妻が母から女へと・・・⑧

リビングから差し込む朝日の眩しさと食器を洗うガチャガチャという音で私は眼が覚めました。

眼が覚めて昨日の妻と江崎の行為は夢だったのか・・・そう真剣に考える私でした。

「おはようっ」
いつの間にか妻が私の頭元に来て、寝ている私の耳元で明るくそう言いました。

眼を開けると私を見下ろす妻の表情はとても生き生きとして朝日に照らされてキラキラと光っているようでした。

「パパっ!自分で出したモノは自分で片付けてよね」と笑顔で皮肉ぽく私にそう言う妻はいつもの私の妻でした。

「え?自分で出したモノ?」そう答える私に妻はそっとキスをしてきました。

私の唇に口をつけたまま「パパでしょ。いっぱい廊下に出して・・・」
妻はそう言うと私の唇を激しく吸ってき、そのまま自分の手で大きくなった私のモノをトランクスから出し扱き始めました。

「凄かったな・・・昨日のまゆみは」私がそう言うと「やっぱり見てたんだ・・・」

以前と同じように自分からスエットも脱ぎ、履いていた薄い黄色のパンティも脱ぎ去り私の愚息を自分のモノへと導きました。
ヌルッとした感触が襲い温かい妻の感触が私の愚息から感じ取られました。

「江崎とはいつもああなのか?」
「うん・・・気持ちいいの・・・パパと違った感じ・・」
「俺より気持ちいいか?」
「・・・・うん・・・・」
「まゆみは正直なんだな・・・」
「パパとは全然違うの・・・今の私じゃないみたいになる・・・」

いつものようにそう言うと妻は私の肉棒を自分の腰を前後に動かして上天井に押し当てます。

「あぁぁ・・・コレがいい・・・」
「江崎より気持ちよくないだろ?」
「ううん・・・違うの・・・上手くいえないけど・・・」
「江崎も逝ったんだろ?」
「うん・・・逝ったよ・・・あぁぁぁん」

私の心臓が張り裂けそうに音をたてます。
聞いて見たいのは山々なのですが、聞くのが怖いような・・・しかし聞いてみたいような・・・
両方の思いが私に起こります。

「まゆみ・・・どこに?」

私の上で目を閉じて前後に腰を動かせていた妻の眼が開き私を見つめます。

妻は私の胸の上に倒れこんできて、私の耳にキスをしながら小さな声で言いました。

「中には出してないよ」

嬉しいような、残念なような・・・本当に自分でもよく解らない複雑な気持ちでした。

「パパ・・・中に頂戴・・・」

妻はそう言って激しく腰を動かせて来ました。

「本当に?」
「あぁぁぁ・・・いいの・・・コレ・・・」
「江崎の方がいいんだろ?」
「あぁ~~ん パパの意地悪ぅ~~」
「江崎のコブラが欲しいんだろ?」
「今は・・・あぁぁん 逝きそう・・・今は・・・パパのがいいの・・・」
「嘘付け!」
「嘘じゃない・・・あぁぁ逝くよぉ~~パパぁ~~」

