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いわあゆさんに学ぶ、ブレない軸と自分の居場所の見つけ方

Nサロン発にして初の事業「豚汁スタンド TONJIRU STAND」を立ち上げた、いわあゆさんインタビューの【後編】です。【前編】はこちら

【後編】では、Nサロンからパワーをもらっているといういわあゆさんが、自身の軸とありたい姿、コミュニティとの関係まで、赤裸々に語ってくださいました。

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多様なポジティブの集まり

きっしー:Nサロンって、独特の雰囲気はあったのかなと思うんですけど、その3ヶ月間の前と後で、まさかそんなポジティブなフィードバックもらえると予想してました?

いわあゆ:してなかったです。(笑)

コミュニティに入るって、得られるものだけを求める人にはマッチしないですよね。要は何かをしてくれるものだっていう受け身の人にはマッチしないんじゃないかな。

わたしも何かをしてくれよと最初から思わなかったから楽だったし、何かやりたいことがあるんだったら提案ができる、ポジティブな環境だなって思ってましたね。それを信じることで、先に進める、パワーをもらっているんです。

だからこそ、応援してくれる人たちに対して、成果として還元したい。「あいつやってくれたわ、応援してよかった」って思って欲しい。それは、Nサロン発じゃないと出来ないことだろうなって思ったんですよね。

きっしー:いわゆさんみたいに感じる人がたくさんいたってことですね。

ボクもいわあゆさんと同じような感覚で入ったんだけど、なんだろ、なんかよく分からないとこに来るヤツっていうフィルターがかかってるっていうか。
なんでそういうポジティブなフィードバック、というか自分を元気にしてくれるようなことくれるんでしょうね? Nサロンの人って。

いわあゆ:不思議ですね、ほんと不思議です。でも、Nサロンって、基本的にポジな人しかいない気がしますね。

きっしー:ポジティブ歩留まり率高い、ってなんでだろうね?
「Nサロンてどんなところですか」って聞かれるじゃないですか。どう説明したらいいと思います?

いわあゆ:どうですかね〜、多様なポジティブの集まりじゃないですか?

みんなが似てるかというと違うし、その違いを楽しめる人たち。「なんでそんな風に考えてんの? 変なの〜へ〜面白い!」みたいな。むしろそれをユニークに変えられるというか、それがいい空気なんじゃないかと思いますね。

きっしー:なるほどね。

いわあゆ:違って当たり前。バックグラウンドも普段の生活も違うし、むしろそれが当たり前になれば、なんていうか、距離感を保ちながら心地いい関係性を維持できるんじゃないか、と思います。

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人はなぜコミュニテイを求めるのか?

きっしー:違うことを受け入れてポジティブに楽しめるって、その通りだと思うんですけど、前に週末キッチンのパートナーさん(まさやんさん)が書かれてたnoteを読んで。「4thコミュニティ」って話なんですけど。

1stコミュニティが"家族"
2ndコミュニティが"友だち"
3rdコミュニティが"仕事仲間"
そして、4thコミュニティが"目的仲間"

<参考>
目的仲間が自分と社会を豊かにする ー さとなおさんが育てる「4thコミュニティ」http://workmill.jp/webzine/fourth01.html

この4thコミュニティってNサロンの人の関係とも、ちょっと違うと思うんですよね。

いわあゆ:そうですね、目的を共有してるかっていうと違うんですよね、目的がバラバラなんですよね。

きっしー:そうなんですよ。なんで一緒にやってるんですかね?
普通はほら、目的を共通項として持てば、ってなるけど。

いわあゆ:ちらほら見えるのは、新たな自分の居場所を見つけたいって、どこか心にある人たちは、少なからずいるんじゃないかな。

きっしー:なるほど。そもそもなんで居場所とか必要なんでしょうか?

いわあゆ:なんでしょうね。居場所が必要な理由・・・うーん。なんでしょうね。

きっしー:もっとメタ化して、概念的に言うと、「人はなぜコミュニテイを求めているのか」みたいなね。

いわあゆ:1人では生きられないっていうところはありますよね。
あとはあれだな、これはわたしの性格なんですけど、「あなたはコレしかできない」と言われることがすごいイヤなんですよ。

あまのじゃくなので「そんなことないわ!」 っていう。負けず嫌いなところもあるので、やれもしないことをやるって言っちゃうような。

自分の可能性を広げ続けられる自分でありたいというか、苦手なことにもチャレンジしたいと思うし。
そういうときに一つひとつの居場所で、違う顔のいわあゆでいるんですよ。

きっしー:ほー。仕事でも? プライベートでも?

いわあゆ:豚汁エバンジェリストのわたしもあるし、会社のわたしもあるし、カラダメンテキッチンでのわたしも、別のわたしとはまた違うし。
それぞれ顔が違うけど「わたしはわたしである」っていうところに変わりはなくって。いろんな自分でいられる場所をそれぞれに持っているってことかも。

きっしー:自分の中にある多面性を満たすためにそれぞれのコミュニティが必要ってことね。

神出鬼没のリベロ

きっしー:ちょっと戻りますけど、自分の中の軸っていうかね、結局「beの肩書き」はみえてきたの?

