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映画鑑賞『ぼくらのよあけ』

※ネタバレしかない

ショタァ……女性が少年役やるの好きなのと、ショタが好きなので冒頭の仲良し3人組が会話してるところにこにこして観てた。
主人公たちもモブもバチバチに目立つ色してないのに、昇降口でまだ主人公側だと視聴者側にはわからないほのかちゃんが、でもこいつはなんだか主要人物っぽいぞ……?と直感できてしまうの、すごく色使いが上手いんだろうなあと思った。

二月の黎明号を宇宙へ帰す以外にもいろんな要素がたくさんあって(ナナコに冷たいゆうま、銀くんの父の死、ゆうまとほのかちゃんの親の過去と転落事故からの関係性、離れて暮らすほのかちゃんの母、ハブられるほのかちゃん、ハブられるわこすけ、解体される団地)、詰め込みすぎて中途半端って感想を見かけたけどわたしはそんなに気にならなかった。人生、大体知らないままわからないままのことが多いから。
むかしは全部描きってない作品に腹が立ってたけど、時間が足りないわけじゃないのかもしれない。敢えて暴かなかったのかもしれない。多くの問題が『ぼくらのよあけ』のキャラクターのセンシティブな問題だったと思う。今回の物語の主軸は二月の黎明号を宇宙へ帰すことだから、この体験によって何か思うこと合ったり成長したり、それが他の問題にその後キャラクターたちが各々落とし込めてたらいいな。って祈るぜわたしは。

ほのかちゃんがしずかみてえな声だな、って思ったら、しずかにしか見えなくなってきた!令和のしずか……?そんな風に思うから、サントラの「Re-Ignite」って楽曲の始まりも「ドラえもんのうた」の始まりに聞こえてきた。

たすけて〜〜〜〜全然違うのに流れるたびドラちゃんがにぎやかに頭の中動き回ったよ。

ニャニャコかわいかった。終盤の方でニャニャコが「ナナコ、オートボットだからできないこといっぱいです」って困ったように笑ってて、うりゅ……。
ニャニャコ、オートボットじゃなくて人型だったら理想のメイドさんじゃんな。可愛い声で、ちょっと口うるさくて、仕事ができて、主のことを一番に考えてくれて……。

AIやロボットやアンドロイドと友だちになる話って、どうしていつも別れることになってしまうのでしょう。そろそろ違う話が観たいぜ。

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