妻を激しく私も突き上げ、妻が逝くのと同じくらいに私の愚息からも妻の淫壷へとドクドクと何度も痙攣を起こしながら放出しました。

「あぁぁ~~~コレがいいのぉ~~パパぁ~好きぃ~~」

つまはドクドクト痙攣する私の愚息を自分の淫壷で刺激し続けました。

妻は私にキスをして「パパ・・・嫌いにならないでね・・・」そう耳元で囁きました。

そんな妻を抱きしめることしかそのときの私には出来ませんでした。


江崎を我が家へ招待し、妻と江崎の行為を見た私と私に見られていることを知っていた妻は、不思議なくらいに以前のように燃え上がるほどではありませんでした。

数週間経っても妻から江崎と逢いたいと妻から言ってくることはありませんでした。

「江崎とは会ってないの?」
「うん。会ってないよ」
「会わないのか?」
「会って欲しいの?」
「会いたいとは思わないのか?」
「う~ん・・・思わないって言えば嘘になるかな」
「メールは来てるんだろ?」
「来てるよ」
「逢いたいなら会えばいいじゃないか」
「私ね、パパと結婚する前もそうだったと思うけど、会うたびにエッチするのってどうも嫌かな」
「あぁ、そうだったな。俺がホテルに行こうって誘うと嫌がってたなぁ」
「うん。私が嫌って言うとパパったら直ぐに不機嫌になったりするから」
「そうだったか?」
「そうだよ!急に不機嫌になってたんだよ」
「若かったからなぁ、したいんだよ若い頃は」
「江崎さんも同じなんだ・・・」
「同じ?」
「うん・・・メールでしたいってばかり言ってくる・・・」
「そうなんだ」
「うん・・・けど嫌なんだよ・・・そんなのが。私は映画見たり、一緒にショッピングしたり、食事したり・・・それだけでもって言うんだけど・・・」
「俺みたいに不機嫌になるんだ(笑)」
「正解!(笑)」
「じゃぁ江崎は終わりにすれば?」
「別に改まって終わりにすることもないと思うけど」
「まぁ~まゆみに任せるよ」
「うん」

妻は本当に江崎に恋してたのかもしれません。
妻と江崎の間にメールや電話でどのような会話があったのかは私にはわかりませんが、妻自信は本当に恋人同士の関係を望んでいたのでしょう。

妻とそんな話をした次の日の夜に、珍しく私が仕事から帰って家でくつろいでいるときに妻の携帯に江崎から電話がありました。

「もしもし」
「うん・・・大丈夫・・・」
「うん・・・いるよ・・・」
「え?・・・今から?」
「どうだろ・・・無理だと思うけど」
「うん・・・聞いてみる」
「うん・・・じゃぁ電話する」

普通の夫婦ではありえない夫がいる前で、恋人からの電話に受け答えする妻。
理解している私でさえも、その時は不思議な感覚でした。

今まではいつも私が仕事でいない時間に電話していたはずの妻と江崎が私が家に居る時間に電話で会話することは二人の間に何かがあったのでしょう。

「パパ?今から江崎さんと少し会ってきてもいいかな?」

私の座っている前に自分も改まって座りそう言いました。

「ん?どうかしたのか?」
「うん・・・今日ね・・・電話で喧嘩した・・・」

俯きながら少し言いにくそうに妻は私にそう言いました。

自分の妻から聞く言葉では決して無い、その言葉に私は強く嫉妬しました。

喧嘩をした・・・私でさへ妻と最近喧嘩なんてしていませんでしたし、妻のそのときの言い方が照れたような恥ずかしそうな、なんとも言えない雰囲気でした。

「どうして喧嘩したんだ?」
「・・・この間も言ったけど・・・したいってばかり言うから・・・」
「嫌って言えばいいじゃないか」
「言ったけど・・・」
「けど?」
「・・・欲しくって仕方がないから・・・嫌って言うんだろって・・・」
「え?江崎がそんなことを?」
「うん・・・だから怒って電話切ったの・・・」
「それで今はなんて言ってきたんだ?」
「謝りたいって・・・」
「そっか・・・・」
「うん・・・・」

私はきっと妻自身、江崎に言われた欲しいんだろって言葉が図星だったんだと思います。
だから妻は怒って電話を切ったのでしょう。

私はそれを確信するために妻を試してみました。

「それでまゆみはどうなんだ?行きたいのか?」
「・・・うん。突然電話を切ったから・・・私も謝りたい・・・」
「じゃぁ行けばいいんじゃない」

妻は江崎に行ける事を電話で告げ、少し化粧直しをして慌てたように出て行きました。

妻が江崎に会いに行った時点で妻は江崎のモノが欲しくなっているのか、それとも普段の妻であれば本当に謝りたいとの気持ちと恋する男に会いたいっての気持ちがあるからでしょう。

