのだ、とつくづく感じています。

その他、家族などの病気もありましたが、良い先生(医者)と巡り会い、すべて克服することができました。今となっては、すべてが私の人生を良い循環にかえてくれるための儀式のようにも感じます。

今も良くないことに巡りあっていますが、おそらく良いことにかわっていくでしょう。理由は、やはりよき出会いがあるからです。これだけではありませんが、私にとっていろいろな失敗があることは、長い目でみれば、良くなる転換点のようでもあり、人生や自分の存在、あるいは人との出会い、という大切なことを教えてもらっているのだと思います。
今の良くないことは、来春、マガジンにする予定です。

それにしても、本当にいろいろなことがありました。そのときは大変なことでしたが、私は、元来楽天的なのでしょうか。失敗や悪いことを引きずることが少ない性格のようです。
人生には、その人なりの味があるのではないでしょうか。そのことを少し意識するだけで誰でも豊かな生き方ができるような気がします。それには、失敗をうまく乗り越えていく「解」は、案外、自分自身のなかにあるのではないか、と私は感じています。

それから多くの失敗をしてきたからでしょうか、今では、妻や息子たちから言われることに、素直に従える自分がいます。それも、とても心地よいことでしょうか。こちらも不思議な感覚なのです。

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