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パラリンピック学校連携観戦プログラム

社会で起きていることに意見するような柄ではないが、子供を守れるのは大人しかいない。


首都圏医療崩壊の中で「パラリンピック学校連携観戦プログラム」が
橋本聖子会長と小池東京都知事の強い意志のもと進められています。

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パラリンピックの精神やパラスポーツ、パラアスリートに子供の頃から接して、共生、多様性について考える機会を持つことは尊く、非常に有意義なことだと思います。

しかし、それは平時で、子供たちの安全が確保されていてこそ。

今、首都圏は医療が崩壊している。医療従事者もかつてない状況に立ち向かっている。


子供たちが熱中症で倒れたら、そして同時に何人も倒れてしまった時に
病院が救急車を受け入れられない。そんなことが起きてしまう可能性が高いことは今の東京であれば容易に想像が出来てしまう。


帰宅してから家族内で感染を広げる可能性もあるコロナは恐ろしいが、熱中症はここ数年、救急搬送が年間6万人から10万人、死亡者数は年間1000人を超えていて無視できるレベルではない問題です。


安全の為ということで、当日観戦する小学生にPCR検査を受けさせることになっている。感染者がもし子供たちの中にいた時に、どういった対応を取るのか保護者に参加不参加が委ねられているにも関わらず説明されていない。


子供同士の中で誰が感染者であるのか、その場で全員に知られてしまうことは大人とは違うコミュニティ形成する子供にとって非常に問題ではないか。

小学校低学年が検査に必要な唾液を自分で集めて出すことは、ほとんどの子供にとって非常に困難であり、結果、大人が綿棒で鼻から採取ということになれば飛沫が大量に飛び交うことにもなる。


パラリンピックが素晴らしいものであることに変わりはないが平時ではない今、子供が、「感動」や「一生の思い出になる」という大人の勝手な思いやりの押し付け先となっている。


改めて考えて欲しい。今は、その時ではない。


パラリンピックが目指す「共生社会の実現」は
子供の健康や未来を蔑ろにして成り立つものではない。


自宅からの声援はパラアスリートに絶対に届く。


自宅応援


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