いわあゆ:見ます? 曼荼羅で書いてきたんですよ。

きっしー:曼荼羅?

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いわあゆ:コレが料理軸、これがパラレルワーカー軸、これが本業、これが家族ね。当然、仕事のわたしと家族のわたしってそれはみんな違うと思うんですよ。でも全て自分じゃないですか。
今は昔よりも小さな単位でたくさんある、それが今の社会なのかなって思っていて。

きっしー:「欲望のままに生きる舞台役者」って、欲望のままに生きたいってこと?

いわあゆ:そうです、やりたいことはとにかくやってみる。

きっしー:「神出鬼没のリベロ」でいたいってこと?

いわあゆ:そうです。例えばわたし、サービス開発部のプロデューサー、なんですよ、部署名は。
マーケティングダッシュボードのサービスをつくる部署なんですけど、全く別の仕事もひろうんですよ。面白そうだからちょっと一緒にやろうよ、みたいな。
部署のミッションでもわたしのミッションでもないけど、誰もやろうとする人がいない、でもやるべきだと思えば全然手を挙げるし、やるよっていう。
だから、いわさきさんあそこにも行ってるよね、ほんとは何の部署でしたっけ? って言われるんですよ。

きっしー:そういう存在でありたいんだよね?

いわあゆ:そう、黙っちゃいられない。せっかち、ちょっかいだしなんです。

きっしー:その反面でもないけど、家族の面で言えばまとめ役なんですよね?

いわあゆ:そうなんです、家族みんな自由過ぎて、我が道を進む人っていうか。ほっとくとバラバラになっちゃうので、家族の中でちょっと集まりません?ってやるんです。

きっしー:すごいな〜。そう言う意味で言うとこっちは利己的、こっちは利他的ですね。

いわあゆ:そうかも。無意識だったけど。

きっしー:料理作ったり、招きたくなるとか。
それはやっぱり、人に気がいってると思うんですよ。「自分が」ってことでもないじゃないですか。そこは両面あって面白いと思うんですよ。

「やりたいこと=求められていること」に

きっしー:一方で、クリエイティブとビジネスだったらわたしが成果出してあげようかなって思っちゃう……ちょっと、優等生的なところもあるんじゃないですか?
つまり「コレ正解だったら、わたし正解取りに行くわ」みたいなね。
自分がやりたいことより、人に求められているものを取りに行くことってある?

いわあゆ:なんかそれって裏表ですね。主従のバランスが崩壊するとあやしいところだなって思う。

「人に求められたことをやることが正義だ」っていうのが一つの原動力だと思うんですけど、ただ、一定ライン超えたときに「わたしなんでやってるんだ?」ってなりがちなんですよ。

だから「人に求められていること」が自分でも本当に「やりたいこと」というのがベストなバランスで。そうじゃないことはやらないと言うことも勇気だな、と思う。そこは無理せず、状況に応じてだと思っていて。

わたしの場合、最初は担がれた部分もあるけど、自分がいざ「Nサロン初の事業を立ち上げます」と宣言したからには「それはなんでやるの?」っていうのを仲間の協力を得ながら形作っていて。

「求められたからやること」と「自分がやりたいこと」がイコールであるか、自分が目指す道だと信じられるのか、試行錯誤して、確かめてるフェーズなんですよ。

きっしー:ほんとすごいっすよね。
自分でスパンスパンと物事が決められるというか、やらないことを決めるとか、ファスティングもやられてますよね。
思っても行動に移せない人が大半だと思うんですよ。
いわあゆさん、そこが人よりも決定力、意思決定力がある気がしました。その要因があるとしたらなんですか? せっかちだから?

いわあゆ:せっかちはすごくあると思います。根底からある性格、親の影響もあると思います。
本当はやっぱり……今勤めてる本業の会社が、いわゆる大企業病なんですよ。何回会議やっても物事が決まらないんですよ。そのストレスを発散しているかも(笑)。

きっしー:最後に、今Nサロンに入りたいって言う人がいたとして、「こういう人だったら楽しめるんじゃない?」って言うとしたら?

いわあゆ:なんだろ。「正解を自分で作れる人」かな。いい表現ではないかもしれないけど。
第三者、コミュニティとか他人に正解を求めない。わたしの正解を作ってよ、正解ちょうだいっていう人よりか、自分でクリエイトするっていう意思がある人。

きっしー:自分の中に持ってる人ね、全く同感です。そうじゃない人は入ってこないと思ってたけど。
まあでも、今後、第二期、第三期と進んでいくにつれて、ある程度決まったモノがあるとそうなっちゃうよね。
企業でも上場前と上場後でリクルートして入る人が違ってくるのと同じで。

いわあゆ:まさにそんな感じだけど、まだNサロン早いと思います。そんなフェーズではないかと。

きっしー:おっしゃる通り。それではこのあたりで。ありがとうございました。

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取材:2019年8月某日
企画:Nサロン編集室
写真・テキスト:Katy@KatyKeito
編集:yotsu@yotsumemo

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