妻自信、江崎に言われたことが図星であればきっと今頃、江崎に抱かれているでしょう。

なかなか戻って来ない妻にいらいらしながら、部屋をウロウロする私でした。

12時を少し過ぎた頃、「ただいま」と少し元気なさそうに家に帰って来ました。

「どうだった?謝れたか?」
「・・・・・・・うん」
「仲直りできたんだ」
「・・・・・・・・」
「どうしたんだ?」
「・・・・・・・」
「何かあったのか?」
「・・・・・・・・」

何も答えない妻を見て私は自分でも信じられない程、身体が凍りつき身動きできないほどの感覚に襲われていました。

江崎と仲直りをする為に、江崎に呼び出されて出ていき、戻ってきた妻は私への問いかけに何も答えようとはしませんでした。

「まゆみ?江崎と何かあったのか?黙っていてもわからないよ」
「・・・・・・」
「また喧嘩でもしたのか?」

私は妻に本当に聞きたいことはそんなことではないとは解っていても、その答えを聞くのが怖くって口に出すことは出来ませんでした。

「まゆみが話したくないんだったら話さなくってもいいよ」
「・・・・・・・」
「今日はもう辞めておこう。話せるようになれば、また教えてくれればいいさ」

私がそう言って立ち上がろうとしたときに、妻が重い口を開きました。

「パパ・・・自分がよくわかんないの・・・」

私は妻の口から私が恐れている言葉を聞く勇気が無く、その場から逃げ出したい思いでした。

「いいよ、無理に話さなくっても」
「・・・パパには隠し事したくないから・・・」
「いいって!もうこの話は辞めよう」
「ダメだって・・・パパには聞いて欲しいの」

妻自身も私がその場から逃げようとしていることは解っていたようです。

「江崎さんとね、○○の駐車場で遭ったの・・・私の車の中でお話したのね」
「あぁ・・・そうなんだ」
「電話を切ったこと謝った・・・向こうも私に謝ってくれた・・・」
「うん」
「けど・・・」
「けど?」
「うん・・・謝ってくれたけど・・・私としたくなることを解って欲しいって・・・」
「・・・・」
「私はそれだけの関係は嫌だって言ったの・・・」
「うん・・・・」
「けどね・・・車の中で・・・抱きしめられて・・・」
「・・・・・」
「嫌だって言ったけど・・・」
「・・・・・」
「パパ・・・・ごめんなさい・・・」
「もういいよ。それ以上話さなくっても」
「パパが好きだけど・・・」
「いいって!もう!」
「自分でもわかんないよ・・・違う自分がいるみたい・・・」

涙を浮かべながらそう言う妻を見ていて私は聞きたくない本当の事を自分から聞きました。

「まゆみは江崎に抱かれたんだろ?」

そう妻に言った瞬間、心臓の鼓動が身体中を襲い、身体中が震えるようでした。

妻は何も言わずにただ、コクリと頷くだけでした。

妻のその頷く姿を見て、身体が凍りつきそうなくらい音をたてて硬直していくのがわかりました。

「パパと江崎さんとは比べられない程パパが大事なのは解ってるの・・・けど・・・けどね・・・キスされて・・・触られると・・・」
「もういいよ・・・それ以上は聞きたくない」
「ごめん・・・・」
「明日江崎に電話するよ」
「どうして?」
「まゆみは自分でコントロールできないんだろ?」
「・・・・・わかんないよ」
「江崎とはもう終わりにしないとまゆみは俺といられなくなる」
「・・・・・」
「いいよな?」
「・・・・うん」

何の興奮もありませんでした。

心にぽっかり穴が開いたような気持ちで、寂しさだけが残りました。

その日は妻と一緒に寝ることさへも出来ずに一人リビングにあるソファーで眠りに付こうとするのですが、なかなか寝れずに気が付くとほんのり外が明るくなってきたのを覚えています。

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